編集者=キャッチャー理論!!
いい編集者ってどんな編集者? ってよく考えます。
ふと高校野球を見ていて、キャッチャーって編集者っぽい! と思ったんですよ。そしてピッチャーはもちろん著者の方です。
その心は……
・サインは出すけど、ピッチャーがうんと言わないと投げてくれない(意見は出し合うけど、決めるのは著者)
・ピッチャーが超豪速球(ものすごいアイデアや難解な文章)を投げてもキャッチャーが受けられないと意味ない。
・バッターのクセや弱点を読む(市況や、世の中の動きを感じ取って、著者にアドバイス)
・たまにピッチャーをマウンドまで励ましに行く(大丈夫、書けますよ、あなたなら!)
・主役はあくまでピッチャー。最後に三振取って勝利、ピッチャーをキャッチャーが抱き上げるシーン。逆だとなんか変!? でも勝利(増刷)は一緒に喜べます。
「“へんしゅうしゃ”って何する仕事?」ってよく言われることあると思うんです。確かにわかりにくい仕事ですよね。
今度からは堂々と答えようと思います。
「キャッチャーって知ってる?」と!
佐々木典士