
もちっとしたバンズと肉々しいパティの相性が抜群のグルメバーガー 広尾【TEDDY BROWN】
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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。
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時々無性に食べたくなるのがボリュームたっぷりの肉々しいハンバーガーだ。中でもこだわりの牛肉を使って、丁寧に手作りされたグルメバーガーはその店ごとに特徴があって、好みの味に出会うと嬉しくなる。
「TEDDY BROWN」という可愛い名前に惹かれて訪れて以来、通うようになったこのお店もお気に入りのひとつ。店名はキュートだが、作っているのは無骨なメンズスタッフたち(でも皆さんとても親切です)。
シグニチャーメニューは大きな鉄板でパティと目玉焼きを焼いて作るTB BURGER(ティービーバーガー)。紙に包んで手づかみするとずっしり! まずその重量感に驚かされる。パティはなんと180gだそう。
ひと口頬張ると、もちっとしたバンズと脂で表面をカリッと焼き上げたパティの相性が抜群。半熟卵はとろりととろけ、甘辛味のテリヤキソースとの相性も最高。
黒毛和牛の赤身と脂身をバランスよく配合したハンドスマッシュは香ばしさとジューシーさがちょうどいい。人気焼肉店「ビーフキッチン」の創業者が始めたと聞いて納得。
王道のベーコンチーズバーガーは自家製ベーコンにチェダーチーズとモッツァレラチーズのタブル使いにグリルドオニオンが絡んで後を引く。甘み控えめのバーベキューソースとオーロラソースのこちらもダブル使いだ。
たくさんの要素が詰まっているのだが、全体がしっくりまとまって、ボリューム満点なのに後味もスッキリでペロリと食べられてしまうから恐ろしい。
パティが注目を集めがちだが、個人的に気に入っているのがこのパティを受け止めるふわふわもっちりのバンズだ。ゆめちからという国産小麦にじゃがいもや種子島産きび砂糖を合わせてあり、ほんのりと感じる甘さがたまらない。
バンズが美味しくないとせっかくのパティが台無しになってしまう。パティとのバランスを考えて作ったというこだわりのバンズは最高に好みのタイプなのだ。
ハンバーガーに欠かせないフライドポテトも男爵とメークインの2種類を使用して、それぞれの食感の違いを楽しめる仕上がりに。しかもケチャップまで手作りしているというこだわりぶり。
ハンバーガーと一緒に楽しむドリンクもレモネードとアイスティーを合わせたアーノルドパーマーがあるのも珍しい。と書いていたら、また食べたくなってしまった。今日のランチはハンバーガーに決まり!
DATA
TEDDY BROWN(テディブラウン)
住所 〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-1-18
営業時間 11:00~21:00
電話番号 03-6409-6210
定休日 不定休
Instagram @teddybrown_tokyo
*次回は9月12日更新予定です。
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