10月 寒気がしたときの風邪予防に「ねぎとこしょうの豚汁飯」

10月 寒気がしたときの風邪予防に「ねぎとこしょうの豚汁飯」


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いつものごはんにのっけるだけ。
  季節のお悩みに合わせた一膳のごはんレシピ。
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すべての食べ物には効能があります。
いつもの食材を体調や気になる悩みに合わせて摂ることで、様々な不調に働きかけ、少しずつ、確実に、体の中から整えていくことができるのです。

朝晩冷えることが多くなってくる季節。
風邪をひいたかな?と思ったら、すぐに対処することが大切です。 

寒気がする、手足や首元が冷える、くしゃみや水っぽい鼻水が出る、節々が痛むなどの症状のある風邪は、熱々のスープ飯で、とにかく温めてあげましょう。
食べると、じんわり汗をかいたり鼻水が出たりします。
これは「汗」や「鼻水」を通じて、体の毒を外に出しているからなのです。

 

◆◆◆本日の一膳◆◆◆

10月 寒気がしたときの風邪予防に
ねぎとこしょうの豚汁飯

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【材料(1膳分)】
ごはん…茶碗1膳
豚バラ肉…50g
長ねぎ…1/3本
サラダ油…小さじ1
水…1カップ
味噌…大さじ1
こしょう…適量

【作り方】
1.豚肉は3cm幅に切り、長ねぎは1cm厚さの小口切りにする。
2.鍋にサラダ油を熱して豚肉を入れ、色が変わるまで炒める。長ねぎと水を加え、沸騰したら弱火にして5分煮て、味噌を溶き入れる。
3.茶碗にご飯をよそい、2をかけ、こしょうをたっぷり振る。

【おくすりMEMO】
長ねぎ : 体を温める・デトックス
こしょう : 体を温める

長ねぎは、体を温めて発汗を促すことで体の中から冷えを追い出して、鼻詰まりを改善し、喉の炎症をしずめます。
白い部分にも青い部分にも体を温める作用がありますが、白い部分の方が体を温める作用が強く、青い部分は汗や熱を発散させる働きがあります。
また、長ねぎを味噌と組み合わせることで、相乗効果で冷えが解消され、血液が体中に流れやすくなります。

長ねぎに含まれるアリシンという成分には、解熱・鎮痛作用があります。
また、アリシンは豚肉に含まれるビタミンB1と結びついてエネルギーを作り、吸収率を高め、疲労回復を促します。
アリシンは白い部分に多く、緑の部分には免疫力を高めるβカロテンがたっぷり含まれています。
風邪の予防には緑の部分を多めに、ひいてしまったら白い部分を取りましょう。

こしょうは体を温める力が強く、冷えによる胃痛、腹痛、下痢を改善します。
たっぷり振りかけてお召し上がりください。

 

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Written by otomo ikumi
otomo ikumi

大友 育美(おおとも・いくみ)/フードコーディネーター・国際中医薬膳師。高知県生まれ。自然食レストランで調理の仕事を経て、現在はフードコーディネーターとしてNHKをはじめとするTV、書籍、雑誌、web、広告などで幅広く活躍中。家にある食材で手早く作れる、体にやさしい料理が好評。国立北京中医薬大学日本校で国際中医薬膳師の資格を取得。著書に『おくすり味噌汁114』『おくすり常備菜』(ともに小社刊)。

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