新刊『美しい口もと』石井さとこ先生インタビュー
日本に、歯のホワイトニングを広めた第一人者でもある、歯科医師・石井さとこ先生。女優、モデル、タレント、アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚く、昨今では「口もと美容スペシャリスト」として、ますます活躍の幅をひろげていらっしゃいます。
その明るくフレンドリーなキャラクターから“さとこ先生”と呼ばれ、親しまれている石井先生に、新刊『美しい口もと』(小社刊)の出版を記念して、美しく素敵な口もとになる秘訣をインタビューしました!
Q1:「美しさも可愛さも健康も口もとが9割!」という言葉にハッとさせられました。さとこ先生が、「口もとが9割」という考えに至ったきっかけとなる出来事、印象的な転機などがありましたら、ぜひ、お教えください!
石井:ミス・ユニバースJAPANファイナリストの口もとプロデュースをするきっかけとなった、当時のプロデューサーだったイネスさん(※1)に言われた「さとこさん、歯や口もとは一番時間を費やす部分です。宜しくお願いします」という言葉です。
この言葉がきっかけとなり、口もとへの意識が変わりました。それ以前は、口もとは歯のみの意識しかなく、全体像として全く見えていなかったかもしれません。
でも、それは全く逆で、口もとありきの体であると意識できるようになったのです。歯が白くなれば、笑顔が変わる。笑顔が変われば、心や体にプラスの変化が生じる事も。
本来の自分を取り戻したり、自信を持てたり、口もとから美しさが引き出されていく姿を目の当たりにできた経験が「口もとが9割」という意識を生み出しだしました。
(※1 イネス・リグロン:フランス人実業家。1998年から「ミス・ユニバース・ジャパン」を主宰。多くの日本代表を、ミス・ユニバース世界大会で入賞させた実績を持つ)
Q2:本書には、今すぐにできる「口もと美人」になるメソッドがぎっしりと詰まっています。「あれもこれも!」と頭がいっぱいになってしまう人は、最初にまずひとつ、どのケアからスタートすればよいでしょうか?
石井:本書は“美しい口もと”になるための準備をする本だと思っていただきたいのです。これから年齢を重ねて行くにつれて、歯や口もとにも変化が起こります。場合によっては治療を行う事もあるでしょう。しかし、基本姿勢がきちんとある人とない人では、治療をした後も大きく異なってくると思います。
本書の中で、「自分はこの部分は足りないかも?」と迷っている部分があったら、探してみて、ヒントを得て頂けたらと思います。
Q3:先生のアドバイスによって、口もとから人生を大きく好転させた人が、多数いらっしゃると思います。また、女優やモデル、アナウンサーなど、人前に出る職業の方も多く診ていらっしゃいますね。なかでも、先生の印象に強く残っているのはどんな方でしょうか?
石井:「口もとに自信が持てなくて……」という女性が多い中、人前に出る職業の方もまた、同じ悩みを持っていた、なんて事もあるのです。一方、口もとに対する意識や捉え方が一歩も二歩も先を行っている女性たちに出会って、私自身が教えられることもあります。
本書の推薦文を書いて下さったスタイリストの大草直子さん(※2)は、歯を白く清潔にキープする事で、スタイリングアップさせるという、トータルビューティーの知識がとても豊富で、ファッションとビューティーを繋げていらっしゃる女性だな……と感心してしまいました。
また、モデルの長谷川理恵さんは今やフード、マラソンと多彩な可能性にどんどん挑戦していく女性。でも、「口もとの健康は体の健康」という基本を決して忘れず、ケアをしていく事を身につけていらっしゃいます。
お二人とも来るべく変化を恐れず、前向きに立ち向かう勇姿にいつも感銘を受け、私もますます精進したい気持ちになってしまうのです。
(※2 大草直子:女性誌でカリスマ的人気を誇る、スタイリスト。広告のディレクションやトークイベント出演、執筆業にも精力的に取り組む)
Q4:歯科医師、口もと美容のスペシャリストとしての技術はもちろんですが、多数のビューティーセレブから信頼を得ている、さとこ先生の明るい魅力やパッションは、いったいどこから湧き出てくるものなのでしょうか?
石井:本当に患者さんから教えて頂いています。どんな治療を望み、どんなふうにキレイになりたいのかを教えてくれるのは患者さんだと思います。
たとえば、「歯がもっと白くなれば印象が良くなる」と教えてくれたのも、「歯がキレイになったのに唇はカサカサなんです……」と悩みを打ち明けてくれたのも、全て患者さんでした。
そこから、学ばせて頂きました。
「もっと、学びたい……」という気持ちが沸き起こると、心はとてもポジティブになってゆくものだと感じています。あとは、よく笑う事でしょうか? それだけです(笑)。
Q5:これから本書『美しい口もと』を読まれる読者、そして、ウェブ上でこのインタビューを読まれている皆さんに、改めて、さとこ先生からメッセージを頂戴できますでしょうか?
石井:メイクやネイル、ヘア……。女性はキレイにしなければならない場所が沢山ありますね。でも、「美しい!」と言われている女性たちは、まず、最初に“口もと”を美しくする準備をスタートしています。“美しい口もと”になるためには、それなりの時間が必要だからです。
本書では、「美しい口もとへの準備には、どんな事が必要なのか?」を記しています。
今日から準備を始めれば、明日からの美しい口もとへと繋がってゆくことでしょう。
本書を、その“きっかけ”にしていただく事が、私の願いです。
どうぞ、少しでも、皆さんのお役に立てますように。
「美しい!」と言われている女性たちは、まず、最初に“口もと”を美しくする準備をスタートしている、という先生の言葉に、思わずハッとした人も多いのではないでしょうか?
本書をきっかけに、少しずつ“口もと”の美しさに目を向けてみませんか。きっと、白い歯がこぼれる笑顔が、あなた自身を、そして周囲の人を幸せにすることでしょう!
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『美しい口もと』石井さとこ:著