
【後編】「ごめん、寝てた」は、信じていいのか?
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ここは夜更けの隠れ家的カフェ
「イチルノノゾミ」。
今夜も普通の恋ができなくてジタバタしてる女が、恋愛マスターのサブカルママ「めだかちゃん」に助けを求めに来ました。
めだかちゃんは自分のことを“恋愛の救世主”だと言うのですが…
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ネタモン、ゲットだぜ!
「はあ…」
「そんなに捨てられるのが嫌?」
「決めつけないでよ。もう。大丈夫だもん。でも、もしもって時はどうしたらいいのよ?」
「そんなもんシングル女とオカマ集めて”自爆祭り”すればいいだけよ」
「えーーー」
「失恋したら、ネタゲット!」
「……」
「武勇伝ゲット!」
「ポケモン……」
「そして”孫に自慢”」
「遠い未来過ぎる」
「おばあちゃんも昔はファンキーだったのよ、なんて」
「うん…いいかも」
恋はスーパーマリオ
「どっちにしても、付き合わないと別れることもできないのよね」
「う~ん」
「付き合わないと分からない、ドーテー処女とジジババにはない贅沢な時間よ」
「言い方ひどい」
「そして、傷つき、それでも生きてる私…」
「そうね」
「スーパーマリオみたいなもんよ」
「落ちて死んでも、もう1プレイね」
「最初にぶつかるキノコが”嫉妬”とかね」
「壁をぶち破ると無敵マリオに変身、とかね」
「地下に落ちたと思ったら、コインが一杯、とかね」
「いや~! もう何度も挑戦するしかないのね」
「落ちても死なないのがマリオ」
「そしてレベルアップ」
「そして次のステージ」
「よーし!待ってろクッパ!!!」
「最初のステージで泣いてるくせにwww」
「また草っ! はやすな!」