「私たちって、つきあってるよね?」問題

「私たちって、つきあってるよね?」問題


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ここは夜更けの隠れ家的カフェ
「イチルノノゾミ」。
今夜も普通の恋ができなくてジタバタしてる女が、恋愛マスターのサブカルママ「めだかちゃん」に助けを求めに来ました。
めだかちゃんは自分のことを“恋愛の救世主”だと言うのですが…
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プリント

0002

彼ができました?

KOYORI


 

 

「ちょっと、もうお店閉めんの?」

MEDAKAMAMA

 

 

 「ふざけんじゃないわよ、夜中の3時に来るなら、ブラジルの飲み屋に行きなさいよ」


「朝までやればいいじゃーん、どうせ待ってる男なんかいないんでしょ」

「あんたと一緒にしないで」
「いるもん」
「アニメキャラでしょ」
「違います。3次元です」
「3Dアニメとかいいから」
「実在しますから。もうデートしてますから。何回も」
「スマホのアプリで?」
「それって、イケメンと付き合える系のゲーム?」
「恋愛アプリでしょ?愛のイケメン王宮? 美形だらけの逆大奥、シーズン3?」
「何その具体的なやつ」
「いいところで課金なのよねえ…」
「……」

「男ができたんなら、こんな夜中に来なくていいじゃない」
「……まあね」
「やっちゃったのに、彼女にしてもらえないの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「饒舌な沈黙だこと」
「うるさい、いい感じだもん。ちゃんとデートしたもん。品川でイタリアン食べたし、その後飲みにも行ったし」
「その後ホテルに行ったのね」
「いいじゃん。行っても。彼、ちゃんと働いてるし、見た目もそこそこだし、話も面白いし、あっちも…」
「まあまあだったけど、久しぶりだったから、それでも満足したわけね」
「・・・・・・・・・・・・・」
「で、その男と付き合う事になったの?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「遊ばれたわね」
「おい!優しさっ!」
「別にいいじゃん。楽しかったんでしょー?」
「良くないわよ。だってこれだと、どういう関係かわかんないじゃん。告白もしてこないでヤルことはやってるって」
「セフレでしょ」
「言ったし!それ言ったし!」
「セフレでも出来たなら良かったじゃない。やんないと女性ホルモン枯渇するわよ。このままだとあんたの肌ヒアルロン酸が枯れてゴビ砂漠よ」
「・・・・・・・・・・・」
「恐竜が発掘されるわよ」
「・・・・・・・・・・」

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Written by yamadareiji
yamadareiji

山田玲司(やまだ・れいじ)/漫画家 1966年東京都生まれ。20歳で漫画家デビューし、恋愛のマニュアル化を風刺した『Bバージン』で一気にブレイク。近年は“モテ”の絶対理論を語った注目作『モテない女は罪である』を発表。大人の恋愛サイト「AM」で様々なケースの恋愛相談を受けるなど、「いったい男は何考えてんの?」の問いに答えられる稀有な存在となる。著名人との魂の対談漫画『絶望に効く薬』シリーズや、『非属の才能』(本屋大賞、中2賞受賞)といった新書でも知られる。「山田玲司のヤングサンデー」(ニコニコチャンネル)、「スーパースーパーブルーハーツ」(クラブサンデー)連載中。

»http://yamada-reiji.com/

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