【初めてのガラスペン】ガラスペンとの出会い|使い方|愛用品紹介
人気イラストレーターのしろくまななみんさんが、「ガラスペン」と「インク」の魅力や楽しみ、使い方をご紹介する連載。
初心者だったななみんさんが “沼”に落ちたきっかけは――?
みなさんこんにちは!
イラストレーターのしろくまななみんです。
私は普段、書籍や雑誌の挿絵をはじめとするイラスト制作、またYouTube等、さまざまなSNS上で活動をしております。
さて、そんなわたくしですが、ただいまめちゃくちゃハマっているものがあります。
それは何かと言いますと・・・
【 ガラスペン&インク 】です!!!
本日より始まりますこちらの連載では、そんな私が愛してやまない『ガラスペン&インク』をテーマに、語ったり描いたりと、幅広く発信できたら嬉しいです!
ガラスペンとの出会い
さて、それではまずは私がガラスペンと出会ったキッカケについてお話ししていこうと思います。
ある日、ファンの方から、「絶対ななみんさんインク好きですよ。」とおすすめされました。
インクかあ・・・。
たしかに気にはなるけれど・・・。
ここだけの話、当時は『インク=こぼす、お金がかかる、手が汚れる』など、どちらかというととてもネガティブな印象が強く、あまり気がのっていませんでした。
そしてなんと言ってもガラス製。
私は昔から大雑把で不器用で、何かと物を壊す&落として割っていました。
ガラスペン、全て透き通っていて、綺麗で、繊細で・・・!
大雑把な自分には絶対に向いていない、と思っていたのですが、調べれば調べるほど、世の中には様々なガラスペンがあるらしい。
細かい装飾やねじりがあるデザイン、太い線画かけるものや細い線がかけるもの、シンプルな形状のもの、色合いもカラフルだったりと本当に美しいものばかり・・・。どんどん試してみたい!という気持ちが大きくなっていきました。
運命の時、来たる。
そんな時、ふとTwitterを見ていると、「文具女子博」という文具の祭典があるという告知が流れてきました。HPなどでどんなブースが出ているのか調べてみました。
なんと! ガラスペンも発売しているブースがあるだと!
そしてここで一番気になったのがガラスペン職人・paraglassさんが出しているという「ラムネペン」。ラムネの瓶のようにガラスペンの中に小さなビー玉が入っており、描くとカランカランとラムネを飲んでいる時のような音がするそうな。
(写真提供:paraglass)
ガラスペンへの思いが募りつつも、まだ購入には至らず「きっと何かいいタイミングがあるはず。一番はじめのガラスペンはいいものを買うぞ。」と謎の目標を抱いていた私。
「絶対にこのタイミングだ・・・!」
そしてあっという間に、文具女子博当日。
オープンして真っ先にparaglassさんのところへ! 人が! すごい!
ブースの前に辿り着いた頃には
「もうこれしかありません。」
焦っているとスタッフさんから「試し書きしてみますか?」のお声がけが。別の種類のガラスペンをおすすめされました。
まるっきり無知のまま来てしまったため、使い方を尋ねると、
「インクにつければすぐに書けますよ。」
「書き終わったら水でゆすいでティッシュで拭けばOKです。」
スタッフさんがさっとインクに浸し、渡してくれました。
ガラスペンのペン先はギザギザの溝になっていて、その溝がインクを吸い上げているようです。
用意されていた紙に書いてみると・・・
即購入を決意しました。
ふと机の上を見ると、ガラスペンは全て完売しており、今となってはここで買えたのは運命だったなと思っています。
お気に入りガラスペンの紹介
この時のガラスペンは最初に入手したものだというのもあり、一番のお気に入りとなっています。
paraglass さんの 秋麗(あきうらら)というガラスペンです。
は~~~~~~~~!!!!見ているだけで幸せになります。
しかも
・想像以上に“ペン”って感じでサラサラ、柔らかく書ける!
・インクもかすれたりせずスムーズに出る!
・1回インクを付けただけでめちゃくちゃ書ける!(はがき1枚分くらいは余裕で書けました。)
と見た目だけでなく、書き心地も素晴らしすぎる1本です。
ガラスペンに出会って、より書く&描くことが好きになりましたし、日々の癒しになっています。
おわりに
はい、ということで第1回目の記事でしたが、いかがでしたか?
思わず熱く語り過ぎてしまいました。
ガラスペンは眺めているだけで楽しい気持ちになれる魔法の文具だと思っています。
次回はガラスペンを買ったら切っても切れない関係である「インク」についてお話しします。8/2(火)更新予定です。お楽しみに。
それでは以上、しろくまななみんでした~さようなら~!
イラスト・文/しろくまななみん
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