モメると、すぐ自分の殻に閉じこもる彼の攻略法

モメると、すぐ自分の殻に閉じこもる彼の攻略法


 

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いつも恋愛でうまくいかないあなたへ。
その悩み、心理学で解決してみませんか?
臨床心理士である村松奈美さんが、
化学的根拠に基づき説く、新しい恋愛の話。
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どうして彼は、
すぐ逃げちゃうの!?

こんにちは、恋愛ナビゲーター(笑)の村松奈美です。

前回の連載で、「恋人との正しいケンカの仕方」について解説したところ、こんなお便りを頂きました。

相談1
「モメごとがあると、私が話し合いしようとしても、彼はすぐ自分の部屋に閉じこもってしまいます。こうなると、まともな話し合いも出来なくて困ってます」
Aさん(34歳・女性)

……なるほど、なるほど。

話し合いになると、彼が逃げてしまうのですね。
またはダンマリを決め込んで、何も返事をしない。

「自分の殻に閉じこもる」というやつですね。

これは実は、男性によくある行動パターン。

ちなみに、アメリカではこれを「殻に閉じこもる」ではなく、「stone-walling(石垣を作る)」と呼んでいます。
石垣(笑)。まさにその通りで、背を向けて、カベを作ってしまうんですよね。

でも、そういう時にカベを作られるのが、女性はすごく嫌!
だって、こっちはちゃんと話し合って、2人の関係を良くしていきたいのに。「それなのに、なんで逃げるの!?」って、腹が立つんですよね。

それに、「まともに話し合いもできないんじゃ、この先やっていけるか自信ない……」と不安にもなりますよね。

でも、安心してください。これから、その解決方法を伝授いたします。

その前に、この殻に閉じこもっている時の男性の気持ちから探っていきましょう!

すれ違いは、
男女の脳の違いから

男性が話し合いになると、すぐ自分の殻に閉じこもってしまうのは、実は、“脳のしくみ”が深く関係しています。

女性はよく、「感情の生き物」とか言われ、話し合いをしていても、つい感情的(ヒステリックとも言う?)になってしまうことも。でも、これって実は感情が豊かである、とも言えるんです。

しかし、男性は女性ほど、感情のキャパが大きくありません。

もし、感情を生ビールに例えるとすると、女性のキャパが「中ジョッキ」ならば、男性のキャパは「小グラス」ほどです(笑)。
すぐ一杯になってしまうので、女性よりかなり少ない量でストップしないといけません。

女性にしてみれば、「まだまだ、イケるでしょ?!」と思うような量でも、男性は「いや、もうムリ! ほんとに限界だから! こぼれちゃう!」となります。

しかも、女性はヒステリックで、ものすごい勢いでビール(感情)を注いで来ることを、男性は知っています。
ですから「始まったな!」と思ったら、早目にグラスを引っ込めてしまうのです。

でも、男性に逃げられると、女性は腹が立ちます。そして「何で逃げるのよ!」と余計、感情的になるのです。

そうすると、男性はますます逃げたいと思うように。
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……そしてその結果、「もうビールはけっこう! 俺はウーロン茶が飲みたいんだよ!」となってしまいます。

ここまで来ると、少しでもヤバそうな話(いわゆる話し合いのたぐい)が始まると、男性はすぐに避けるようになり、話し合いが全く成立しません。 では、この状況を打開するには、どうしたら良いのでしょうか? 男女別に、今日から使える心理学メソッドをご紹介します。

女性への
アドバイス 

①とにかく、感情的にならない

話し合いしたい時は極力、“平常心で”を心がけましょう。

たとえば、
「なんで○○してくれないの?!」
「ひどくない?」
「あなたのせいで、××になっちゃったじゃないの!」
……とついつい、言葉がきつくなっていませんか?

眉をひそめたり、ため息をついたり、にらんだり、声が大きくなっていませんか?

そんな態度で話し合いをしようとしたって、男性が耐えられるわけがありません(笑)。

何なら、携帯で動画を撮って、あなたが平常心で話し合いができているか、友達に客観的に見てもらっても良いと思います。

気付かないうちに感情的になっていないか、今一度、振り返ってみましょう。

②人格否定は絶対にしない。
「何でそんなに、いい加減な性格なの?」
ウソつき!
「いつもハッキリしないんだから」
 赤字のところは人格否定の言葉です。

男性は人格否定されると、とても辛くなり逃げたくなってしまいます。

ですから、もし何か不満があるとしても、相手の人格について言うのじゃなく、 「○○されたのが嫌だった」 という風に、あくまで「行動」について指摘するように気をつけましょう。

男性への
アドバイス

①被害的に受けとらない
男性は、女性から話し合いを持ちかけられると「自分を批判しようとしている」と被害的に思いがちです。
ですから、話し合いをとてもストレスに感じます。

でも女性の本心は「2人で仲良くやっていきたい」という気持ちから、話をしたがっているのです。
決して、ケンカがしたいわけでも、批判しようとしているわけでもありません。

つまり、1つの愛情表現のようなものだと思ってください。

②とにかく話を聞いてあげる
女性は、「自分の気持ちを分かってほしい」という気持ちがとても強いのです。
ですから、たとえ問題が解決しなくても、話をしっかり聞いてあげるだけで、ある程度は落ち着くものです。

「話を聞くこと」が相手を支えてあげることになる、と思って、広い心で話を聞いてあげてくださいね。

(参考:Daniel Goleman,1995. Emotional Intelligence)
 vol.4_002

○ブログ『悩みが悩みじゃなくなる、心理学の授業』
http://ameblo.jp/counselorsroom/

Written by muramatsu nami
muramatsu nami

村松奈美(むらまつ・なみ)/臨床心理士 高校卒業後、渡米しアメリカの大学・大学院で心理学を学ぶ。帰国後は精神科クリニックや児童相談所、スクールカウンセラーなどを経て、現在は大手外資系企業の社員向けカウンセリングを行っている。相談者自身が持っている成長力を活かすことで、短期間で高い効果を上げる独自のカウンセリング手法に定評あり。 自身初の著書『人は心理学で永遠に幸せになれる』(小社刊)大好評発売中!

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