ゲヴェルツ・トラミネール

ゲヴェルツ・トラミネール


今夜もマッカラン黒バージョン

 

ワインは大好きなくせに、詳しいわけではない私ですが、唯一、自分で選べる白ワインの品種があります。
その名は、「ゲヴェルツ・トラミネール」

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フルーツの熟した香りがたっぷり広がって、ほかの白ワインにはない華やかさがあるんです。初めて飲んだとき、すぐに「これ、好き!!!!」と恋に落ちました。

ゲヴェルツを知る前は、白ワインの好みは? と聞かれると、「酸味が少なめで、コクがあって華やかだけど、甘すぎないやつ」と答えていた私。その理想にまさにぴったり合った、というわけ。

ひたすら爽やかでドライ、みたいな白ワインはもともとあんまり好きじゃなく……。だって、飲んだ気がしないから(笑)。

ゲヴェルツは、なんというか、気持ちがぱーっと華やいで、「ウキウキ&うっとり」な気分になれるんです。

白葡萄というよりは、パッションフルーツのジューシィな味わいと香り。
しっかりしたボディですが、酸味がひかえめなので、とってもまろやか。
甘いのかと思いきや、後味はすっきりで、するすると飲めてしまいます。

このワインに合うシチュエーションは、よく食べ、よく飲み、よくしゃべる女友達とのディナー。
本当に気の合う仲間、3~4人で、というのが理想。ゲヴェルツ効果で、おしゃべりが、とっても弾むんです。

1本目は、食事に合わせて、シャルドネなどもう少し辛口の白を。で、2本目にゲヴェルツ、というのが私のおすすめコース。

食事はだいたい終わったけれど、まだまだしゃべりたい、もう少し飲んで、気持ちよく酔いたい、という第2ラウンドの時間帯に、ゲヴェルツはぴったり! ドライいちじくとナッツなんぞが一緒に出てきたら、ますますテンションもおしゃべりも、加速することうけあいです。

1本目からゲヴェルツだと、ちょっと甘いかな、という場合もあります。(ゲヴェルツはぶとうの品種なので、メーカーによってはデザートワインくらい甘めで重いタイプもあります)。
お料理との相性もあるので、お店の方に聞いてみるのがいちばん!

私の友人たちは、そろそろ2本目にいく? という頃になると、「ミッヒー(私のことです)のあれ、頼んで~」と要求してきます。「あれ」じゃなくて、そろそろ、名前を覚えてほしい…(笑)。

「ゲヴェルツ」とは、ドイツ語で「スパイス」の意味だそう。主にフランスのアルザス地方でつくられるぶとうの品種です。
「ライチやパイナップル、バラの、甘美で強烈なアロマ。
コクと厚みのバランスが秀逸」みたいな解説文がよく添えられています。

アルザスのワインは、ボトルの上部がほっそり長いのが特徴ですよね。
なで肩といいましょうか。。。
そんなところも、なんだか女性的で品があります。

「私はゲヴェルツが好き」という、ひとつの基準ができてからは、お店でのワイン選びも、ぐんとラクになりました。
お店の方に好みを伝えると、ゲヴェルツがない場合でも似たタイプをおすすめしてくれるし、「ゲヴェルツが好きなら、これも飲んでみて」なんてほかの白を教えてもらえたり。

家飲みの場合は、チリのカジュアルワイン<コノスル>もゲヴェルツをつくっているので、ぜひお試しを。

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写真は、<コノスル>の中では高級クラスのレゼルバシリーズですが、それでも1本1300円前後で買えるはず。

毎日びっくりするほど暑い日が続いていますが、「ゲヴェルツ・トラミネール」で、ゆる~く&ゆったりなリフレッシュ時間、いかがでしょうか。

 

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『Oggiエディター三尋木奈保 My Basic Note ~「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方~』

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Banner design&Illustration:Shogo Sekine

Written by Mihirogi Naho
Mihirogi Naho

三尋木 奈保(みひろぎ・なほ)/ファッションエディター 働く女性向けのファッション誌『Oggi』を中心に活躍。 近年はアパレルブランドの商品開発などにも携わる。ベーシックな服を色合わせや小物使いで洗練させる、等身大のセンスが大きな反響を呼ぶ。2013年、自身のベーシック・ルールを公開した著書『My Basic Note ふつうの服でおしゃれな感じのつくり方』(小学館刊)を上梓。清潔感のあるこなれたスタイルと卓越したセオリーが幅広い層から支持を集め、11万部を超えるベストセラーに。食や文化を豊かに楽しむライフスタイルにも注目が集まる。 本連載が初のWeb連載となる。

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