“愛する”ほうが勝ちか、“愛される”ほうが勝ちか?

“愛する”ほうが勝ちか、“愛される”ほうが勝ちか?


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いつも恋愛でうまくいかないあなたへ。
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臨床心理士である村松奈美さんが、
科学的根拠に基づき説く、新しい恋愛の話。
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“愛されるほうがラク!?”

 

「愛されることは小吉、愛することは大吉」
という言葉があります。(佐藤富雄、2005)

…えっ? と思うかも知れませんね。
よく、「女は、愛されるほうが幸せ」、なんて聞きますもんね。

たしかに、愛される立場のほうが、安心して過ごせるかも知れません。

だって、マメに連絡をくれるし、
尽くして大切にしてくれるし、
浮気の心配もないし、
自分のことを何よりも優先してくれるし、
彼の心が離れてしまうなんて心配はないからです。

そう、特に努力しなくたっていいのです(笑)。

去年の服をデートに着て行っても、
ムダ毛の処理をしてなくても、
おいしい手料理を用意しておかなくても……
つまり、愛されるほうが“ラク”なのです。

でもこれって、あまり自分は成長しないと思いませんか?

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“愛することで
人はより成長できる!”

その逆に、とーっても好きな人がいた時のことを思い出してください。

彼に会える日は、とっておきの服をコーディネイト。
前日に髪もトリートメントして、ネイルとメイクも完璧。
肌はツヤツヤ、表情まで女らしくなって。
きっとあなたが一番キレイだったのは、その時期ではなかったでしょうか?

そして、彼に好きになって欲しいから、手料理を練習したり、張りきってプレゼントを考えたり。
あなたが一番努力していたのもまた、その時期ではないですか?

さらに、少しでも彼と距離が縮まれば、嬉しくて体がフワフワしたり、逆に約束をキャンセルでもされたら、ひどい落ち込みよう。
まさに、天国と地獄を行ったり来たり。
ジェットコースターのような日々です(笑)。
でも、人生でそんなにドラマチックな感情を味わえたのは、やっぱりその時期じゃないですか?

そう、自分が心から好きになれる人がいると、毎日がとっても濃厚です。
これってある意味、毎日充実感を味わえているってことですよね。

それに、自然とパワーが沸いてくるから、すごく頑張れるし、心も頭も体も精一杯使って、ベストを尽くそうとします。
だからこそ、自分を大きく成長させてくれます。

そんな素晴らしい体験をさせてくれるのが、「愛する」ということ。

だから、「愛される」のも幸せなことですが、「愛する」ことは、自分にとってさらに大きな幸運をもたらすのです。

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○ブログ『悩みが悩みじゃなくなる、心理学の授業』
http://ameblo.jp/counselorsroom/

Written by muramatsu nami
muramatsu nami

村松奈美(むらまつ・なみ)/臨床心理士 高校卒業後、渡米しアメリカの大学・大学院で心理学を学ぶ。帰国後は精神科クリニックや児童相談所、スクールカウンセラーなどを経て、現在は大手外資系企業の社員向けカウンセリングを行っている。相談者自身が持っている成長力を活かすことで、短期間で高い効果を上げる独自のカウンセリング手法に定評あり。 自身初の著書『人は心理学で永遠に幸せになれる』(小社刊)大好評発売中!

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