春のおかたづけ

春のおかたづけ


 

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季節ごとの小さな幸せ、家族と楽しむ年中行事。
杉浦さやかさんがスケッチする折々の暮らし。
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欧米では、春に大掃除をするのが一般的なのだとか。
その昔、石炭の暖房器具を使う冬が終わると、
すすを払い、家じゅうの掃除をしていた慣習が残っているそう。
春なら暖房器具や冬物をしまえるし、窓拭きなども快適にできそう。
私は“タイムリミット”感の強い年末の大掃除が好きですが、
年度が変わる前の3月は、家の中のものを見直すいい機会。
「引越しをするんだ」くらいの意気込みで、片付けに挑みます。
1~2時間早起きをして時間をあてたり、週末に一気に進めたり。
1週間を単位に、整理すべき場所を決めます。
第1週は子どものもの、2週はキッチンとリビング、3週は仕事部屋、4週は洋服。
いざ、おかたづけのはじまり~。 

 

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子どものものは収納場所を決めて、
それ以上は増やさないようにしたいところ。
お絵描きや折り紙の好きな娘の作品は、
毎日と言っていいほど増え続けていきます。
全部をとっておくのは無理なので、ある程度は心を鬼にして
そっと処分して……。
3月の誕生日が過ぎたら、前の年の厳選した作品をファイリング。
服やおもちゃ、絵本などは、きれいなものは人にどんどんあげちゃう。
誕生日でおもちゃが増えた分、手放す約束もしています。

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リビング、キッチン、仕事部屋の引き出しも全部出して点検。
不用品のまだ使えるものはダンボールに入れて、
「ご自由にお持ちください」と書いて家の前に出しておきます。
私自身もこの箱を外で見かけると素通りできないのですが、
一昼夜置いておけば、けっこう持っていってくれるもの。
仕事部屋で増えていく本は、
懇意の古本屋さんを見つけて、
ダンボールに溜まると買取に来てもらうことにしています。
一度一気に捨ててすっきりしたのが、昔の日記!
中学から30代までの20冊ほどを、全部捨ててしまったのです。
あとで後悔するかな……と心配したけど、そんなことはまったくなく。
執着しているつもりのものでも、手放すと案外すっきりするかも⁈

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最終週は、冬物をしまうタイミングで、クロゼットの整理。
季節ごとに押入れの衣装ケースと中身を入れ替えるので、
しっかり見直します。
いい加減フリマ生活から足を洗いたいのですが、
必ず不要なものが出てきてしまうのよね。

さぁ、すっきりさっぱり片付けの日々がおわったら、
さわやかな新しい生活がはじまります。

 

*連載はこれで最終回となります。ご愛読ありがとうございました。

Written by sugiura sayaka
sugiura sayaka

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。 独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『レンアイ滝修行』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おきにいりと暮らす ABC』(白泉社)など著書多数。最新刊は『マーマリング・トーク おしゃべりなつぶやき』(二見書房)。

»https://twitter.com/saa_aya

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