第14回 日本人夫婦が営む雑貨店が、アメリカで大人気!

第14回 日本人夫婦が営む雑貨店が、アメリカで大人気!


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オーガニック発祥の地、
LAでEMIKOさんが見つけた
食、子育て、ビューティ、暮らしのあれこれ

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ベニス・ビーチにAbbot KennyというLAで一番人の賑わう通りがあります。そこはハリウッドやビバリーヒルズとは違い、個人営業の個性的なお店が立ち並び、ビーチからも近いので海風を感じて、コーヒーを片手にショッピングしながらお散歩する、といういかにもLAらしい通りです。私自身もロスに引っ越してきた時からこの通りが一番好きでした。

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その通りで15年間、ローカルの人々に最も愛され続けてきたお店が『Toritoise』です。元IDEEでデザインとマネージメントをしていた日本人夫婦がロスに引っ越してオープンさせた、日本の雑貨やアートを集めた素晴らしいお店。その視点とミニマムだけど使い勝手が良くてなおかつ美しい日本のデザインは、LAだけでなくアメリカ中から根強いファンに支持されてきました。私も縁がありここで時々働くことになったのですが、スタッフもみんな仲が良く、アットホームな環境がとても居心地のいいお店です。

そのAbbot Kenny通りの代名詞とも言えるお店がこの度、少し離れたMar Vistaという私の住む街に引っ越してきました。プロダクトデザイナーでもあるオーナーがデザインした「Hasami Porcelain」を全種類揃え、日本でも人気の高い作家の安藤雅信さんや青木良太さん、アーティストの古賀充さんの作品を主に扱っています。日本から来た私の友人は、日本ではなかなか手に入らない安藤さんの作品をわざわざこのお店で買っていたほどです。
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オーナーの篠本夫婦
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店内はギャラリーのような雰囲気
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左の棚に「Hasami Porcelain」のシリーズが並ぶ。アメリカ中で大人気のシリーズ
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安藤雅信さんの作品たち。ミルクピッチャーは180ドル
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「Kaikad」もアメリカでこのお店が初めて紹介して人気に火がつきました。これは特注のコーヒーキャニスター、185ドル
一生ものなので友人へ結婚のお祝いに贈りました。

このお店で働き始めて私は日本の素晴らしさを再認識することができました。それまで日本雑貨のお店は昭和時代で止まった懐かしいお店が主流でしたが、『Tortoise』はメイド・イン・ジャパンの変わらない美しいもの、ずっと愛されてきた生活雑貨を中心にセレクトし、陶芸家や現代アーティストも紹介しています。日本の伝統、工芸の質の高さ、デザインの良さには同じ日本人としてプライドを感じます。そしていかに日本の文化が世界中の人々に愛されているかを知りました。このお店が原点となり、今アメリカ中で「Yanagi Sori」や鉄鍋、土鍋など日本の生活雑貨がブームになっています。その火はヨーロッパにも飛び、パリでもこのようなお店がちらほらでき始めました。多くのプロフェッショナルなバイヤーを刺激し続けています。

スペースの拡大と共にイベントも随時増やしていくそうです。“今”の日本とLAならではのコラボレーションがこれからも楽しみです。

私は5月から火、木に働いていることが多いので、ぜひこちらにいらした際には足を運んでみてください。

Tortoise
12705 Venice blvd
Los Angeles CA
90066

日、月休み
10am-5pm

Written by EMIKO
EMIKO

EMIKO HANAWA/1996年よりフランス語学留学のために渡仏。翌年、パリのモデルエージェンシーにスカウトされ、モデルデビュー。その後ドイツ人フォトグラファーと結婚、二児をもうける。2010年秋より、家族そろって米国ロサンゼルスに移住。現在は子供服とライフスタイルのコンセプトストア「nanamina」を立ち上げヨーロッパやニューヨーク、アジアにてグローバルにモデル、母、女性としての豊かなライフスタイルを提案。パリで学んだヨーロッパ薬膳とアメリカで流行中のスーパーフードを取り入れたメニューを提案する料理教室も人気を博すなど、各方面で活躍中。 Photo by Peter Augustin

»http://nanamina.com/

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