パンケーキ専門店APOCのクレオールスパイスミックス
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美味しいもの、美味しいお店、旅やお買いもの。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんが紹介する
暮らしを楽しくするヒント。
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パンケーキ専門店APOCのクレオールスパイスミックス
はじめまして。
今月からWANI BOOKOUTでWEBの連載を始めることになりました。
Instagram同様、食いしん坊らしく、美味しいもの、美味しいお店を中心に、旅やお買いものなど今、気になるものをご紹介していきたいと思います。ゆるーく続けていければと思っておりますのでどうぞのんびりとお付き合いくださいませ。
記念すべき第一回目は私のステディ的存在のお店について書いてみたいと思います。
そのお店というのは骨董通りの中ほどにあるAPOCというパンケーキ専門店。お昼を食べ損ねてしまった時、仕事が山積みで糖分補給して元気を出したい時、青山で美味しいおやつを食べながら打ち合わせをしたい時などにお世話になっているまさに駆け込み寺的存在。
パンケーキのお店は数あれど、女主人の大川雅子さんが心を込めて焼き上げるパンケーキの美味しさはまさに別格！
いつも注文しているのがパンケーキ2枚にホイップクリームとバター、それにカリカリベーコンを添えた一品です。軽く泡立てたホイップクリームにレモンを搾るのが雅子さんおすすめの食べ方。この食べ方を覚えてからは家でも真似するようになりました。そこにメープルシロップをたっぷりかけた焼き立てのパンケーキはふんわり優しくて軽くて、あっという間にお腹におさまってしまう。香ばしく焼かれたベーコンとの甘じょっぱい組み合わせも病みつきになる美味しさです。
帰りにはオリジナルのレシピで作られたパンケーキミックスを忘れずに購入。センスのいいパッケージに入っているので手土産にも最適です。メープルシロップや自家製のアップルバター、クランベリーのプレザーブなども一緒に差しあげるととても喜ばれるので私までうれしくなってしまう。
私が手土産でこだわっているのが、そこでしか買えない味。
デパートや支店がないこと。
手作りで大量生産していないこと。
もちろん自分でも大好きでリピートしているものばかりです。
というわけでAPOCは手土産の宝庫。パンケーキミックスの他にも、ソルトクッキーやチョコチップやクランベリーを合わせたオートミールのクッキー類、バナナブレッドやチョコレートケーキなどの焼き菓子も。雅子さんが作る焼き菓子はハンドメイドでいて、決して家では真似できない何度も作られてきたレシピならではの美味しさ。パティシエの作る繊細なフランス菓子も素敵ですが、シンプルで温かみがあって、ひとつまたひとつと手が出てしまう、食べ飽きない美味しさはくつろいだおやつの時間にぴったりです。
そんな手土産のラインナップに最近加わったのが、カリフォルニア、ウエストオークランドにあるソウルフードレストランの「ブラウンシュガーキッチン」のレシピで作られたクレオールスパイスミックス。
昨年出版された日本版のレシピ監修を雅子さんが担当されたことがきっかけで生まれたちょっとエキゾチックなスパイス。カイエンペッパーやブラックペッパーにゲランドの塩やパプリカ、クミン、セイジ、タイム、ローズマリーなどのハーブをミックスした黒人文化を背景に生まれた南部のクレオール料理にカリフォルニアの軽やかさをプラスした洗練された味わいのスパイスは何にかけても美味しい。
塩焼きにしたチキンや、ステーキ、ピラフや朝食の卵料理となんでもござれ。雅子さんのアドバイスにより、パンケーキやパウンドケーキなどにかけて甘じょっぱいスパイシーさを楽しむのもまた新鮮。しかも可愛いイラスト入りの缶もおしゃれと私の手土産の条件にぴったりです。
美味しいと思ったら、誰かと共有したくて仕方がない食いしん坊の性で（笑）、最近は手土産リストのナンバーワンに踊り出たクレオールスパイスミックス。
「なんでも合うから、西洋七味の感覚で気軽に使ってみて！」という言葉と一緒にせっせと布教活動に勤しんでいます。
APOC
http://www.sasser.ac/apoc/
『arikoの食卓』
『arikoの食卓 -もっと食べたい-』
