
手づくりバレンタイン
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季節ごとの小さな幸せ、家族と楽しむ年中行事。
杉浦さやかさんがスケッチする折々の暮らし。
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子を産むまで、ほとんどお菓子を作ったことがなかった私。
学生時代のバレンタインに、1~2度クッキーを焼いたことがあるくらい。
少しずつできはじめたママ友たちが日常的にお菓子を作っていることに感銘を受け、
初挑戦してみたのが去年のバレンタイン。
いつも娘と遊んでくれる、近所のなかよし兄妹のJ くんに、ガトーショコラを作りました。
Jくんの母のAちゃんと娘たちと一緒に作ったのだけど、
彼女はお菓子づくりのベテランだから、とっても心強かった。
よくお菓子づくりが趣味の友人が「混ぜて焼くだけよ~」と言ってたけど、
その通り、想像よりずっと簡単にできて、「私にだって、きっとできる!」と自信をつけたのでした。
それから、たまにのことだけど、スコーンやパウンドケーキなど、焼き菓子をを作るようになりました。
自分で作ってみると、改めて砂糖や油の量に驚くもの。
白砂糖は避けたり、粉やバターは良いものを、と安心できるし、素朴でシンプルなお菓子は素人が作ってもそれなりに美味しくできる。
3歳の娘も材料をボールに入れたり、粉を混ぜたりするだけだけど、焼きあがったケーキを前に「わたしがつくったの!」と誇らしげ。
ジャムを炊くときもそうだけど(ジャムだけは作る)、オーブンからただようあまいにおいは、
お菓子づくりのこの上ないしあわせ。
さて、今年のバレンタイン。
J くん宛てに、ブラウニーを焼いてみました。
あっという間にできるうえ、手前味噌だけど……うーん、美味しい!
大好きなラッピングも楽しみつつ、プレゼントは完成したのでした。
バレンタインはもちろん、これからもお菓子づくりを楽しんでいきたいな。