クリスマスシーズン到来! ワンランク上の下着を身につけるということ


みなさんは普段、どんな下着を身につけていますか?
クリスマスシーズンを前に、ご自身の下着について振り返るために、下着のプロフェッショナルにお話しを聞いてみたいと思います。
今回お話を伺ったのは、人気ランジェリーブランド・NAO LINGERIEのデザイナー兼社長である栗原菜緒さん。
今年8月、『セブンルール』(関西テレビ)にも出演し、今注目を集めている女性起業家です。

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ランジェリーとの出会いについて教えてください。

「中学2年生のときに、母に連れられてデパートの下着売り場に行ったのが始まりです。中学時代、私の周りではガングロが流行ってたんですけど、私は私立の女子校に通っていて校則が厳しかったので、とてもじゃないけどガングロなんてできない。遊ぶ友だちはヤマンバばかりだったので、ヤマンバになれない自分、流行りについていけない自分にコンプレックスがありました。でも初めて下着を着けたとき、ダサいとか垢抜けないとか関係なく、キレイだなと思ったんです。それから、下着はすごいものだと思うようになりました」

ご自身でブランドを立ち上げようと思ったのはなぜですか。

「大学卒業後、アルバイトで外務省に勤めていたんですけど、23歳のときに辞めて、補整下着のフィッターを始めました。やっぱりランジェリーが好きだったので。営業成績は一番だったんですけど、『本当にお客さんのためになっているんだろうか?』という疑問を常に持っていて。セットで買うことをオススメはするんだけど、そこに自信が持てなかったんです。将来、自分が自信を持って売れるランジェリーブランドを作ろうと、23歳のときに決めました

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NAO LINGERIEの下着は国産にこだわっていますが、なぜですか。

「デザインはインポートものが好きなんです。子どもの頃から毎年、母とヨーロッパ旅行に行って、そこで見た海外の夢のあるデザインに憧れがありました。一方で、留学の経験から『私は日本人だ』という意識がすごくあって、一人の日本人として、日本のいいものに関わっていたいという思いもありました。日本の下着はまだまだ海外には浸透していないんですよ。『日本もいいものを作っているな』と思ってもらいたいので、日本のメーカーが作るレースやシルクを使って、縫製も日本で行っています

国産は値段も高くなりますよね。

「そうですね。ただ、本当に下着のよさを知っている方からは、『すごく安いね』と言っていただきます。もちろんビジネスとしては成り立たせないといけないんですけど、適正価格というのがあると思っていて。みなさんが買いやすく、うちもこれならなんとかやっていけるっていう、妥協点が今の価格帯かなと思います。他社さんから『これをこの価格でやられたら勝てないよね』と言っていただくくらい、そんなに高くはないんですよ。見た目においては国産というより、だれが見ても素敵だなと思うものにしようと心掛けています。パッと見て『欲しい!』というのは大事な欲求なので」


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