節分の夜

節分の夜


 

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季節ごとの小さな幸せ、家族と楽しむ年中行事。
杉浦さやかさんがスケッチする折々の暮らし。
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立春の前日が、節分。
旧暦では立春のころに新年を迎えていたので、昔でいうと節分は大晦日にあたるわけです。
新年に誓いを立てたものの、だいたいだらけてつまずいているころなので、
「ここからが新年のはじまり!」と仕切り直しをすることが多いのが、私の節分です。

0123_001娘が3歳目前になった去年からは、子どものための行事になりました。
その前の1歳の終わりにも、一応鬼のお面を作って豆まきをしたら、ものすごく怖がって怯えさせてしまったので、かわいい鬼のお面を、こっそりと前日に制作。

当日は近所のなかよし兄妹を招いて、わが家で節分パーティー。
メインディッシュは恵方巻きです。
人数分の巻き簾と酢めし、具をたくさん用意して、お好み手巻き寿司に挑戦!
巻くときは手伝うけど、基本的には好きにやらせたので大よろこび。
恵方巻きは吉方を向いて一本食べ切るまで、しゃべっちゃいけないルールだけど、2~6歳児には無理な相談。わーわー騒いで、おかわりを2本も3本もつくるほど巻き寿司を楽しみました。

0123_002一服したら、いよいよ豆まき。
「魔目」(鬼の目)めがけて豆をぶつけ、一年の邪気を祓います。
私がつくった女のコ鬼のお面をかぶった夫が登場すると、
お友達兄妹は果敢に豆をぶつけはじめたけれど、娘は半泣きで私に抱きついてきました。
一体これのどこが怖いのさ……?

豆をまき終わり、豆を歳の数だけ……では止まらず、かなり食べて、節分行事は終了。
今年も娘のために、ガーリー鬼の面づくりに励む母です。

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*次回は2月10日(金)更新予定です。

Written by sugiura sayaka
sugiura sayaka

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。 独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『レンアイ滝修行』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おきにいりと暮らす ABC』(白泉社)など著書多数。最新刊は『マーマリング・トーク おしゃべりなつぶやき』(二見書房)。

»https://twitter.com/saa_aya

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