青梅の楽しみ

青梅の楽しみ


 

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季節ごとの小さな幸せ、家族と楽しむ年中行事。
杉浦さやかさんがスケッチする折々の暮らし。
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JUNE

 

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6月に入ると、八百屋さんに青梅が並びはじめます。
さぁ、待ってましたの梅シロップづくり。

3歳の娘も大好きで、去年はあっという間になくなってしまいました。
上手にお手伝いができるようになってきたので、今年は一緒に青梅のヘタを取って仕込みをしました。
梅シロップのおもしろいところは、人によって砂糖の種類やレシピが少しずつ違うところ。

私は一番シンプルな梅1キロ×氷砂糖1キロのみでしたが、今年はレモン入りのシロップも作ってみることに。
娘が梅干しやレモンなど、酸っぱいものが大好きなのです。
大した作業ではないけれど、きっちり拭いてカビないように。
朝晩とびんを振って、発酵しないように。
毎日娘も、「梅ジュース、まだ?」と待ちきれない様子。

002

さて、2週間後。
いよいよ梅を取り出す日です。

今年は梅の実を再利用するつもりだったので、ちょっと大仕事。
そう、今まではあまりにシワシワの実を見て、捨ててしまっていた私。
シワシワになりにくい、という情報を聞いて、はじめて青梅を凍らせてからびん詰めしてみました。
うん、確かに例年よりシワシワじゃないかも。

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ひとびんめのレモン入り梅シロップの梅は、レモンと一緒に煮てジャムにしました。
酸味が効いてて、夏の味!
ヨーグルトによく合います。

もうひとびんの梅は2/3をコンポートにして、1/3をそのまま刻んでパウンドケーキに入れて焼きました。
しっとり甘いケーキとすっぱい梅がいい塩梅!
今まで捨てちゃってたの、もったいなかったなぁ。

保育園から帰った娘と、梅シロップのお披露目会。
梅レモンジュース、すっごく美味しい!
レモンの香りがふわっと鼻をくすぐり、爽やかな口あたり。
全部これで作ってもよかったな。
来年もアレンジ梅シロップ、作ってみようっと。

 

004

 

Written by sugiura sayaka
sugiura sayaka

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。 独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』『おたのしみ歳時記』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『ニュー東京ホリデイ』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おやこデート』(白泉社)など著書多数。      Instagram https://www.instagram.com/sayaka_sugiura/?hl=ja     Twitter  https://twitter.com/saa_aya

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