【yuji×本島彩帆里】大人気の二人が「生き方のセンス」を磨くヒントをアドバイス!


WANI BOOKOUTのmonthly sessionも大人気のヒーラー・yujiさんと、セルフケア美容家として多くのファンを持つ本島彩帆里さん。お二人が寄せられたお悩みに答えるかたちで、これからの時代を歩んでいくための「生き方のセンス」を磨くヒントを探る、ELLEの大人気Podcast「開運セラピー『生き方のセンス』の磨き方」が、このたび、待望の書籍化となりました!

出版にあたってはPodcastの内容に大幅な加筆修正&再構成を加え、なんと『「生き方のセンス」の磨き方/黒』(黒本)『「生き方のセンス」の磨き方/白』(白本)という、2冊となって同時発売。
新しい自分になる(New me)日々を心地よく過ごす(Life) 愛にまつわること(Love)といったように、“新しい人生相談”として人生を生き抜くためのヒントがテーマごとに収録されているので、あなたのお悩みへの答えもかならず見つかることでしょう。

ここでは「推しにエネルギーとお金を注ぎ込みすぎて、リアルでの恋愛や結婚に至らない!」というお悩みに対する答えを、「白本」より、特別に一部抜粋してご紹介します。お二人のユニークかつ、的確なアドバイスが光ります!


今の時代はオタクこそがエース!

本島:「(アイドルなどの)推しにエネルギーとお金を注ぎ込みすぎて、リアルでの恋愛、結婚に至らない」「オタクを卒業しなければダメ?」というお悩みが寄せられました。そんな、推しに夢中になってしまうというお悩みについて、yujiさんはどう思われますか?

yuji:僕はオタクをやめなくてもいいと思いますし、むしろ、それだけ好きなものに徹底してエネルギーを注ぎ込めること自体、非常に魅力的なことだと思うんですね。僕も推しの話を聞かせてもらいたいくらいです(笑)。

ですから、鑑定の現場で「好きなことがわからない」とおっしゃる方が多いなか、それだけ自分の好きなものについて熱量を持つことができる人こそ、まさに風の時代の勝者だと感じているのですが、本島さんはどう思われますか? 恋愛や結婚より、よっぽど大事なことかと思うのですが。

本島:yujiさんの意見に同感です(笑)。自分がそんなに夢中になれることに出会えるなんて、素晴らしいですよね。恋愛や結婚において、必ずしも世間体に自分を当てはめなくても、そのままの自分で付き合って一緒に楽しめる相手がいる気がします。

yuji:僕は海外での生活を通じて再確認しましたけれども、世界では、いわゆるオタクカルチャーが「クールジャパン」として取り上げられることも多いですし、何より日本だからこそ醸成されたカルチャーのように感じています。ですから、オタクであることにお悩みの方が仮に世界に踏み出したなら、きっとエースになれるはずなんですよ。僕は「なぜエースの座から降りる必要があるの?」と、真剣に思うわけです。

先ほど本島さんがおっしゃった、「恋愛や結婚などを、世間体に合わせて考える必要はない」にも完全同感です。仮に、それでも恋愛や結婚を考えるのであれば、フェイクの自分を演じるのではなく、同じ趣味を持つ者同士であるとか、お互いにオタクを自認し合う人を探すのはいかがでしょうか。

ベクトルを共にしている仲間を見つければ、そこに一つのコミュニティー・集合体ができますよね。つまり、そのコミュニティーが少数派かどうかは置いておいて、別に仲間がいないわけではないんです。そのコミュニティーの中で、ありのままの自分を受け入れてくれる人と恋愛すれば、わざわざオタクを卒業する必要もありませんし、ごく自然な流れのように思います。

僕自身、ここ10年ほどを振り返りますと、「星」を取り上げられたら“ただの早口おじさん”になってしまう恐れも(笑)。つまり、その要素を外すことで自分が自分でなくなってしまうくらいなら、推しや星にまみれている自分を肯定する方が、逆に健全だと思うんです。

 

自分軸を持って周囲と関わる!

本島:yujiさんとはよく「自分軸」で生きることの重要性についてお話ししていますが、まさに、その根幹に関わることかもしれませんね。あくまで自分に軸を置いて、そこから周りを見たときにどう感じるかが、判断するうえで重要なポイントだと思います。

yuji:まず、これは一つのケースとして聞いていただきたいのですが、僕ははるか昔にお付き合いしていた方に「星のことばかり話していると常識がないと思われるから、やめたら?」と言われ、星ではなく、その方との関係を解消した経験があります(笑)。つまり、「This is me 」を優先したというわけです。
また、一つ建設的なことを言うと、僕を含め何かの世界にどっぷりハマる人というのは、ともすると専門用語ばかり使ったり、どこか偏りがちになったりします。そこで、あくまで自分軸は守りつつ、その“蛇口の開け具合”を調節することがポイントとなるのではないでしょうか。

例えば、一気にボルテージマックスで自分の好きなことについて話すのではなく、相手によって蛇口の開け具合を調節するわけです。そういう気遣いや配慮のあるつながり方をすることで、意外なところで相性のよい人が見つかるかもしれませんし、社会的なバリアは薄くなるはずです。ヨガを例にとりますと、「このポーズをすると血行がよくなるらしいよ」「リンパの流れがよくなるんだって」と促しつつ、少しずつガチな部分に持っていくといったイメージでしょうか。そういった蛇口のハンドリングに長けてこそ、オタクのプロと言えるかもしれません。

悩む必要はないですし、そのままで構いませんから、“蛇口の開け具合”だけを意識して調節していくことで、よりボーダレスにつながることができるはずです。これからの時代、社会的なバリアや壁が高くなるともったいないので、くれぐれもそれらを薄くしていく、あるいはときに開放してあげるといったバランス感覚が必要となっていくでしょう。

オタクであることにお悩みの方は、ご自身が風の時代の勝者であることを誇りに思うとともに、ぜひ社会とのつながりでは〝蛇口の開け具合〟を工夫するようにしてみて下さいね!

いかがでしたか? 文章になっても明るく軽やか、かつ、気づきに満ちたお二人のやりとりに、おもわずニヤリとしつつ、背中を押されたという人も多いのでは?

自分はどう生きていくべきなのか、今のままでいいのか、どの選択をしたらいいのか――? そんなとき、うまく時代の風に乗れるように、強くしなやかな自分軸を持てるような「生き方のセンス」を磨いていくヒントが満載の『「生き方のセンス」の磨き方/黒』(黒本)と『「生き方のセンス」の磨き方/白』(白本)。

yujiさん、本島さんともに、「音声(Podcast)とはまったく異なった楽しみ方、活用の仕方がある!」と話す本書を手に、あなたの人生を“センスアップ”してみませんか?

イラスト/オートモアイ

\好評発売中!/
「生き方のセンス」の磨き方/黒
著:yuji 本島彩帆里

「生き方のセンス」の磨き方/白
著:本島彩帆里 yuji

yuji

ヒーラー、星読み係、聖地巡礼家。香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は個人鑑定、連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(いずれも小社刊)、『「風の時代」を自分に最適化する方法』『風の時代の未来予測』(ともに講談社刊)、『星2.0』(光文社刊)など。
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本島 彩帆里

セルフケア美容家。心も体も不安定な万年ダイエッターだったが、産後-20kgのダイエットに成功。SNSを中心に、ダイエットや心と身体のセルフケアを発信している。自社ではセルフケアブランドeume(イウミー)を手掛け、できたことを増やす高機能なプロダクトを展開。著書累計は40万部を超える。著書に『やせる #ほめぐせ』(小社刊)、『もんでヤセない身体はない』(KADOKAWA刊)、『太るクセをやめてみた』(主婦の友社刊)、『生きてるだけでやせる図鑑』(西東社刊)など。
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