#うちでつくろう my トラベルノート【前編】


新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く毎日。
暖かくて爽やかな日も多くなり、本当ならGWは旅行に行きたいけれど今はそんな時ではない…
でも旅行に行けたらなあ…なんて思っている人も多いのではないでしょうか。
その気持ちをトラベルノートにしてみませんか?

Instagramで大人気の“トラベルノート作家” mini_minorさんによるトラベルノートのつくりかたをご紹介致します。

mini_minor流 トラベルノートとは、
「旅まえノート」「旅なかノート」「旅あとノート」の3種類からなる、旅に出る前のワクワクや旅の思い出など旅にまつわるときめきをぎゅぎゅっと詰め込んだ手作りノート。
今回は3種類のノートの中からおうち時間にぴったりの「旅まえノート」のつくり方を僭越ながら、mini_minorさん初著書『“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート』の書籍編集担当Tが実際に作りながらご紹介いたします!

そもそも「旅まえノート」とは?


出発前につくる旅のプランや旅先の情報をまとめたもの。「旅のしおり」とも呼ばれる。調べものや計画したことを改めてノートにすると旅先での行動がよりイメージでき、ワクワク気分が高まります。―書籍より

でも、自分でノートを作るなんて、難しそうと思ったあなた…
これです!

旅まえノートはこのプランニングシートを使って作っていきます。
基本的にはシートを埋める→ノートに貼りつける→デコレーションするというシンプルな流れになります。

シートに書き込む内容は以下の通り。

①行き先②旅のテーマ③交通手段④宿泊先⑤旅程⑥TODO

ひとまず行先がきまらない限りは書くものも書けないので行き先から決めていきましょう!
トラベルノートをつくる時は、シートやノートを書く時間と内容を考える時間をかっちりと分けるのがコツです!

旅行に行きたいところは人それぞれあると思います。
しかし、いざノートに書くとなるとどこのことを書こうかな~と悩んでしまいます。
私は東北に行きたいとふんわり考えていたので、東北にスポットを当ててまずは下調べをしてみました。

お手元に旅行本がある方はそちらから調べるのがよいかと思いますが、スマートフォンでぽちぽち調べるのも思わぬ情報が得られて楽しいですよね。
宮城、岩手、山形…青森はちょっと遠いかな、なんていいながら秋田県の観光サイトを見てみるとそこには「行け、行け、アキタ。」の文字と共にふんわりまるっこくてかわいらしい秋田犬のアイコンが。
フィギュアスケートのザギトワ選手に贈られたことでも有名な秋田犬。渋谷区民の私にはなじみ深い(上京3年目ですが…)忠犬ハチ公も秋田犬なんだとか。
そして、今筆をとっております私は大の犬好き。ふわふわとしていてまるい犬には目が無いのです。

これは秋田に決まりだな!と意気揚々と行き先に秋田県と書き込みます。

旅のテーマは旅において自分が一番楽しみにしていることや興味のあることを簡単に書けばOK!
私の場合は…

これできまりです!

次に交通手段ですが、日付が決まっていたり旅券が手元にある場合は

・出発駅、到着駅
・出発時間、到着時間
・使う交通機関の名前

などを書き込めばよいのですが、このご時世きっちり書くのは難しいと思いますので「こんな方法で行ってみたいなあ」と思う交通機関や、さくっと「電車」とだけ書くなどでもOKです!
今回は飛行機を利用してみようと思います。

宿泊先も、交通手段と同様に絶対泊まりたいホテルなどは記入してもよいかもしれません!
私は今の段階で希望はないので、空白にしておきます。
あ、でもなんとなく温泉街に泊まりたいので温泉のあるところとメモしておきます。

残るは旅程とTODOリストですが、
ここの2項目はある程度旅でのしたいことが決まっていないと書き込むことができません。
ここで活躍するのが旅行本やスマートフォン、PC。秋田県について調べてみると、観光協会さんのサイトにて無料でガイドブックがダウンロードできるようになっておりました。秋田県、手厚い! 素敵! しかもとっても可愛い。

旅行本をもっていない人は観光協会のホームページにガイドブックがないか確認してみるのもよいかもしれませんね。
私は印刷したガイドブックに行きたいところに丸を付けておおまかに行きたいところをチェックしました!

旅程には、おおまかで大丈夫なので空港の発着や、ある程度マストで行きたいところ、ご飯を食べるタイミングなど、旅の節目になる部分を書き込んでおきましょう。


右上の●には、旅行の何日目かを記入します。
真ん中の縦線は一日の時間を表しています。
だいたい何時に何をするかがわかるように横線を自分で書き込みましょう。
線と線の間にある余ったスペースには検討中のことや、覚えておきたい注意書きを書いておきます。

 

TODOリストはやりたいことをなんでも書き込むところ。つまり書いていて一番楽しい部分!
プランニングシートのにあるTO●の●の文には自分がやりたい動詞を書き込んでしまえば自分だけのTODOリストをつくることができます。
私は今回、「GO」「EAT」「DO」にして、GOには行きたいところ、EATは食べたいもの、DOはいつでもいいからとにかくやりたい!ということを書くようにします。


ガイドブックに書いていたパン屋さんや、秋田県や牛がいる牧場にも行きたい。あとは秋田の名産きりたんぽ鍋を食べたい。温泉につかりたいし、温泉も名産なんかも…あれ? 温泉の名産って言っても一体何だ? と思ったら調べて具体的に書いて。気のすむまで書き込んでみましょう!


TODOではないですが、私の秋田旅はレンタカーを借りることになりそうなので、車の中で聞きたいプレイリストを「To listen in the car」として別途項目を作ってみました。
自分の好きなものをつめこんだものが作れるのもmini_minor流トラベルノートの醍醐味です!

こうしてできたプランニングシートを元に次はこれをノートにしていきます!
「旅まえノート」の作り方後編は5/4公開!こうご期待!

 

5/27発売
“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート
著:mini_minor

 

PROFILE
mini_minor(ミニ・マイナー)

トラベルノート作家/1級建築士
北海道生まれ。
建築関係の仕事に携わる傍ら、旅行や日々のおでかけなどについて記した趣味ノートを2017年よりInstagramで公開。フォロワー数は2万人を超え、「OZ magazine」(スターツ出版)、「家事ノート&手帳術」(エクスナレッジ)、「るるぶ&more.」(JTBパブリッシング)等、数々のメディアで作品が取り上げられている。Instagramアカウントは@mini_minor