【日本〇〇ブス図鑑】自分磨き科/美容アプリブス

【日本〇〇ブス図鑑】自分磨き科/美容アプリブス


累計25万部を突破した「オトナ女子シリーズ」のイラストレーター・つぼゆりさんの連載がスタート!ブスが美人に勝るもの、それは推しへの愛」をテーマに、自身のオタク道から導き出した、「好きをこじらせてしまう、ブスの熱量」をアツく語ります!

 

「私のパーソナルカラーってオレンジなんだよね」

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有能なブスは何を使ってキレイを磨くのか? それはもしかするとアプリかもしれません。美容アプリを巧みに使うブスは最短距離で一番有益な結果を得ることが出来ます。「この色どうかな?」と友達にきくより本当に自分に合う色をプロから教えてもらったほうが的確で効率的ですよね。彼氏の好みの私にならなきゃ!なんて想像をする機会もないので、人に合わせた自分の見せ方がないぶん、よりクリアに自分磨きができます。そしていまの時代プロの言葉を無料アプリで知れますから、頭脳派のブスは無駄な時間の節約が上手になっているのです。

そんな美容アプリにもヘアカタ、メイクシュミレーション、コーデアレンジなど色々ありますが、まずはヘアカタについてみていきましょう。

アプリ内容:ヘアスタイルをシュミレーションしてあなたの顔にあった髪型をみつける。

アプリを試した後の美容アプリブスの思考回路はこうです。

「色々似合う。私ってまだまだ可能性に満ちあふれているのね」

次にメイクの最新情報アプリ。

「春先の私のテーマはとイエローのワンポイントで決めるわ」

次にファッションのコーデアレンジ。

「Aラインのトレンチが流行?買うわ。サンキュー、アプリ!」

 

彼女にとって美容アプリとは執事なのです。

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日々忙しい自分をサポートしてくれる有能な執事。常に自分のそばにいてサポートしてくれます。流行をおさえるだけでなく、自分にあった情報を探してピックアップしてくれる万能さ。頭脳派のブスは「自分にあったもの」をアプリという執事によって瞬時に選んでもらうのです。

朝の起床では、睡眠が浅い時間に起こしてくれるアプリを。さながら優しいイケメン執事が耳元で「お嬢様、朝ですよ」とささやいてくれるよう。(ここから幻聴が入ります)

朝ご飯は500kcal以下を意識した美容メニューを。「お嬢様、最近お肌が荒れているようですからビタミンを多くとられてはいかがでしょう」。
その日のコーデで迷ったら「お嬢様、本日は夕方より非常に冷え込みますのでアウターはこちらがよろしいかと」。
いざ出勤しようと思えば「お嬢様!…お待ちください、今日は雨の可能性もあるようです。風邪を召されては大変ですから、傘をお持ちになってくださいませ」。
お風呂では「お嬢様、リラックスタイムにこの曲はいかがでしょう?副交感神経が活発になって疲れがとれやすいかと…」。
眠くなってくれば「さぁお嬢様、明日も早いのでしょう? 本日は午前から会議、副社長のお小言、後輩のサポート、本当に良く頑張られました。本日のお嬢様へのオススメのアロマはこちらになります。ゆっくりと眠りましょう…」。
執事は一睡もせず、彼女の睡眠の入り・深さ・寝言まで細かくチェックし、翌朝優しく教えてくれるのです。
「お嬢様、おはようございます。6時間44分59秒睡眠されていましたね」。

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美容アプリは「便利」という枠を超えて彼女の精神を支えています。

ブスは美容アプリを開き、癒しを感じながら自分専用の執事の声(幻想)をきいて満たされるのです。既に私たちよりも上層の世界を知っているブスなのかもしれません。

「お嬢様、新宿三丁目エリアではこちらのお店が女性お一人でも入りやすいですよ」。今日も美容アプリブスは食べログ執事の幻聴をきき、カウンター席でスンドゥブをすすりながら「わたしどんどん洗練されて綺麗になってるわぁ」としみじみ実感しているのです。

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Written by tsuboyuri
tsuboyuri

つぼゆり(大坪ゆり)九州・大分県出身。多摩美術大学 情報デザイン卒業。フリーランスのイラストレーターとしてイラストレポや毎日の1コマ漫画など日々ゆるく生存中。自身も2.5次元、K-POPヲタク。

»http://cargocollective.com/tsuboyuri/12977878

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