【ロングセラー】“忘れたくない”旅の思い出をトラベルノートに


今年のG.W.連休は晴れの日も多く、久しぶりの旅行を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
レジャー・アクティビティ体験や、美術館・展示会巡り、地元の食材を味わうグルメ旅など、旅先での思い出はさまざま。
写真データを遡るだけでも、ワクワクした気持ちがよみがってきますよね。

そんな「旅のあと」におすすめしたいのが、「トラベルノート」づくり。
Instagramで大人気のトラベルノート作家 mini_minorさんによると、ノートにまとめることで「写真には映り込まない、“旅のディテールや自分の心が強く動いた瞬間”を残すことができる」とのこと。

ここでは、mini_minorさんの著書『“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート』より、「旅あとノート」の作り方を少しだけご紹介します。

※本記事は、mini_minor:著『“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。

 

そもそも「旅あとノート」とは?

屋台で軽食を買う時に漂ってきた美味しそうな匂い、大自然の中で肌に触れた巨大な滝の水しぶき、初めて訪れた場所でホテルまで無事に辿り着けるか緊張していたバスの中のこと、さらには買うか迷って結局買わなかったお土産のことなど……。
旅先での行動や思い出を1冊にまとめれば、見返すたびに記憶が鮮明によみがえり、旅をしている気分を何度でも味合わうことができます。

文字だけでなく、写真やイラスト、現地で集めたものなど、自由な発想で旅先の雰囲気を閉じ込めて、あなただけの「myトラベルノート」を作ってみましょう!

「行動ログ」「今日はどんな日フレーズ(一言キャッチフレーズ)」「足取りMAP」「ときめきボード」「ズームイン情報」など、1日の旅の工程を記録してみましょう。まずは簡易的に書きたいことまとめてから、レイアウトや構成を決めるのがおすすめ。書籍『myトラベルノート』では情報整理に役立つ、サマリーシートのテンプレート(要:ダウンロード)も付いています!

 

自分だけのトラベルデータベースにも!

日ごとの記録に加えて、旅全体の記録があると思い出の厚みが増します。
例えば、旅先の紙モノにはその土地の特徴的なモチーフや書体、カラーリングが使われていることも多く、集めて貼るだけで、「その場所らしさ」が。年月が経ち、折りジワや変色が表れるのもまた味わい。

コラージュページ

またお金、お土産、ホテルなど、どの旅にも共通するようなテーマで情報を再整理すれば、自分だけのトラベルデータベースを蓄積することができます。例えば、旅の家計簿(おこづかい帳)を記せば、次の旅行の予算や旅行貯金の目標額の目安になったり、手元に残らないお土産は“消えていく物”だからこそノートに残して記憶しておきたいですよね。さらに、ホテルでの滞在も大切な旅時間。居心地を記しておくのはもちろん、後からクスッと笑える面白エピソードを書いても◎。

ホテル情報

 

『“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート』では他にも、旅の出発前につくるプランや旅先の情報をまとめた「旅まえノート」、旅の間の出来事や感じたことなどを書き留めた「旅なかノート」、今回紹介した旅先での記憶を元に書く「旅あとノート」の作り方を、それぞれ詳しくご紹介しています。

旅のシーンに合わせて使い分けることで、ワクワク気分を高めてくれる「トラベルノート」。
あなたもぜひ、自分が書きたいものを選んでチャレンジしてみてください。

 

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“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート
著:mini_minor

mini_minor(ミニ・マイナー)
トラベルノート作家/1級建築士

北海道生まれ。建築関係の仕事に携わる傍ら、人生のさまざまな体験をノートという形式で組み立てて表現する作家活動をしている。
2017年よりInstagramで自身のノートを公開開始、フォロワー数は4.1万人(2024年4月現在)。
るるぶ&more.、オズマガジン、PILOTとのコラボ等、数々の旅行・文具関連メディアでも作品が取り上げられているほか、2021年にはおうち習い事アプリmiroomでオンラインレッスン『mini_minorのトラベルノート教室』を開講し、累計受講者数は2000名にのぼる。近著に『東京イラスト建築さんぽ』(エクスナレッジ刊)がある。
Instagram @mini_minor