美味しい金沢の旅【中編】
さて、金沢 食べ歩きの旅2日目――。
2日目の朝
「東出珈琲店」
親子って、食の好みも似るようで、私と母は、大のコーヒー党。
毎朝濃いめのカフェインを摂らないと落ち着かないのです。
そんなわけで、向かった先は、近江町市場のすぐそばにある「東出珈琲店」。
カフェというより、まさに正しい「純喫茶」のたたずまい。
玄関を入ると、焙煎したてのコーヒーのいい香り!
レトロで温かみのある店内は、初めて来たのにとっても落ち着ける空間です。
(老舗の喫茶店って、薄暗くシーンとしている印象もありますが、こちらはのんびりゆったり、くつろげる感じ。窓が大きく開放感があるせい?)
カウンターでは地元の常連さんが新聞を読みながら、ゆっくりと朝の一杯を楽しんでいます。
いいなぁ、近所にこんなお店があったら、毎朝通いたいなぁ。
コーヒーだけで済ませるつもりが、手づくりプリンがあまりにも美味しそうだったのでオーダーを。
ちょっと酸味のある濃いめのコーヒーと、こっくりなめらかでバニラが効いたプリンって、ものすごく合いますよね。
2日目のおやつ(朝ごはん?)
「ダイヤモンド」の近江町コロッケ
「東出珈琲店」で、なぜコーヒーだけで軽く済ませるつもりだったかというと、直後にこちらの名物コロッケを食べたかったからなのです(笑)。
「東出珈琲店」のすぐ裏は、金沢の台所と呼ばれる「近江町市場」。
「ダイヤモンド」は、市場の中央に店を構える地元のスーパーマーケットです。
その店頭で売っている揚げたての「近江町コロッケ」、聞いただけでそそられますよね。
甘エビがザクザク入ったコロッケも人気ですが、私的に大ヒットだったのは、タコとワカメのコロッケ。
タコとワカメとじゃがいも…って、一見、異色の取り合わせのようですが、和風ベースの味つけでうまくまとめられていて、クセになるおいしさ!
夢中になって食べたので、写真を撮るのを忘れてしまいました。。。ごめんなさい。
お店の前での「立ち食い」、この年齢になるとふだんはなかなかできませんが、旅先だったら、観光客の特権で、これもあり!
母とふたり、市場の中央で、朝からホクホクのコロッケを頬張るという楽しい思い出となりました。
2日目のお昼
「鮨 歴々 百番街店」
こちらは、金沢の超有名店「鮨 みつ川」の姉妹店。
せっかく金沢に行くのなら、話題の高級店で親孝行せねば…と、当初「みつ川」に予約の問い合わせをしたところ、連日昼も夜も満席で断念…。
しょんぼりしていたところ、セカンドラインの「歴々」は本店よりもリーズナブルで、予約なしでも入りやすいと聞いて、行ってみました。
「セカンドラインでリーズナブル」って、私たち女性は、無条件に反応してしまう言葉ですよね…(笑)。
おまかせランチは、確か¥2,800。
甘エビやバイ貝など、金沢らしい握りはどれも繊細な仕事が施されていて、なんというか、女性好みの洗練された味わいです。
そして、最後に登場するのどぐろの炙りの手巻き…これがもう、絶品です!
ふっくら、やわらかなのどぐろは、さっと皮目が炙られていて、じんわり溶けだした脂が、お塩とパリパリの海苔と、絶妙にマッチ。
カボスでしょうか(違ってたらごめんなさい)、最後に柑橘系の香りと酸味も立っていたような。
海苔の巻き方も工夫されています。大きな海苔を底で折り返し、フタをしているような形状なので最後まで食べやすく、またそれにより、すべての美味しさがギュッと閉じ込められているのです。
私が悶絶していたら、
「のどぐろは脂の乗った魚なので、炙ることで本来の旨味が増すんです」と、板前さん。
心から納得!
昔から、できたて、つくりたてを出していただくと、瞬時に口に運ばないと気が済まない食い意地の張った私。
よって、ここでも写真を撮っている余裕がなく…泣
文章だけのレポートでごめんなさい~。
金沢食べ歩きの旅、続きは後編へ!
【今回紹介したお店はこちら】
●東出珈琲店
●ダイヤモンド
●鮨 歴々 百番街店
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『Oggiエディター三尋木奈保 My Basic Note ~「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方~』
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