大人のエレベーター力!!


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突然ですけど、会社ってエレベーターがあるじゃないですか。

ワニブックスにも6階までのエレベーターが、一基だけあるんですよ。

ワニブックスで働いている人は、いま70人以上いるんです!
その中には、仲がいいひともいれば、仕事上あまり関わりのない人もいます。だからエレベーターって、その70人が織りなす人間劇場なわけですよ。「ぼくらの2㎡戦争」なんですよ!

 

あまり関わりのない人や、入ったばかりの新人さんと乗り合わることもあります。
「誰だったっけこの人……。外部の人? でも見たことあるような気もするし、やっぱりワニブックスの人だよな えぇい、ままよ!! 喰らえ、たとえ外部の人だとしても使えるマジックワード!!

 

 

『……おつかれさまでーす』

とかね。

自分がエレベーターの階数を押す立場にもなることもあるじゃないですか。
そのとき、居合わせた人がワニブックスの人だとわかっていたとしてもですね……

「この人、何階の住人だっけ? ぐぬぬぬ、多少失礼にあたるかもしれないが仕方ない!!

燃え上がれ、俺の嫌われる勇気っ!!

 

『……何階でしたっけ?』

とかね。

 

幸運にも仲のいい人と乗り合わせたとしましょう。
でも、2階の人とか、3階の人とかもいるので、その階の到着まで時間がないわけですよ。
尻切れとんぼになってしまう、長い応酬が必要な話題ををふってしまうのも避けたいものです。

「今こそ見ろ、俺のスピードを!! 高速で叩き込んでやるッ、当たり障りのない天気の話を!!

 

『……台風来てるらしいですね』
『そうらしいですね〜、お疲れ様です〜』

 

こんな風に、ぼくらワニブックスで働くものは、一基のエレベーターを通して、成長したと言っても過言ではありません。エレベータ−を通して社交を学び、階段を使わずに、大人の階段を登ったのです。

 

そういえば、田中角栄は、
会ったことのある相手の名前を忘れたとき、

「君の名前はなんだっけ?」

と質問したそうです。

一見、とても失礼な気がしますよね。でも相手は普通に答えます。

「佐藤です」

 

それに対する田中角栄の返答。

 

「もちろん苗字はわかってるよ。下の名前はなんだっけ?」

 

相手を傷つけない、大人の社交術ですね。
こんな大人を目指しつつ、今日もエレベーターに乗り込みます。

 

「人生で大切なことは、すべてエレベーターから教わった」

 

ワニブックスの新書で、こんなタイトルの本が出たら……みんな読んでね!
きっと必読だよ!

 

佐々木典士