【冷え・コリ・むくみ・イライラに効く】人気整体師・永井峻先生が教える『自律神経が整うおなかのツボ回し』


自律神経のケアを専門とし、SNS総フォロワー12万人を超える人気整体師・永井峻先生。15年以上の整体歴を持ち、これまで14万人以上を治療・指導してこられました。現在も、整体院「楽ゆる整体」で、日々不調を抱える患者さんと向き合う傍ら、SNSで健康情報を発信されています。

そんな永井先生による新刊『からだめぐる おなかのツボ回し』より一部抜粋・編集し、「おなかのツボを回す」だけで自律神経が整う、今日からはじめられる不調ケアについて、前後編で解説します。

 

全身のめぐりを改善し、自律神経を整える「ツボ回し」

自律神経を整えたいなら「めぐりの土台」を整えることから――そんな、新しい自律神経ケアについて、前回の記事「【著者累計10万部突破!】キャンセル待ち1000人の整体師・永井峻先生による「自律神経を整えるための新しいセルフケア」とは?」で、くわしくご紹介しました。

今回の記事では、その具体的な方法「おなかのツボ回し」について解説します。
肩コリにはココを押す、眠れないときはココを押す……といったように、「押す健康法」として定着しているのがツボ押しです。
しかし、ツボを正しく押すのは意外と難しいもの。「この場所で本当に合っているのかな?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、「ツボ回し」です。これは、ぼく自身がずっと大切に使ってきたやり方で、ツボの上に指を当てて、ゆっくり円を描くように刺激する方法です。
ぐるぐるとツボを押し回すことで、はじめての人でも正しい場所にアプローチし、しっかり効かせることができます。

《指の形》
中指で押し回します。その際、圧力が安定するように、人差し指と薬指を中指にぴったりくっつけます。

《動かし方》
十円玉ぐらいの大きさの円を描くように、同じ強さでぐるぐる回します。回転方向は、左右どちらでもやりやすい方でOK。

《押し方・力加減・回数》
ツボに中指を当て、「硬さ」を感じる深さまで押し込み、その深さを保ったまま30回ぐるぐる回します。

《姿勢》
仰向けになり、膝を立てて行います。立ち姿勢や座り姿勢でもいいのですが、仰向けのほうが押しやすくなります。

 

背中・首・肩のコリ、胃の不調に効くツボ回し

「おなか」といっても広範囲。どのあたりでめぐりが滞っているのかは、抱えている不調によって異なります。
そこで、本記事では、『からだめぐる おなかのツボ回し』で紹介している不調別のツボから、コリや胃の不調に効くツボをご紹介します。

ツボの位置


❶へそから指2本分上、そこから左右に指2本分の場所。
❷へそから指4本分上、そこから左右に指1本分の場所。

やり方

1. ❶のツボに左右の手の中指を当て、抵抗を感じるぐらいの深さまで押し込み、円を描くように30 回転マッサージします。

2. ❷のツボも同様に行います。

このツボ回しでアプローチしているのは、小腸・すい臓・胃の3つ。

胃は食べ物を一時的に溜めつつ消化を始めます。小腸は分解された栄養を体内に吸収し、その際すい臓から分泌される消化酵素が、小腸での消化・吸収を助けてくれるのです。
これらが連携して消化・吸収ができます。

しかし調子が悪いと、胃痛や膨満感、吐き気など、わかりやすい不調だけでなく、メンタルにまで影響が。消化器系の不快感が脳に伝わると、不安や考え過ぎになる傾向があります。

 

あわせてやりたい! めぐりを加速させるストレッチ

ツボ回しだけでもめぐりはよくなります。でも、ツボ回しとともにストレッチをすると、めぐりはもっと早くよくなります。
なぜなら、ストレッチで筋肉が伸び縮みすると、筋肉のポンプ作用が動き出し、筋肉の中を通る血管やリンパ管に圧がかかるから。

おすすめは、ゆるく動きながら筋肉を伸び縮みさせる「動的ストレッチ」です。静かに、じーっと筋肉を伸ばし続ける「静的ストレッチ」とは違い、ゆっさゆっさと体を揺らすように行います。
そうすることで、おなかから流れ出した血液やリンパ液を、すばやく全身にめぐらせることができます。

前述のツボ回しを終えたら、次のストレッチを行ってみましょう。

首のストレッチ

《伸ばしたい筋肉》
ターゲットは胸鎖乳突筋とその周辺。側頭部と鎖骨をつなぎ、首の前側で頭の重さを支える筋肉。首を横に向けると浮き上がってきます。

やり方

1. 片側の鎖骨に両手を重ねて置きます。

2. 両手から鼻を遠くに離すように斜め上を見て、頭を後ろに倒します。首まわりを伸ばしてはゆるめるイメージで、ゆっさゆっさと頭を15回動かします。伸ばすタイミングで「ほっ、ほっ」と息を吐くこと。反対側も同様に行います。

背中のストレッチ

《伸ばしたい筋肉》
背中の下半分からわきの下にかけて大きく広がる広背筋。ここを中心に、背中全体を伸ばしましょう。脇腹あたりも伸びる感覚があります。

消化器系は東洋医学において、経絡と呼ばれる気血水の通り道を介してつながっています。
そのため、胃腸が弱い人は首や肩のコリやハリを感じやすく、逆に、首や肩のコリが強い人は、胃腸が弱っている可能性が高いともいえるのです。
そのため不調が強い人は、ぜひツボ回しと一緒にストレッチを実践していただければと思います。

やり方

1. あぐらをかき、頭の上で右の手首を左手でつかみます。椅子に座っても立ったままでもOK。

2. 左腕に頭をもたれさせるようにして、左の膝頭に向かって体を倒します。背中を伸ばしてはゆるめるイメージで、ゆっさゆっさと上体を15回動かします。伸ばすタイミングで「ほっ、ほっ」と息を吐くこと。反対側も同様に行います。

 

「ぼく自身も、自律神経失調症により治し方のわからない不調に悩んだ時期がありました。その改善のきっかけは『胃腸のケア』だった。そんな経験もあり、自律神経のバランスを整えるケアと内臓のケアを得意とする整体法で、2010年に独立しました」――永井先生はそう語ります。

永井先生が、ご自身の体をもって研究・開発された「おなかのツボ回し」。1日1分から始められる自律神経ケアで、たくさん動けて、ぐっすり眠れて、しっかり回復する体を手に入れませんか?

イラスト/中村知史

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からだめぐる おなかのツボ回し
著:永井峻

疲れやすい、体がこる、手足が冷える、むくみが取れない、眠れない、うつっぽい……自律神経の乱れには、《めぐり改善》が効く! 本書で紹介するのは、おなかのツボを押し回して体の中心から「気・血・水の3つのめぐり」を一気に改善する《新しい整体法》。東洋医学に基づいた、めぐりを底上げする食事法から邪気のセルフ浄化法まで、幅広く紹介。

永井峻(ながい・たかし)
楽ゆる整体&スクール代表。「楽ゆる健康ラボ」所長。

1982年、富山県生まれ。横浜国立大学卒業。
26歳で自律神経失調症になり、まともに眠れない半年間を過ごすが、後の師匠の整体で回復。整体師になってからも自律神経を専門とし、その回復の要として、内臓から体質改善をする施術やセルフケア指導に力を入れてきた。その中で、自律神経の回復はあらゆる不調改善に有効なものの、そのためには内臓と「めぐり」のケアが必須の鍵だと実感。それ以来、積み重ねてきた症例が、本書のもとになった。
これまで、スポーツ選手、医師などの専門家を含め、約14万件の施術、指導を実施。予約が1年先まで埋まり、キャンセル待ちが1000人を超えたため、自宅でできるセルフ整体の開発に注力している。「早い、かんたん、なのに効く!」をモットーとする楽ゆる式メソッドは「誰でもすぐ効果が出る!」と好評。
著書に『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(高橋書店)、『体の衰えを一括で清算できるすごい方法』(Gakken)などがある。
ブログ https://www.rakuyuru.jp
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