「ゾゾゾ」登録者数“100万人記念本”発売記念! 「秋の夜長に観たいホラー映画」をメンバー5人に聞いてみた【前編】
秋の夜長に、「ゾゾゾ」のお時間が、やってまいりました――。
YouTube登録者数100万人(!)を記念して作成された、待望の完全保存版ビジュアルブック『ゾゾゾCOMPLETE BOOK 2018.06-2024.06』が、大好評発売中。名実ともに“最恐No. 1ホラーエンタテインメント番組”と言っても過言ではない「ゾゾゾ」のメンバー5人(落合さん、内田さん、長尾さん、山本さん、皆口さん)に、新刊の発売を記念し、このたび、突撃インタビューを敢行しました。
今回のインタビューでは、お酒を飲みながら、メンバーそれぞれに「秋の夜長に観たいホラー映画」を紹介してもらいました。個性豊かなラインナップと「ゾゾゾ」メンバーならではの“見どころ”に注目しながら、ぜひ、この秋に観たいホラー映画を見つけてください!
前編では、落合さん、内田さん、長尾さんへのインタビューをお届けします。
*後編の山本さん、皆口さんへのインタビューはこちら。(2024/11/7公開です)
「とにかく巨大化した動物とか岩石とかの戦いが好き」(落合さん)
トップバッターを飾るのは、番組のメインパーソナリティを務める“ゾゾゾの落合さん”こと、落合陽平さん。メインパーソナリティでありながら、もっともホラーと遠いところにいる印象もある落合さんがセレクトしたのは、以下の2本です。
落合:ふだん、映画はそんな観ないんですよね。たとえばNetflixのオリジナルドラマみたいのもので、気になるものは観たりするんですけど。やっぱり映画となると、1時間半〜2時間あるんで、観る方も気合い入れないといけないですから。なので、自分からすすんで観るのは『シティハンター』くらいで、あとはメンバーから勧められたものを観るかんじです。
『来る』監督:中島哲也(2018年公開)
『来る』は、皆口くんから「これ、ホラーエンタテインメントだから観てください」って勧められたんですけど、めっちゃ面白かった! 僕の好みにちょうどハマったんですよね。とある儀式の準備のシーンでBONNIE PINKの「Evil And Flowers」っていう曲が流れるんですけど、ちょっとアルマゲドンを彷彿とさせるかんじで、超アツくて……。
しっかり怖いシーンもありますし、怖くもあり、爽快感もありと、「ゾゾゾ」とは違うタイプのエンターテインメントを感じた作品です。『来る』は、僕みたいにふだんからホラーを観ない人でも楽しめると思いますよ。
『ランペイジ 巨獣大乱闘』監督:ブラッド・ペイトン(2018年公開)
で、『ランペイジ 巨獣大乱闘』。なぜ、邦訳が「巨獣大乱闘」なのかと思いますけど(笑)。ランペイジって、暴れ回るという意味らしくて。僕は、この元プロレスラーのドウェイン・ジョンソンが好きなんですよ。結構コミカルな役もやるし、なんかムキムキでかっこいい……みたいな(笑)。
で、映画はゴリラと狼とワニが、とりあえずスーパー巨大化して町中を破壊するっていう。ハリウッド映画ですから、ミサイルも出てくるし戦車も出てくるんですけど、とりあえずペシャンコにされるんです。ホラーではないですけど、こういうモンスター系の映画が好きなんですよね。
『アナコンダ』もそうですし、それこそ『ジョーズ』や『キング・コング』も好きだったし、『MEG ザ・モンスター』とか、ああいう動物モノが好き。巨大化した動物がむちゃくちゃ暴れるとか、とにかくストーリーがめちゃくちゃシンプルですし、観ていて爽快感があるというか、なんか楽しいんですよね。ああいうタイプの映画って、絶対ハッピーエンドが確定しているから、安心して観られるのも好みのポイントで。皆口くんから勧められる映画は「ハッピーエンドじゃないんだろうな……」と覚悟して観るようにしています(笑)。
そうそう、Netflixの『トロール』もよかった。とにかく巨大化した動物とか岩石とかの戦いが好き、ってことですね。ホラーではなかったですね……(笑)。
「秋の肌寒い日に、さらなる寒気を感じてほしい」(内田)
次は、いわゆる“感じる”タイプで、「ゾゾゾ」撮影後にお祓いにいくこともある、スタッフ・内田さん(まーくん)。ホラー好きで、映画やマンガもよく観るという内田さんの、おすすめ映画をご紹介します。
内田:映画は、ジャンル問わずいろいろ観ます。アクション、SF、ホラー、ミステリー、サスペンス、恋愛とかヒューマンドラマ。気になった映画はジャンルかまわず、その作品を楽しみたいタイプですね。本当は映画館の大きなスクリーンで観るのがいいんでしょうけど、やっぱり家でNetflixやAmazonプライムを検索しつつ、観ることが多いです。
『みなに幸あれ』監督:下津優太(2024年公開)
『みなに幸あれ』は、新しい映画なんですけど、おすすめポイントは「主人公の笑み」ですね。主人公が久々に再会した祖父母の家で、ちょっと奇妙な体験をするんですけど、なんというか、本当に気味が悪いホラーなんですよ……。あまり話すとネタバレになるので多くは言いませんけど、一コマずつゾワッとしたい人にピッタリの作品だと思います。
『28週後…』監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ(2007年公開)
『28週後…』は、『28日後…』という作品の後日譚となる映画なんですが、シンプルに言えば、未知のウイルスが入ってきて人間が凶暴化してしまうといったゾンビもの。おすすめの理由としては、この映画の怖さって、身体の芯から寒くなるようなイメージなんですよ。だからこそ、あえて秋の肌寒い日に、さらなる寒気を感じるために観てほしいな、と。
『28日後…』を観ていない方はまずそちらを、それから『28週後…』もぜひ続けて観ていただきたいですね。
「後味が悪いかどうかは、観てのお楽しみ、ということで」(長尾さん)
さて、「ゾゾゾ」の永遠の“スペシャルゲスト”であり、サブチャンネル「家賃の安い部屋」でもおなじみの長尾さん(しょうちゃん)。幼少期から家族でよく映画を観てきた長尾さんがセレクトした映画は……?
長尾:映画はぼちぼち観る方なんですが、今はあまりゆっくりできる時間がないので、新作を追うというより、昔好きだった作品なんかを観ることが多いですね。最近は、心にズーンとくるような重い作品や後味の悪いものより、気持ちよく爽快に終わるような作品を観ることが多いかも……。とはいえ、ホラーならちょっと後味の悪さが重要だと思いますし、救いのない終わり方の作品が好みですね。
『月に囚われた男』監督:ダンカン・ジョーンズ(2009年公開)
『月に囚われた男』は、ホラーではなくSFミステリーなんです。月にひとりで取り残された男がどうなっていくか……というほぼ一人芝居なんですが、その演技が、常にハラハラではないですけど、じっと静かにドキドキ観ていられるんですよね。SF初心者の人にもおすすめ。近しい作品で『ゼロ・グラビティ』も好きですけど、よりおすすめなのはこちら。後味の悪いかどうかは、観てのお楽しみ、ということで。
『アイデンティティー』監督:ジェームズ・マンゴールド(2003年公開)
『アイデンティティー』に関しては、ぜひ、何も知らずに観ていただきたい作品。僕はジョン・キューザックという俳優さんが好きなんです。筋書き自体はよくある話なんですけど、この映画が2003年に作られた、っていうことも含めて、ぜひ観てほしい。
秋の夜長、ちょっと暇で「ホラー観るぞ!」っていうタイミングでもいいですし、カップルとか友人と複数人で観ても面白い作品だと思います。詳しいことは言えないんですけど……。僕はすごい好きな作品ですね。
秋の夜長に観たい映画は決まりましたか……?
後編では、山本さん、皆口さんへのインタビューをお届けします。
*後編はこちら。(2024/11/7公開です)
メンバー5人のソロインタビューをはじめ、全66話のエピソード&書き下ろしコメント、スペシャル座談会も収録(!)の、完全保存版ビジュアルブック『ゾゾゾCOMPLETE BOOK 2018.06-2024.06』をおともに、今晩さっそく「ゾゾゾ」な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
文・構成 国実マヤコ
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ゾゾゾ
2018年6月よりYouTubeで配信を開始したホラーエンタテイメント番組。
落合、内田、山本、皆口、スペシャルゲストの長尾の五人を中心に、心霊スポットや恐怖ゾーンといった日本全国のゾゾゾスポットをレポートして、ホラーポータルサイトを作るという壮大な目標を掲げて活動する。投稿される動画のエンタメ性、クオリティの高さから、「怖いけれど面白い」と話題に。2018年6月~2019年5月にファーストシーズン、2020年1月~2021年7月にセカンドシーズンの動画を投稿。現在は不定期でスペシャル回を投稿中。チャンネル登録者数102万人超、総再生回数2.3億回超(2024年11月時点)。
YouTube ゾゾゾ
X(旧Twitter) @ChZozozo
HP https://zozozo.jp/