草花を飾る

草花を飾る


   ——————————————————————————
季節ごとの小さな幸せ、家族と楽しむ年中行事。
杉浦さやかさんがスケッチする折々の暮らし。
 ——————————————————————————   

 

APRIL

0414_title

4月に入ると庭の植物がぐんぐん育ちはじめ、
さみしかった庭があっという間に緑でおおわれていきます。
冬の間も、わずかな庭の草花を切って部屋に飾っていたけれど、
これからはさらに、花の絶えないうれしい季節。

いただいた花やお店で買ってきたきれいな花もいいけど、
庭から切ってきた花をあちこちに飾るのが大好きです。
庭を持っていなかった時期も、
空き地など人様の敷地外の場所から雑草を少しもらっては、飾っていました。

0414_001
そんな素朴な草花を飾るには、ちょっとした小さなびんやグラスが一番。
キッチンには、草花をいける空き瓶専用の収納棚があるほど。
旅先で少し変わったジュース瓶などがあると、持ち帰らずにいられません。
草花を摘んだら、棚から容器をあれこれ出して、
どれが似合うかな? と組み合わせを考える。
この”自己流カジュアル生け花”の時間がとても楽しい。

0414_002 普段の花は庭から摘んだもので十分だけど、お花屋さんで買うのが、大きな枝もの。
枝ものは長持ちするし、部屋の主役になるほどの存在感があって、
ガラリと印象を華やかにしてくれます。
すぐ近所に昔ながらの生花店があって、そこを懇意にしています。
クリスマスやお正月、桃の節句など、シーズンものの花も決して高く値付けたりしない、
誠実でよいお店。
近所にいい花屋さんがあると、とっても心強い。

0414_003
今日も草取りついでに、かわいい雑草や草花が大漁。
緑と可憐な花を楽しむ春です。

 

*次回は5月12日(金)更新予定です。

Written by sugiura sayaka
sugiura sayaka

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。 独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『レンアイ滝修行』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おきにいりと暮らす ABC』(白泉社)など著書多数。最新刊は『マーマリング・トーク おしゃべりなつぶやき』(二見書房)。

»https://twitter.com/saa_aya

»この連載の記事を見る