インスタ映え間違いなし! 料理の写真をアップするなら、“うつわ”にこだわりたい


先月、ひとり暮らしを始め、料理にハマったわたしは、Instagramに料理の写メをアップするようになりました。しかしある日、友人に指摘されたんです。「ご飯は美味しそうだけど、食器がビミョー」・・・・・・ガーン! せっかく頑張って作ったのに、食器が100均なせいで台無しとは! でも食器って、センスがないと選ぶのが難しい。この食器とこの食器は合うのか? この食器とこの料理は合うのか?

そんなお悩みを抱えている方にぜひ読んでいただきたいのが、『暮らしにうつわ』(ワニブックス)。陶芸家、ギャラリーオーナー、料理家など、プロフェッショナルたちのこだわりのうつわの数々を大公開! しかもうつわの写真だけでなく、うつわ選びのコツや、料理の盛りつけ方のコツまで掲載されているので、とっても実用的です。

本書の中でも、とくにわたしが「こんな素敵なうつわをインスタにアップしたら、300いいねくらいつきそう!」と感激したうつわをご紹介します。

太田哲三さんの小鉢

大阪で大人気の雑貨屋さん「カモシカ雑貨店」オーナー・西羅隆平さん、玲奈さんご夫妻は、「普通に使って、普通に洗える。毎日使えるうつわが好き」と話しています。うつわを知れば知るほど、その奥深さにのめり込んで、観賞用のうつわになってしまいそうですよね。でもカモシカ雑貨店のうつわは、とっても親しみやすいんです。

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そんなカモシカ雑貨店で、年間売上ナンバーワンの、使い勝手のいいうつわが「太田哲三さんの小鉢」。うつわによって、秞薬の青色に違いがあるので、自分好みの色を見つけることができます。小鉢だったら、食卓に取り入れやすいのも魅力だなと思いました。

 

杉本太郎さんの長皿

Instagramでも大人気のモデル・松本孝美さん。うつわ好きとしても知られ、古伊万里から作家もの、輸入ものまで幅広いうつわを集めています。Instagramを始めるようになって、丸いお皿ばかりだと面白くないということに気づいたとか。「四角の豆皿など、いろいろなカタチをとり入れるようにしたら食卓が楽しくなりました。また、高さも重要です。食卓全体に高低差があったほうがきれいに見えます」とのこと。

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撮影:松本孝美

本書では、松本さんが実際にInstagramにアップした写真が多数掲載されているので、盛りつけ方の参考にもなります。中でも素敵だなと思ったのが、コチラの長皿。こんなうつわに、こんな料理を盛りつけたら、インスタで大人気になっちゃいます!

 

小沼寛さんの脚付鉢

那須高原のオーガニックレストラン「アワーズダイニング」のオーナー・濱口正遠さん、淳子さんご夫妻は、和でも洋でも合う一器多用のうつわがお好み。「この料理をもりたいとイメージが多く浮かぶものほど、迷わず買います。長いつき合いになるので、しまう場所なども考えます」と、こだわりを熱弁。

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見てください、このうつわ! 一見、洋風のようでいて、桜を思わせる和の雰囲気もあり、まさに濱口さんご夫妻の趣向にぴったり。Instagrameにアップしたら、「どこで買ったの!?」と話題になること間違いなしです。

本書には、まだまだたくさんの魅力的なうつわが盛りだくさん。眺めるだけでも幸せな気分になれます。Instagramの参考にするもよし、料理の盛りつけ方を学ぶもよし、好きな作家さんを見つけるもよし。読めばきっと、うつわの世界に魅了されますよ。

 

(文=尾崎ムギ子)