初の絵本『ビッグフェイスくん』を出版したDAIGOさんにインタビュー!


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ワニブックスから新刊を出版した

著者のみなさんに
どこよりも先に取材させていただく
取れたてインタビュー!
ここでしか聞けない

書籍の制作秘話をお伝えします。
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タレントのDAIGOさんが、鮮やかな黄色い表紙が目を惹く
『ビッグフェイスくん』を出版し絵本作家デビュー! 

「DAIGOが、なんで絵本なの!?」と、その意外性からも注目度は満点!
ご本人いわく「まじでKSK(けっさく)というこの絵本、なぜ挑戦したのか、どんな思いを込めたのか、お話を伺いました。

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『ビッグフェイスくん』は、ビックフェイス星から地球にやってきた大きな顔の男の子・ビッグフェイスくんが主人公ですよね。そもそも、なぜ絵本を作ろうと思ったのですか?

DAIGO「昨年の夜、突然、“ビッグヘッドくん”というキーワードがひらめいたんです。ビッグヘッド? 大きな頭? どんな男の子だろう? って発想がどんどん広がって、ノートに思いつくまま描いていったんです。表紙になっている絵なんて描き始めて4分……、いや、1分後ぐらいの絵で。それがそのまま表紙になるとは(笑)。ただ、あとで「あれ、これビッグヘッドくんじゃなくてビッグフェイスくんだよね?」って気づいて、書籍化するにあたって『ビッグフェイスくん』になりました」

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あの絵本のストーリーを、その夏の夜に一気に描いたのですか?

DAIGO 「そうです。どんどんストーリーと絵が浮かんだので、結末まで一気に描きました。こんなふうにノートにペンでがんがん描いていったんです。全部で10ページぐらいかな?」

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DAIGO 「ただ、結末は出版することが決まってから少し変えたんです。絵本の終わり方って、“結末は読者の想像に任せる”というのもたくさんあるけど、僕は、絵本も音楽と同じでエンターテインメントの一つだと思っているので、“人を楽しませる”ことを考えたとき、曖昧なまま終わらせないで、何かしら僕なりの結論をつけたかった。結果的に、すごくハッピーな結末に落ち着いて、『愛は、顔より大きい』というこの絵本のメッセージを強調できました」

昔から絵本を出版してみたい!という思いはありましたか?

DAIGO 「いえいえ、まったく考えていませんでした(笑)。最初は、自分の中にあるひらめきをとにかく形にしたかっただけだから。でも、勢いに任せて描いたものが、あとから読み返しても「けっこう面白いな」って、正直、自分の中でもちょっと自信があったんです。

そのあと、原画をテレビで放映できる機会があって、それを見た出版社の方から絵本のオファーをいただきました。本当に嬉しかったですね。僕の宝物がまた一つ増えました。

僕がDAIGOというタレントだから出版できたと思う人もいるかもしれないし、確かにラッキーだった部分はあると思っていますけど、テレビで紹介されたのは、絵本のさわりの部分だけ。その意味では、「続きが読みたい」「作品として魅力があるかも」と期待してもらえたからこそのオファーだったと思っています」

 『ビッグフェイスくん』の中で、特にお気に入りのシーンはどこですか?

DAIGO 「ビッグフェイスゆえにタクシーにも乗れない、大好きな子と手もつなげない、後ろの人の邪魔になるから映画館にも入れないとか、そういう具体的なシーンは、ポンポン思い浮かんだし、描いていて楽しかったところでもありますよね」

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表紙を開けたところには、“隠れビッグフェイス”くんが描かれているサプライズがありますよね! 

DAIGO “隠れビッグフェイスくん”は、単なるイラストカットじゃなくて、ビッグフェイスくんが宇宙旅行をしているときの話、この絵本が始まる前の話を描いているんです。エピソードゼロみたいな。こういうところにも僕のこだわりが詰まっていますね」

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『ビッグフェイスくん』を読むお子さんには、どんなメッセージを込めましたか?

DAIGO 「足が速いとか遅いとか、みんなができるのに自分だけできないとか、誰でも気に入らないこと、うまくいかないことってあると思うんです。でも、そういう本人がマイナスだと思っていることが他人もマイナスだと思っているとは限らなくて、むしろ、一つの個性として評価されていたり、そこが好きだと思われていることってあると思うんですね。「いろんな捉え方があるんだよ」っていうのが伝わったら嬉しいですね。

それから、「見た目よりも大事なのは中身だよ」っていうことも伝えたいです。まさに、表紙の帯に書いた「愛は、顔よりも大きい」というメッセージのまんま。どんなに見た目がおしゃれでカッコいいキッズも、心が優しいキッズにはかないません。親子で読んで、もし親御さんが、忘れていた何かを取り戻す感覚があったらそれもすごく嬉しいですね」

DAIGOさんが子どもの頃によく読んだ絵本はありますか?

DAIGO 「『ぐりとぐら』や『バーバパパ』シリーズはすごく好きでしたね。僕の絵本の記憶で一番印象に残っている場所は歯医者さんなんです。歯医者さんに行くたびに、自分の順番を待つ間、たくさん並んでいる絵本から好きなのを引っ張り出して読んでいました。だから『ビッグフェイスくん』も、歯医者さんに置かれる絵本になるのが目標ですね」

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『ビッグフェイスくん』は、『ハリーポッター』のようにシリーズ化されるのでは?
というウワサを聞きました! その可能性はありますか?

DAIGO ありますね! 『ビッグフェイスくん 魔法使いの旅』みたいな。ランボーシリーズみたいに『ビッグフェイスくん 怒りのアフガン』とかもいいかも(笑)。

僕は音楽活動は長いけど、絵本を描いたのは初めての経験です。音楽活動ではたくさんの曲を作ってきたから、その分、こだわりも出てきたし、メロディもけっこう掘ってきたけど、絵本というジャンルは、ほとんどまっさらな状態。だから、金鉱を掘り当てるかのごとく、まだまだアイデアはいくらでもあるし、ストーリーもポンポン浮かぶんです」

絵本作家として次回作、楽しみにしています。
ビッグフェイスくんは「LINEスタンプ」も発売されましたね!

DAIGO 「はい! ビッグフェイスくんが色んな形でみなさんに愛されると嬉しいなと思っています」

 

☆「LINEスタンプ」発売情報や『ビッグフェイスくん』の最新情報は、下記特設サイトでもお知らせします!
https://www.wani.co.jp/special/bigface-kun/

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DAIGOさん、ありがとうございました!

 

文/三浦たまみ

 

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さく・え