ケンカする前より愛が深まる!? 恋人との正しいケンカの仕方、教えます

ケンカする前より愛が深まる!? 恋人との正しいケンカの仕方、教えます


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いつも恋愛でうまくいかないあなたへ。
その悩み、心理学で解決してみませんか?
臨床心理士である村松奈美さんが、
化学的根拠に基づき説く、新しい恋愛の話。
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不毛なケンカは
もう終わりにしよう

「ケンカするほど仲がいい」
なんて昔から言いますが、心理学の観点から見ても、それは一理あります。

だって、これってパートナーに気持ちがあるからこそ、そして「2人の関係をもっと良くしたい!」と思うからこそ、ケンカするんですもんね。

……でもこのケンカ、一歩やり方を間違えると、ゆくゆくは2人の関係を壊してしまうリスクもあります。

なぜかと言うと、いくらケンカしても、
「話し合いが成立しない」
「何も解決しない」
こんな風に2人が嫌な思いをするだけだとしたら、お互い、だんだん疲れてきて当然。

そうやって不毛なケンカを繰り返しているうちに、何年後かには
「どうせ何を言ったって効果ないし」
「もう、あきらめてるから」
と思うようになって、もう口もきかなくなってしまい……
ここまで来てしまうと、もうお互いへの愛情が消失してしまい、修復はとても難しくなってしまいます。

こんな最悪のパターンにならないためには、一体どうしたらいいんでしょうか?

……それは、「正しいケンカの仕方」を、2人が身につけることです。

つまり、ただの不毛なぶつかり合いにならず、むしろ2人の関係を深められるようなケンカができれば良いのです。

今日ははズバリ、その3つのポイントをお教えします!

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その1
話を脱線させないこと

悪いケンカにありがちなのが、話しているうちに、内容がどんどん脱線してしまうこと。

たとえば、「相手の何げない一言に、傷ついた」ということで始まったケンカが、

⇒「ていうか、この前もひどいことを言ったよね! …ブツブツブツブツ」

⇒「それに、しょっちゅう約束もドタキャンするし、いつも嫌な思いするのは私だよね! …ブツブツブツブツ」

⇒「そもそも、せっかく料理を作っても、何でありがとうの一言もないの!? …ブツブツブツブツ」

……などなど、話が無限大に広がっていくこと、よくありますよね(笑)?
それこそ、話の収集がつかなくなり、ケンカが泥沼化してしまう原因なのです。

ですから、まず自分自身が、話を脱線させないように気を付けましょう。

そして、もし相手の話が脱線したら、
「その話もしたいんだね。でも私も混乱しちゃうから、まずは最初の話から解決しない?」
と声をかけ、話を元に戻してくださいね。

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その2
ヒートアップしてきたら、
休憩を入れる

ケンカをしているうちに、お互い少しずつ感情的になってくるもの。
顔には怒りがあらわになり、声も大きくなったりして、それがエスカレートしていき……。

こんな風に感情的になると、人は思考能力が働かなくなってしまいます。

ケンカしてる最中に、あなたがどんなに正論を言おうが、話が全然、相手に通じなくなることってよくありませんか? 
こうなると、もう「話し合い」でも何でもなく、単なる“感情のぶつけ合い”や“意地の張り合い”になってしまいます。

そんな風に2人のやりとりが過熱してきたら、相手に、
「ちゃんと話したいから、休憩を入れようよ」
と提案し、
必ずクールダウンを入れましょう。

そして、とりあえずその場を離れて、散歩でもしましょう。
空や緑を見てぼーっとしたり、コンビニでアイスでも買って食べるのもいいと思いますよ。

そうやって少し、穏やかな気持ちになった時なら、
「ゴメンね。自分にも、悪い所はあったかも」
なんて大人な言葉を、かけてあげられるかも知れませんよね。

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その3
NGワードは「でも」

ところで、相手が不満を言ってきた時、あなたはどんな言葉で返していますか?
ちょっと思い出してみてください。

ケンカが悪い方向に流れてしまうのが、「でも」で返すパターン。

でも、あなたが先にそう言い出したんじゃない」
でも、私にだって立場があるんだから」
でも、いつも約束を守らないのは、あなたの方でしょ」

そう言われた相手は、次にどう返すか分かりますか……?
必ず「でも……」で返してきます(泣)。

しかし、「でも」で返されると、相手は話をちゃんと聞いてもらった気がしません。
自分を理解してもらえた感じにならないのです。
だから、心に不満が残ります。
その結果、とにかく伝わるまで言い続けようとして、むきになってしまいます。

ですから、「でも」でつなげる会話はNG。
その代わり、
「ちゃんと話を聞いているよ」
「あなたの気持ちは、理解しているよ」
……と、共感していることを言葉にしましょう(言いたいことがあっても、ここはぐっと我慢!)。

たとえば、
「嫌な気持ちだったんだね」
「そっか、今まで我慢してたんだね」
「すごく腹が立ったんだね」
と、相手の気持ちを言葉にして、返してあげるのです。

……すると、相手は
「話をしっかり聞いてもらえた」
「理解してもらえた」
と感じて、落ちつきます。

そしてケンカもトーンダウンし、それ以上、悪化していかない可能性が大きいのです。

それどころか、話し合いできちんと乗り越えられたという、お互いの信頼を築く機会になるかも知れません。

この「正しいケンカの3ヵ条」をぜひ紙に書いて、ケンカ中にすぐ見られるようにしておくと、効果倍増ですよ!
……そして、2人の絆をもっと深められるような、良いケンカをしてくださいね♡

(参考:Daniel Goleman,1995. Emotional Intelligence)

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村松奈美
 
臨床心理士/高卒後、渡米しアメリカの大学・大学院で心理学を学ぶ。帰国後は精神科クリニックや児童相談所、スクールカウンセラーなどを経て、現在は大手・外資系企業の社員向けカウンセリングを行っている。相談者自身が持っている成長力を活かすことで、短期間で高い効果を上げる独自のカウンセリング手法に定評あり。現在、幸せをつかむ生き方のコツを分かりやすく解説した書籍『(タイトル未定)』を執筆中。2015年12月にワニブックスより発売予定!

○ブログ『悩みが悩みじゃなくなる、心理学の授業』
http://ameblo.jp/counselorsroom/

Written by muramatsu nami
muramatsu nami

村松奈美(むらまつ・なみ)/臨床心理士 高校卒業後、渡米しアメリカの大学・大学院で心理学を学ぶ。帰国後は精神科クリニックや児童相談所、スクールカウンセラーなどを経て、現在は大手外資系企業の社員向けカウンセリングを行っている。相談者自身が持っている成長力を活かすことで、短期間で高い効果を上げる独自のカウンセリング手法に定評あり。 自身初の著書『人は心理学で永遠に幸せになれる』(小社刊)大好評発売中!

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