DAIGOさんの絵本第二弾『くまパンダものがたり』発売イベントに1200人が殺到! 喜びの声をインタビュー


DAIGOさんの絵本
『くまパンダものがたり』
ついに発売!

今年1月に発売されて好評だった絵本
『ビッグフェイスくん』に引き続き、
DAIGOさんが新作絵本を発表しました!

新作『くまパンダものがたり』のできばえは、ご本人も
KPKP(くまパンダカンペキ)!」
との太鼓判を押しています。

先日、発売にともない開催された握手会イベントには
1200人ものファンが集結。なぜDAIGOさんの絵本は
みんなを引きつけるのでしょうか。

その秘密を教えていただきました。

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「僕も転がりながら、
 しあわせになれた」

DAIGOさんの人生観が込められた
最高の一冊

『くまパンダものがたり』とは、
体のない「くまパンダ」が自身の
「からだ」を探しに行くストーリーです。
前作同様にユニークな設定ですが、
こちらも以前から考えていた企画なのですか?

DAIGO 「もう10年も前から温めてきたキャラが
今回の主人公、「くまパンダ」です。
前作同様にラクガキからヒントを得て絵本になりました。

僕は音楽はもちろんですけれども、
基本的に何かを生み出すこと、
クリエイティブなことが好きです。
歌詞を考えながらその紙の余白に
「くまパンダ」を描いたりして、ずっと温めてきました。

知らない人がこの絵本のことを聞くと、
上野動物園のパンダの赤ちゃん誕生の話題に
“乗った”と思われるかもしれません。
でも調べていただければわかるのですが、
もう何年も前から展開していたキャラなんですよ。」

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どうして「くまパンダ」は、
「顔」だけなのですか?

DAIGO 「それは僕が「くまパンダ」の体を
うまく描けなかったからです。画力の問題です(笑)。

何度か、からだを描くことに挑戦したのですが
しっくりこなくて。なので、顔しかないのなら「からだ」
を探すストーリーにしようと発想を切り替えてまして。
そこから物語を考えていきました。」

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では絵本を描くときは、ストーリーの終わりを決めずに描くのですか?

DAIGO 「ストーリーの終わりは決めていません。
僕は、絵を描きながらストーリーを考えるタイプです。
だから思い付いたままにまず描いてみて……。

たとえば、
「くまパンダ」にドラム缶のからだをくっつけてみたり、
ピラミッドとコラボしてみたり。
描いていると楽しくなって
どんどんアイデアが出てきましたね。

でも、絵本を描くときにはテーマ、
「伝えたいこと」がまずあります。
そのテーマは僕にとって大切なことであるから、
そこはブレないように描いています。
ページごとの見せ方は描きながら考えますが、
どうやったらメッセージが伝わるか、
そこは大事にしています。」

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今作のテーマはなんでしょう?

DAIGO 「それは
「NGU」、Never Give Upです。
どんなに大変なことがあっても続ける大切さ。
この本の帯には「しあわせは みつかるんだ」
と記していただきました。まさに、転がり続け、
逆境に負けずに模索し続けることで
「しあわせ」は見つかると僕は実感しているからです。
その大切さを物語に込めました。」

DAIGOさんにとって「逆境」に負けず
「転がり」続けたと思う体験はありますか?

DAIGO 「僕の祖父は元総理大臣で、
こういう特別な家庭に生まれたことに
コンプレックスを持っていました。
学校の担任の先生に、祖父の政策について
意見を言われたりしたこともあり、
子どものころは繊細でしたね。
「普通の家」に生まれたかったって。

でも、自分のなかで
この家に生まれたことを受け入れたとき、
前に進めた気がします。

バラエティ番組に出るきっかけは、
「元総理大臣の孫」として
クローズアップされたお陰ですから。
自分のなかで、
環境をうまく整理できない時期もありましたが、
今は本当に感謝しかありません。

それに音楽活動も同じです。
2003年にソロデビューできたのですが、
自分の力不足で結果が出せませんでした。
事務所やレコード会社など後ろ盾がいっさいなくなって。
そこでも僕は希望を持っていました。
だから自分でライブハウスに電話して、
自分で歌う場所を確保して。

今振り返るとその時期は苦労は多かったです。
でも「やり続けていたらいつかはどうにかなる」
という信念を持っていました。
その結果、再デビューして今は毎日仕事があることがしあわせです。

「くまパンダ」は、
初めに求めていたしあわせと違ったかもしれない、
でも転がり続けていたらしあわせになれた。
僕も転がっていたら、仕事や運命の人と出会え、
絵本まで出しましたから。
こういった僕の人生観が
この絵本には詰め込まれています。」

DAIGOさんにとってしあわせは何ですか?

DAIGO 「毎日しあわせですね。
仕事があること、運命の人と出会えたこと、
ライブでファンから声援をもらえること。

そして絵本を出して本当に良かったと思ったのは、
イベントでの子ども達の姿をみたときです。
モニターに絵本を映しだし、
子ども達の目の前で僕が絵本を朗読したんですね。
すると子ども達が僕そっちのけで、
絵本にすごい食いついて夢中になってくれて。
子ども達の熱中した顔を見られて、
本当にしあわせだなって思いました。」

この『くまパンダものがたり』も親子で楽しめる作品になっていますね。どのように読んでもらいたいですか?

DAIGO 「この物語は世代を問わず
楽しめるものだと思うので、ぜひ
お父さんお母さんは子どもに読み聞かせてほしいですね。
「パパとママはこうやって出会ったんだよ」
とか説明しながら。子どもっておもしろいですよね。

『ビッグフェイスくん』は、
たくさんのキッズが読んでくれて。
感想を聞くと、大人と着眼点がちがって
意外なところに反応するんですよね。
感想を読むのもまた楽しかったです。
絵を送ってくれたりするのもうれしかったですね。
子どもだけではなく、
もちろん大人もこの絵本を楽しめると思います。
「かわいい」「楽しい」
って思ってもらえればそれで十分です。」

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次回作もあるのでしょうか?

DAIGO 「それはまだわかりません。
でもウチの父は勝手に続編を考えてくれています。
「くまパンダ、海へ行く」とか
構想を考えているようです(笑)。
実際、続編は未定です。
でも絵本をつくる作業は、とても楽しい作業でした。
絵本は僕が描いているのですが、
チームで「かたち」に仕上げています。

このチームがとてもいい雰囲気で、
でき上がっていく過程が毎回本当に楽しくって。
その結果、この作品は「人生の思い出」
となるような一冊になったと思います。
本当にこの本を出させてくれて感謝です。」

 

DAIGOさん、ありがとうございました!

 

文/武藤徉子 

 

絶賛発売中!
『くまパンダものがたり』
DAIGO:さく・え

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こちらも好評発売中!
『ビッグフェイスくん』

DAIGO:さく・え

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