【夏・秋は腸活!】季節の変わり目で体調を崩さないためにからだとこころを整える

【夏・秋は腸活!】季節の変わり目で体調を崩さないためにからだとこころを整える



冷たい飲みものやデザートなどでお腹の調子を崩しやすい時期ですが、
季節の変わり目に体調とメンタル両方を整えるためにも、腸内環境は重要です。
そこで、腸を整えるために実践してほしい食生活をご紹介します!

20代で若年性更年期障害と診断された植物療法士の南上夕佳さんが、
女性が取り組むべき「からだづくり」について教えてくれる連載。
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたことを、体験に基づいてお話しします


 

「からだもこころも元気になりたい」と思ったら、決め手となる内臓は、ズバリ「腸」です。
腸には免疫細胞の70%が存在しており、腸内環境をととのえるだけで免疫力がぐっと高まる、といわれています。

また、ハッピーホルモンとも呼ばれる「セロトニン」という神経伝達物質は脳や腸内から作られるのですが、そのほとんどが腸内に存在します。
「イライラしやすい」「便秘気味」「ガスが臭いかも」など思い当たる人は、まずは食生活から腸にアプローチしてみましょう。

日本人の〝腸活〟には、古くから親しんできた発酵食品がぴったりです。たとえば、納豆や漬物、昔ながらの製法の味噌、しょうゆ、甘酒などがあります。

味噌

味噌はタンパク質のほか、必須アミノ酸やビタミンミネラル、食物繊維も含まれ、極めて優秀な発酵食品。毎日、お味噌汁をいただくのを習慣にすれば、それだけで腸をととのえることにつながります。

私も、毎年1月には、お味噌を手作りしています。手にある常在菌を活かして丁寧に混ぜ、こねて造るお味噌はなんとも滋味深く出来上がり、その味わいにホッとします。

しょうゆ

おすすめしたいのが、井上醬油店の「古式じょうゆ」。井上醤油店では国産丸大豆・小麦を使用し、合成添加物不使用と、こだわりぬかれた高品質なしょうゆを自然にゆだね、じっくりと醸造されています。一般的な濃口しょうゆは、大豆・小麦を半々に混ぜるそうですが、井上醤油店では大豆の量が多めなのが特徴です。


古式じょうゆ 720ml/井上醤油店
http://inoue-shoyu.jp/

甘酒

「飲む点滴」といわれるほど、多くの栄養成分を含んでいる甘酒は、日本で古くから滋養強壮のために飲まれてきており、夏バテで食欲がない時にもおすすめです。福光屋の「純米 糀甘酒」は、アルコール分は含まず、砂糖や食塩、着色料・保存料などの添加物も一切不使用。自然のやさしい甘さと、さらりとしたあと味が特徴で、お子さんから中高年の方まで幅広い方におすすめできます。暑い時季には、凍らせてシャーベットにしても。


酒蔵仕込み 純米 糀甘酒 150g(パウチ)/福光屋
https://www.fukumitsuya.co.jp/foods/amazake/

ハーブでいうと、ダンデライオンというたんぽぽがおすすめ。特に根にはイヌリンという水溶性食物繊維が含まれています。腸内細菌の栄養源として働き、腸内環境を改善します。
ダンデライオンコーヒー(ダンデライオンの根をローストしたノンカフェインのコーヒーに似せたもの)というのもありデトックス効果があります。

腸からすっきりすることで、からだもこころも元気に過ごしたいものですね。

*連載は今回で最終回となります。これまでご覧いただき、ありがとうございました!

バナーイラスト/いいだあやか
>>https://ayaillustration.amebaownd.com

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Written by 南上夕佳(なんじょう・ゆか)
南上夕佳

植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表。

ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。
日本における植物療法の第一人者 森田敦子に師事し、森田と共に啓蒙活動を行いながら、自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。確かな知識と、実際の経験に基づいた説得力のある講義は、明解でわかりやすいと定評がある。著者に「自然ぐすり生活 」(小社刊 )。

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