ひと匙、ひと匙異なる味が楽しめるパフェ 表参道【EMMÉ】

ひと匙、ひと匙異なる味が楽しめるパフェ 表参道【EMMÉ】


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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。

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心踊るスイーツは数多あるが、その中でもパフェは特別な存在。華奢なグラスに入った色鮮やかで華やかなルックスは眺めているだけで幸せになる。

思わず「ビジュいいじゃん」と言いたくなる美しい盛り付けにワクワク、スプーンを入れる瞬間はドキドキ。パフェに求めるのはファンタジーなのだ。

パフェにも色々な種類があって、フルーツ専門店は主役のフルーツの美味しさをシンプルに楽しむものも多いが、フレンチのデザートで出されるようなアシェットデセールは何層にも重なった複雑な味の組み合わせが魅力。

青山学院西門近くにある「EMMÉ」は季節の素材を存分に生かした独特のセンスが光るパフェを楽しめるお店だ。


例えば、旬の苺のパフェは白味噌をアクセントにしたバニラアイスに百合根のクリームや手作りの求肥を合わせて苺大福をイメージ。可憐におめかしした苺大福が現れる。

皿盛りになったヴァシュランは球体状のメレンゲを割ると中にはなんと蕗のとうのミルクソルベに柚子のジュレが。甘く香ばしいメレンゲに蕗のとうの清冽な香りとほろ苦さ、苺の甘酸っぱさと相まって思わずハッとさせられ、ひと口食べればその相性のよさにうっとり。

他にも淡いグリーンが美しいウスイエンドウのアイスに熱々のフランとキャラメリゼしたシブーストを乗せた、あったか冷たいパフェなど、同じ素材でも季節を追って異なるアレンジが登場する。

フルーツの切り方はもちろん、サクサクのメレンゲにアイスやジュレ、クリームなど味や香りの相性、食感を計算して積み重ねたパフェはスプーンを入れてひと匙、ひと匙異なる味が楽しめるのが醍醐味だ。

この美しいパフェを作っているのが表参道のフレンチレストラン「LATURE」でパティシエを務めた延命寺美也さん。ソムリエのご主人とオープンしたこのお店では、スイーツとお酒のマリアージュも楽しめるそう。

甘いものだけでなく、バターチキンやグリーンカレー、日替わりのパスタ、クロワッサンサンドなどの食事系も充実。しょっぱいのと甘いの、ランチしてからデザートという贅沢な時間が楽しめる。フルーツの旬を追って、季節ごとに訪れたいそんなお店だ。


DATA

EMMÉ

住所 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 2-3-19 ローゼ青山1F
営業時間 11:30~16:00(L.O.15:30)/17:00~24:00(L.O.23:00)
電話番号 03-6452-6167
定休日 火曜
Instagram  @emme.wine.bar
HP https://emme-wine.com/

*次回は3月27日更新予定です。

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Written by ariko

CLASSY.、VERY、HERSなどの表紙やファッションページを担当する編集ライター。日々の食卓をポストしているInstagramが、センスあふれる美味しそうな写真と食いしん坊の心を掴む料理で話題に。著書に『arikoの食卓』シリーズ、『arikoの黒革の便利帖』(共にワニブックス)、『ありこんだて』(光文社)、 『2品で満足 arikoの家和食』(講談社)など多数。
Instagram:@ariko418

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