美味しい金沢の旅【前編】

美味しい金沢の旅【前編】


今夜もマッカラン黒バージョン

今年注目の旅先といえば、金沢ですよね。
北陸新幹線の開業で、東京駅から約2時間半という身近な存在に。
ぴかぴかの「かがやき」号に乗って、いざ、行って参りました。

今回は、母とのふたり旅。
ともにお鮨が大好物な母娘、
それはもう胸躍らせて、初めての金沢に降り立ったのですが――

期待以上に、魚が美味しい!!
気が狂うかと思いました…。
白エビ、甘エビ、赤イカにアナゴ…
そしてなんといっても、のどぐろです。
のどぐろ――東京では滅多にお目にかからない、この白身の魚、こんなに美味しいものだったのですね。

ああ、今思い出してもよだれが出そう…。

今回は2泊3日の旅でしたが、一食でも無駄打ちしたくない、美味しいものしか、食べなくない! という意気込みの私は、余念なく事前リサーチに命をかけて、乗り込みました。

結果、どこもハズレなし。我ながらベストなお店選びだったと讃えたくなる
食べ歩きコースをご紹介します。

1日目のランチ
「いきいき亭 近江町店」

到着したら、とにもかくにもお鮨ですよね。
仕事の関係で、金沢駅着がお昼をだいぶ回ってしまったので、15時頃までランチ営業をしているこちらのお店へ、大急ぎで駆け込みました。

写真は、金沢の海の幸ぜんぶ! の「金沢丼」。
マッカラン3
はあ、もう、とにかく美味しい。
お昼からビールと共に。幸せです。
「金沢の台所」と言われる「近江町市場」内のこちらのお店。

カウンターだけの小さな店内は居心地がよく、女性ひとりでも大丈夫そうな、温かな雰囲気です。
「金沢丼」を平らげたあと、白エビや甘エビなどなど、気になるものを握りでいただき、到着後すぐに満腹に…。

マッカラン4
さりげなく金箔が飾られているのが、さすが金沢!

1日目の夜「天ぷら 小泉」

お昼がお鮨、夜が天ぷらなんて、贅沢すぎ…♡と思いつつ、知人に教えてもらったこちらのお店へ。
まだお若い(けれど貫禄たっぷりの)店主の小泉さんが、目の前で揚げてくれるカウンターのみのお店です。

次々と出てくる日本海の幸と、旬の野菜を、冷たい白ワインでいただく――
ああ、大人になってよかったと、しみじみ感じる幸せな夜でした。
特に美味しかったのは、白子と大葉の天ぷら。
マッカラン2

アスパラも、びっくりするほど立派でみずみずしく、甘いんです。
さっと揚げた天ぷらでいただくのも、新鮮な食感で、楽しかった~。
締めはさんざん悩んだ末、私は天茶を、母は天丼をいただきました。

マッカラン1

すみずみまでおもてなしの心遣いを感じる、洗練された大人のお店。九谷焼の器も、どれも素敵でした。

…2日目のお話は、中編へ続く!

【今回紹介したお店はこちら】
●いきいき亭 近江町店
天ぷら 小泉

 

『Oggiエディター三尋木奈保 My Basic Note ~「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方~』

————————————————————————————————————————————
Banner design&Illustration:Shogo Sekine

 


Written by Mihirogi Naho

三尋木 奈保(みひろぎ・なほ)/ファッションエディター
働く女性向けのファッション誌『Oggi』を中心に活躍。
近年はアパレルブランドの商品開発などにも携わる。ベーシックな服を色合わせや小物使いで洗練させる、等身大のセンスが大きな反響を呼ぶ。2013年、自身のベーシック・ルールを公開した著書『My Basic Note ふつうの服でおしゃれな感じのつくり方』(小学館刊)を上梓。清潔感のあるこなれたスタイルと卓越したセオリーが幅広い層から支持を集め、11万部を超えるベストセラーに。食や文化を豊かに楽しむライフスタイルにも注目が集まる。
本連載が初のWeb連載となる。

»この連載の記事を見る