【INTERVIEW】SHOW-WA & MATSURIがセカンドシングル『ジューンブライド』をリリース。ドラマ主題歌でもある新曲について、メンバー4名に話を聞いた。

【INTERVIEW】SHOW-WA & MATSURIがセカンドシングル『ジューンブライド』をリリース。ドラマ主題歌でもある新曲について、メンバー4名に話を聞いた。


秋元康がプロデュースした男性歌謡グループ・SHOW-WA & MATSURI。「昭和歌謡を令和の時代にリバイバルさせる!」をコンセプトにした彼らが、12人でのシングル第2弾『ジューンブライド』をリリース。聴きどころはもちろん、ドラマ主題歌に決まった喜びなど、SHOW-WAの塩田将己と寺田真二郎、MATSURIの松岡卓弥と柳田優樹の4人にたっぷりと語ってもらった。

撮影/浦田大作 文/本嶋るりこ

――4月29日にリリースされる新曲『ジューンブライド』は、とても甘いプロポーズソングです。聴きどころを教えて下さい。

柳田「この時代で一番熱いラブソングだと思います。歌詞全部が口説き文句!」

松岡「歌詞がめちゃくちゃストレートです」

塩田「どのフレーズもプロポーズなんです」

寺田「こんなに男性的でストレートな歌詞は初めてなので新鮮だし、嬉しいです」

松岡「12人で歌うので、すごく迫力があるんです。ステージングもそうですけど歌声も。圧倒されるような存在感です」

塩田「ユニゾンがいいよね。SHOW-WAならひとりで歌うであろうパートも、2組だとふたりで歌ったり。普段はしないMATSURIのメンバーとのユニゾンができるので、そこで初めて起こる化学反応も聴きどころだと思います」

柳田「全員の平均年齢が36歳なんですけど、そんな男達が12人集まって踊るのは他にはいないんじゃないかな」

塩田「ダンディな魅力で(笑)」

松岡「フォーメーションダンスもすごいんですよ。めまぐるしくて」

塩田「30代、40代の僕らが歌うからこそ、この歌が響くんじゃないかなと。僕ら、いろんな人生経験…転職とか回り道をして、ここにたどり着いていますから。リアリティがあるはず」

――新ドラマ『夫婦別姓刑事』の主題歌でもあります。主題歌に決まった時のお気持ちを聞かせて下さい。

塩田「ドラマの主題歌は夢のひとつだったので、とても嬉しかったです」

柳田「しかも、火曜日21時のドラマ」

松岡「僕達は、こういう願いを叶えたくて、ずっと夢を追いかけてきていたので。この年齢になってドラマの主題歌を担当できるのが夢のようです」

寺田「街を歩いていると、僕らの曲が流れているのをたまに聴くことがあるんですけど、今回の曲はコンビニとか、よりいろんなところで流れそうでワクワクします」

―― この曲のどういうところがドラマに合っていると思いますか?

塩田「キャッチーなメロディで歌詞もどストレートだけど、マイナーコードなので、ただ明るくてハッピーなプロポーズソングではないんです。今回のドラマはコメディである一方で、考察系ミステリーでもあるから、そういうシーンにも合うんじゃないかと思います。切ないシーンでこの曲が流れてきたら、どういう感覚になるのか楽しみです」

柳田「刑事は夫婦になると同じ部署にいられなくなるので、ふたりだけの秘密で夫婦ということを隠して事件を追う…というあらすじなのですが、この夫婦の関係がドラマが進んでいくにつれてどうなっていくのかによっても、曲の響き方が変わってくるはず。燃える瞬間もあると思うので、そういう場面で流れたらうれしいです」

寺田「転調が後半に2段階あるドラマチックな展開の曲なので、ドラマが盛り上がる大事なシーンでも使ってもらえたらうれしいです」

柳田「そうだね。クライマックスのいいところとかでもうれしい」

――ここ数年間、2組で切磋琢磨してこられたわけですが、お互いがお互いのグループをどのように意識していますか?

寺田「SHOW-WAは個性がありそうに見えて、意外と同調しているというか」

柳田「まとまりがありますよね」

寺田「そう。MATSURIはそれぞれの個性が立っていて。ボーカルもどこを誰が歌っているのかわかりやすいので」

塩田「一撃でわかる!」

寺田「逆に、SHOW-WAはユニゾンがハマるかもしれない。だから、どっちがいい悪いでもないんですが、MATSURIは個性があって、それが魅力だと思います。一人ひとりのキャラも立っているので」

柳田「いやあ、SHOW-WAもステージを見たら、十分みんな個性的です」

松岡「本当にそう! ちょうど昨日、SHOW-WAのセカンドツアーの千秋楽を観に行ったんです。めちゃくちゃ感動したし、ちゃんと個性が立ってた。でも、まとまりもあって。MATSURIはまとまっていそうで、意外とまとまってないところがあるので…見習いたいです。いいところはいっぱい吸収したい」

塩田「MATSURIを見ていると、僕達にないものがたくさんあるなって思う。コーラスも歌もうまいし、ダンスも上手だし」

柳田「MATSURIから見ると、本当にいい意味ですごくSHOW-WAって大人だなと思うんです。とてもダンディ」

松岡「色気はSHOW-WAのほうがある!」

柳田「僕らは悪ガキっぽいというか(笑)」

塩田「でも、俺はそれでいいと思う。名前のとおり、ワッショーイ! って。元気なのがMATSURIのいいところだと思うから」

柳田「年齢のわりには若いかな(笑)」

塩田「それはそう(笑)。僕は2グループで全然違うことをやってもいいと思う。“昭和歌謡リバイバル”という目標は一緒だけど、若干コンセプトは違うので。それぞれのグループで、ちゃんと違う色を出したい。そして、12人になった時、さらにいい色になるといいなって思う」

松岡「SHOW-WAがいてくれるから僕らも気合いが入ったり、頑張れることがたくさんあるんです。背中を押されたり、気持ちに火がついたり。いつも感謝しているし、なくてはならない存在です。今までもこれからも、そういうふうに支え合って切磋琢磨してやっていきたいです」

塩田「それはSHOW-WAにとっても同じだよ」

寺田「ツアー千秋楽もMATSURIが見に来てくれたからこそ、ギアが一個上がる感じがあったしね」

塩田「終わったあともふたりに『どうだった?』って感想を聞いちゃった。アーティスト目線からだと、どう見えているんだろう? って気になってしまって」

松岡「すごいキラキラしていました。羨ましくなるくらい。こういうグループが愛されるんだなって、素直な気持ちで思いました」

柳田「僕らも早くツアーをやりたいなと思いました」

――SHOW-WA & MATSURIの12人だからこその魅力もこれからさらに出していく予定ですか。

柳田「それぞれが持っているよさが掛け算になるといいよね。足し算じゃなくて掛け算」

塩田「ただ人数が増えて見えたり、ファンの数を合体させるとかではなくて。お互いのファン同士がお互いのよさに気づいて、2グループをファンが行き来してもいいし。SHOW-WAではこの人が好きで、MATSURIではこの人が好き! とか」

松岡「推し変じゃなくて推し増しとか。両方を応援してもらえるようになるといいな」

塩田「ほかの界隈に行かれるより、僕達のピラミッドの中にいてほしい。この2グループで囲っちゃう。逃さないです(笑)」

――今回の曲で、よりマスな方向へとフェーズが変わったように感じます。世の中にどうアピールしていきたいですか?

塩田「昨年末、SHOW-WA & MATSURIで出したファーストシングル『僕らの口笛』で日本レコード大賞の新人賞をいただいて。そこからすぐセカンドシングルをリリースできたので、その勢いを感じてもらえたら嬉しいです。フジテレビ『ぽかぽか』に出演させていただいたおかげで、主婦の方に知っていただく機会が多かったんですが、今回は火曜夜9時 のドラマ主題歌なので、お仕事が終わって帰宅した社会人の方にもアピールできたらいいですね」

柳田「より幅広い層の方達にもSHOW-WA & MATSURIがいるんだぞってことを発見してもらえるのが楽しみです」

松岡「僕、ひとつだけ勝手な希望があるんだけど…、『夫婦別姓刑事』のドラマのどこかのシーンで、12人で歌えないかなって。例えば、事件がライブ会場で起きて、そのアーティストがSHOW-WA & MATSURIで…みたいな」

塩田「エモいね〜!」

柳田「僕らもドラマを盛り上げさせていただけたら嬉しいね。今後は、個々がどれだけ活躍してSHOW-WA & MATSURIに還元していけるかもすごく大事だと思う。ドラマに出たり、バラエティに出たり、みんなそれぞれ得意なものがあるので。松岡さんもドラマ初出演が決まったし…」

松岡「違う局なんですけど(日本テレビ系『10回切って倒れない木はない』に出演中)。いろいろ幅を広げて、みんなでアピールしていきたいです」

塩田「今までは、『ぽかぽか』で毎日テレビに出られた環境がすごすぎたから。これからも12人で、しっかりとSHOW-WA & MATSURIという名前が常に世間の目に映るように頑張らないと!」

柳田「みんながSHOW-WA & MATSURIをおのおの背負って、いろんな場所で活躍していくことが、僕らのこれからの発展に繋がるはず」

寺田「平均年齢36歳のグループが世間に届けようとすると、ちょっとおふざけっぽい路線に行きがちじゃないですか。だけど、SHOW-WA & MATSURIは実は正統派で。そういうことがこの年齢でできることがすごく嬉しいんです。この年齢でこういうストレートなラブソングって、なかなか歌えないものだけど、僕らはお笑い要素がなく真剣に歌える。ありがたいです」

――平均年齢36歳ですと、ご自身はガッツリ昭和歌謡の世代というわけでもないとも思います。でも、みなさんしっかりと昭和歌謡のよさを体全体で表現されていて、上の世代のファンも多い印象です。そんなみなさんが昭和歌謡のよさを伝える上で、意識していることはありますか。 

松岡「昭和の曲って、本当にその世代の方々がずっと聞いてきた楽曲ばかりなので、カバー曲を歌う時に音程ひとつ間違えると気になると思うんです。なので、なるべく音程を外さないように、原曲にリスペクトを持って表現をするようにしています」

柳田「令和ではなかなかない情景描写も歌謡曲のよさだと思います。あと男性と女性の価値観も今と昭和の時代って全然違いますよね。“男らしく”とか“女らしく”みたいなことって、今は言わないので。でも、歌謡曲にはふんだんにそういうニュアンスが出てきます。それが逆に新鮮だし、刺激的なんじゃないかな。僕らはちょうど真ん中の世代なんです。幼少期に昭和歌謡も聴いていたし、平成や令和の曲ももちろん聴いている。そういう中で、今の僕らだからできる歌謡曲を僕らなりに表現したいです。全ての時代を踏んだ上で(笑)。どうやって伝えていけるかということは、いつも意識しています」

塩田「昭和歌謡って、歌詞がすごく生々しくてストレートだし深みもある。生きている、血の通った歌詞と言いますか。だから、本当に感情を込めて、情熱を込めて届けたいというのは自分の中のモットーとしてあります。昭和的な情念みたいなものって、イマドキの曲にはあまりないですから」

柳田「好きって言葉とか使わないよね。イマドキは。僕らの曲には『愛してる』って言葉が出ますから」

塩田「ちゃんとグサッと来るフレーズがある。“ここでそのフレーズが来るのか”と、聴き手に思ってもらえるというか。結局は、全てを判断するのは聴き手なので、こちらが感情を込めているつもりでも伝わっていなかったら意味がない。だから、ちゃんと伝わるような感情の込め方も勉強しているし、それを届けようとはいつも思っています」

――逆に、自分達より若い人に歌謡曲を届ける機会もこれからさらに増えていくのではないかと思います。そういう人達に教えたい歌謡曲の魅力とは?

寺田「今の若い子達は、サビが中心の曲が多いですよね。サビで踊ったり。だけど昭和歌謡は、Aメロ、Bメロもサビと同じくらいメロディラインが綺麗」

松岡「Aメロ、Bメロの歌詞も重要だし」

寺田「全編をサビだと思って聴いてほしい」

柳田「1曲の中で物語がつながっているよね」

寺田「そう。イントロからつかまれちゃうので」

松岡「今は、イントロがなかったり、短い曲も多いけど」

柳田「歌謡曲だとフルコーラス聴かないと意味が伝わらない曲もあるのに(笑)。それを聴いてもらうには、僕らの表現力にかかっているから…」

全員「頑張ります!」

―― 最後にSHOW-WAとして、そしてMATSURIとして、さらに12人のSHOW-WA & MATSURIとして、これからの目標を一言ずつお願いします。

柳田「MATSURIとしては、いい意味でSHOW-WAの背をずっと追ってきているので、僕らもツアーを成功させたいです。そして、その先の目指すところは日本武道館! 12人の目標としては、結成からずっと言っていますが『NHK紅白歌合戦』出場を目指したいです」

塩田「SHOW-WA & MATSURIって、そもそもは『ぽかぽか』の中の「愛花を紅白に連れてって! 」という企画から誕生したので、まずはそこを達成したいです。SHOW-WAとしては、MATSURIと同じく日本武道館を目指したい! 12人では、昨年の日本レコード大賞で新人賞をいただいたので、今度はSHOW-WA & MATSURIで、その先の最優秀賞を狙いたいな。もっといろんなところで名を馳せたいです」

松岡「僕も目標は同じ! あとはもうこの2組が1日でも長く歌い続けられるように、みんな健康第一で! 僕らもういい歳なんで(笑)。誰も欠けずに、しっかり体調管理をしっかりして夢に向かっていきたいです」

寺田「僕ら、平均年齢36歳だけど、“何歳からでも夢を追いかけられるんだ”ってことをこれからも体現していきたいです。ご病気をされた方から『SHOW-WAを見て手術頑張れた』とか、若い子からも『受験頑張れた』などの反響をいただくんです。これからも、そうしてみんなの頑張るモチベーションになれたら嬉しいです!」


プロフィール
しょうわ / まつり
2023年、オーディションで3,000人以上から選ばれたメンバー12人による歌謡&ポップスグループ。2024年9月メジャーデビューのSHOW-WAは、寺田真二郎、山本佳志、向山毅、塩田将己、青山隼、井筒雄太の6人からなり、2025年1月メジャーデビューのMATSURIは渡辺真、橋爪健二、小野寺翼、松岡卓弥、鈴木渉、柳田優樹の6人からなる。2025年6月に12人でのファーストシングル『僕らの口笛』をリリースし、2025年末の『第67回 輝く!日本レコード大賞』で新人賞を受賞。


作品紹介
4月29日発売 
セカンドシングル『ジューンブライド』
作詞/秋元康 作曲/鈴木健太朗
編曲/永田範正

第67回レコード大賞新人賞受賞、『僕らの口笛』以来となるセカンドシングル。何気ない日常の中で芽生えた恋人への想いが、“永遠を誓いたい”という覚悟に変わっていく瞬間を描くドラマチックなラブソング。揺れ動く心情と高まる決意を丁寧に重ねながら、運命の人に出会った奇跡と愛を確信していく心の高まりを描いた一曲になっている。4月クールのドラマ『夫婦別姓刑事』(毎週火曜夜9時~日本テレビ系で放送中)の主題歌。