はじめての「東京モーターショー」

はじめての「東京モーターショー」


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これは、いろんなものを手放し、
身も心も身軽になったミニマリストが、
「やりたいこと」に挑戦していくお話。

ぼくは明日死んでしまうかもしれない。

だから「やりたいことはやった」
という手応えをいつも持っていたい。

いざ、心の思うままに。

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ぼくも、一緒にブログをやっている沼畑さんも元々車なんて興味がなくて、むしろ嫌いだったのに最近話す話題といえば、車のことばっかり!! もう、男子~!!

アラフォーでよかった。これが20歳とかだったら、その後一生車に捧げる人生だったかもしれんわと。沼畑さんと会ったときに「東京モーターショーいかない?」という突然のお誘い。ミニマリズムを推進してきた2人が東京モーターショーとか、ご乱心でしょうか?

そんなわけで沼畑さんの愛車デミオに乗ってやってきました湾岸にあるビッグサイト。まぁお台場とか、レインボーブリッジとかあるモダンな地域なんですわ!! ビッグサイト自体は何度も来ているのですが、さすが東京モーターショー、駐車場がどこも満杯。車好きが集まっているのだから、そりゃそうかも。かなり遠いところに停めて、臨時で出ているバスで到着。

ビッグサイトでも見たことのないような数の人!! 

Processed with Rookie Cam

中にはいってもこんなん。

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みんな~平日から、何やってる人たち?(慣れなれしく肩を組みながら)

それもそのはず。自動車産業で仕事する人口は500万人!!(ガソリンスタンドとかレンタカーとかいろいろ含めてね)。輸出金額は15兆円!!(全体の2割)というまさに日本の基幹産業なのであります!!

広大な敷地に、たくさんのメーカー。どこから見るか迷うところ。もう、片っ端から行っちゃえと。

ポルシェ911!!

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アウディのR8!!

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三菱 エクリプスクロス!!(どうやって展示したの?)

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など、超かっこいい車がたくさん並んでいました(小並感)

電気自動車がたくさん出品されていることで話題だった今回!!

日産のEVコンセプト IMx!! なんかよくわからんがすごくお金がかかってそうな展示!!

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かつてのワーゲンバスも電気自動車で。

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メルセデス・ベンツだって電気自動車よ。

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報道にはあんまり乗りませんが、ミニマリストとしてはこういうトランスフォームする商用車に注目!!

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軽トラのマルシェがあったり。

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救急車まであったり。

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見ようによっては、なんかアカンように見える写真が撮れたりもします。

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まぁ、人は多いけど確かに楽しい!! でもあれだから。ミニマリストを名乗ってきた以上、所有の最たるものである車に対してはいろいろな思いがあるから!!

まぁどこもかしこもピッカピカのキラッキラなんですわ。展示もめちゃくちゃお金がかかっている。そして擦り切れるぐらいにスタッフの人がよってたかってこまめに磨いている!! 

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ピッカピカのキラッキラにすれば、惹きつけれると思ってるんでしょ!!「あいつらは俺たちを……カラス扱いした!!」と流星街出身のような被害意識が芽生えてきます。

BMW Z4!!

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た、確かに、かっこいいよ。でもこれを買うために誇れない仕事をたくさんしたりするのは俺は嫌だね!!

ミニマリズムテーマのマツダブース。コンセプトカーの魁!!

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ほっほう……でもあれだから、ローンとか組んで、嫌な仕事を断れなくなるような状態はごめんだから!! UBERとかカーシェアリングとか今はいろいろあるんだから‼

なるほど、試乗もできると。タダなら乗ってやらなくもないんだからね!!

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なんか、まんざらでもない顔しとる~!!

 

バイクも展示されているんですが。

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偶然着てた革ジャンと無駄にマッチング~。

 

そして、自分でも知りたくなかったことに気づいてしまいました。モーターショーと言えば、コンパニオン。思えば「東京モーターショーいかない?」と誘われれたときから「き、きれいなおなごはいるだかな?」と心のどこかで思っていたのです。正直に告白して、途中から車よりコンパニオンさんを見ていたような気が致します。

それも写真を見返していても気づいたのです。この切り取り方。

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さりげなくかつ狡猾に女性をフレームの中に入れて撮っている!!!! 

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もう、車が切れててもそっちのけ!!

 

女性の写真はなぜか撮っていいことになっていまして、みなさんサービス精神もすばらしく、カメラを向けただけでにっこりしてくれるんですよ。

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(早口で)ちなみにイケメンもいます。QRコードを読み取って展示がさらにスマホで解説される仕組み。

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しかし、よく知らないおじさんたちに笑顔を振りまけるって、とんでもないスキルやな!!

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自分のなかのフェミニストが「女性を飾りものにしてる!!」とか、自分のなかの下駄を履いた番長が「わしは車を見に来たんたい!!」というのも聞こえてきます。

世間のなかでもそういう意見はあるのか、国産メーカーの衣装は総じて露出控えめでおとなしめ。

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自粛っぽいのが日本らしい……。でも、なんかもっとこう、あるだろう!! と思ってしまったのも事実。「昔の東京モーターショーはもっとおおらかだったよね〜」と初参加なのに古参ぶりたくなる!! 知らんけど!!

キラッキラ光る、最新装備の車たち。

スタイルがよくて、優しくて笑顔も素敵な美女たち。

いい車に乗って、いいオンナと付き合おうぜぇという80年代的な価値観は、もはや懐かしい。しかしここにはその残響音が鳴り響き、自分もそういう刺激にふれれば、呼び覚まされるものもあると気づく。よく考えたら今の家の近所には、おじいちゃんとおばあちゃんしか住んどらんしな!!

しかし見終わると、沼畑さんもぼくもヘトヘトに。歩き回ったということ以上に、人の熱気にふれたことで消耗した感じ。外はもう真っ暗。

湾岸から品川へ向けて車でドライブ。沼畑さんはこの地域にマンションを買ったことがある。開発が盛んで10数年前とは景色も相当変わっているそうだ。

立ち並ぶマンションを眺めながら、参加したイベントの余韻を楽しむ。冷やかしでも批判でもないが、ただの熱狂でも陶酔でもない。鼻の下を伸ばしたり、急に真面目になったり、鼻の下を伸ばしたり、そのどれもが自分にあると認めること。両義的な感情に白黒をつけないこと。複雑なものは複雑なまま受け止める。

そう、ぼくたちは大人になったのだ。

 

【東京モーターショーの見学ポイント】

・行くのは電車が吉

・撮影はマナーを守って

・めっちゃ疲れるので、しっかり休憩を

Written by sasaki fumio
sasaki fumio

編集者・中道ミニマリスト/1979年生まれ。香川県出身。出版社2社を経てワニブックス勤務後2016年退社。すべてを保存し何も捨てられない元マキシマリスト。2014年クリエイティブディレクターの沼畑直樹とともに、ミニマリズムについて記すサイト『ミニマル&イズム』を開設。初の著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(小社刊)は、2017年4月現在、世界13言語に翻訳されることが決定し、NYで講演会も開催。国内16万部を超えるベストセラーとなる。

»http://minimalism.jp/

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