【磯遊びのお供に!】指先大の小さないのち「海のあかちゃん」を観察しよう
疲れたときには、海のあかちゃんを眺めてみませんか?
SNSを中心に「癒される!」「かわいい!」と大きな反響を呼んでいる「海のあかちゃん」が写真集になりました!
X(旧Twitter)で大人気のでんかさんが撮影し、話題となったウニをはじめ、カニ、ヤドカリ、ヒトデ、ウミウシ、イカ、タコ、フグなど、あかちゃんやこどもだけでなく、大人になっても小さな50の生き物たちが大集合した写真集『海のあかちゃん』。
ここでは、本書より特別に磯遊びで会える「海のあかちゃん」たちをご紹介します!
※本記事は、でんか:著『海のあかちゃん』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。
マメダコのあかちゃん
小型で警戒心が強くなく、人にも興味を示すタコ。有名なマダコに比べると、眼が横に出っ張っていて、腕がからだに対して長く、表面がツルツルしています。エサはエビやカニなどの甲殻類。タコも地域によっては採るのが禁止されているため、捕獲の際には確認が必要です。
△おとなでも全長5cmほど。
寿命は1~2年ほど。オスは交接(こうせつ)後に、メスは産卵後に死んでしまいます。
DATA
分類 軟体動物門 マダコ科
大きさ 全長2.5cm(おとなは全長5cm)
見つけたところ 高知県の磯の岩の間
出会える場所 房総半島より南の磯
アオウミウシ
世界に6000種以上いるとも言われるウミウシの仲間。アオウミウシはあざやかな青、黄の体色、オレンジの触角とエラが特徴。本州全域の浅瀬で見られる、磯遊びの定番のウミウシです。
この個体はふつうより色が薄く、よく見ると内臓が透けています。
巻貝の仲間であるウミウシ。浮遊幼生の頃は小さな貝殻を持っています。
DATA
分類 軟体動物門 イロウミウシ科
大きさ 体長3cm
見つけたところ 三重県の磯の岩にくっついていた
出会える場所 本州から九州の磯
写真集『海のあかちゃん』では、浅瀬の生き物を中心に紹介し、探し方や出会える場所も掲載しているので、本書を持ってあかちゃんたちに会いにも行けます。
さらに、海の生き物の豆知識も掲載されているので、癒されたい大人の方だけでなく、海に興味のあるお子さんにもおすすめの1冊です。
『海のあかちゃん』オリジナルTシャツも販売中!
出版社が各屋号をもって参加する、オンデマンドプリントTシャツモール「pTa.shop(ピーティーエー・ショップ)」に『海のあかちゃん』(著:でんか)のドライTシャツも登場!
マメダコ、コウイカ、タコクラゲ、アオウミウシ、ナキオカヤドカリ、オトヒメエビ、コンゴウフグなどなど、かわいい生き物たちをギュギュッとプリントしました。
△画像提供:pTa.shopより
サイズはキッズ120~160、大人S~XXLを展開しており、ユニセックスでご着用いただけます!
pTa.shop ワニブックスページはこちら
https://p-t-a.shop/collections/wanibooks
コンテンツの宝庫である出版社だからこそ、1点1点がおもしろい。唯一無二のTシャツモールをコンセプトにする「pTa.shop」では、書籍や雑誌のタイトル、漫画イラストなどをはじめ、各出版社の個性が輝くアイテムが数多く展開されています。
今後も新たなアイテムを順次、追加していきますので、ぜひお楽しみにお待ちください。
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Amazon限定版『海のあかちゃん』
「透明な海のあかちゃんシール」付きVer.
著:でんか
通常版『海のあかちゃん』
著:でんか
【著者】
でんか(笠谷海斗)
1995年生まれ。北海道函館出身。こどもの頃から海の生き物に興味を持ち、東京海洋大学にて、無脊椎動物の形態学を学ぶ。現在は海の生き物に関する仕事に従事しながら、日本沿岸域の浅瀬で見られる海洋生物を対象として、採集・観察・撮影などを行う。イベント出展やグッズ制作、配信、講演などにも積極的に取り組み、海の生き物の魅力を広く伝える活動を続けている。
SNSを通して情報の発信もしており、特にXでの海の小さな生き物についての投稿は反響が大きく、メディアでの紹介実績も多数ある。特に好きな海の生き物はヤドカリ。
X @K_theHermit
Instagram @denka_hermit
YouTube @K_theHermit
HP https://k-hermit.com/
【監修】
杉本 幹
鳥羽水族館 学芸員
大阪府生まれ。こどもの頃から水の生物に興味を持ち、大学卒業後、鳥羽水族館へ入社。生き物の生態をおさめた映像制作、こどもや一般向けの生涯学習・イベント立案など、水族館の教育普及活動を続ける。
身近な田んぼや海辺の生き物から北極のイッカククジラやオーストラリアのカモノハシなど、国内外の数多くの生態調査や研究にも参加し、その活動はメディアでも取り上げられている。主な著書、監修書籍に『海の生きもの つかまえたら どうする?』(偕成社)、『海の生きものの本』(合同出版)、『出会った魚がわかる図鑑』(永岡書店)。特に好きな海の生きものはシーラカンス。