都心から40分のフィンランド? 埼玉で満喫できる北欧、メッツァビレッジに行ってみた


北欧好きが高じて現在はフィンランドへ移住し、なんと現地で寿司職人として働いている、週末北欧部chikaさん。
初の書籍『マイフィンランドルーティン100』は、最高にディープ&ピースフルなフィンランド旅を紹介し大反響を集めました!

そんな北欧を愛し抜く週末北欧chikaさんに、近場でフィンランド気分を味わえる、「メッツァビレッジ」という場所があると伺い、BOOKOUT編集部スタッフの2人で行ってきました!
埼玉・飯能市にあるメッツァビレッジは、人気キャラクター・ムーミンのテーマパークも併設された2018年開園の施設。都心からも近いので、ゴールデンウイークにふと思い立って行けるおすすめのスポットなんです。

食べて、飲んで、遊んで、買って、ゆるりとした時間を過ごして。
どんどんフィンランドにハマっていくこと間違いなし、ですよ!

※本記事は、2021/11/02にWANI BOOKOUTにて公開した記事を加筆編集したものです。

 

~いざ、国内でフィンランド!~

西武池袋駅から飯能駅まで、特急ちちぶを使えば40分弱で到着。特急料金はたったの500円です。
リニューアルされた特急車両Laviewは、足元まで開けた大きな窓からの景色も楽しめます。足元もゆったりしていて、快適です。



西武鉄道新型特急車両「Laview」
https://www.seiburailway.jp/railways/laview/

飯能駅に到着すると、早速フィンランドのポスターが。メッツァビレッジ到着前からフィンランド気分を高めてくれます。

飯能駅からバスに13分ほど乗れば、メッツァビレッジに到着!

外からは雰囲気がわからないようになっていて、この小道を行けばフィンランドの世界が広がっているようです。既にフィンランドっぽい空気が漂っていて(?)、わくわく。

そして目の前に広がる、メッツァビレッジ!
森と湖のある空間で、本当にフィンランドに来たかのような気分になれます(行ったことないけど)。


ここからヘルシンキまでは、7781km……。
遥か遠くにある街の雰囲気を、ここ埼玉で味わえるのは非常に有難いですね。

 

~併設されているムーミンバレーパークへ~

しばらく奥へ進むと、ムーミンのテーマパーク「ムーミンバレーパーク」があります。入場料が必要なので、事前購入していきましょう。

ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ

公式HP https://metsa-hanno.com/
住所 〒357-0001 埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
営業日 平日 10:00-17:00/土日祝 10:00-18:00
※休園日などの詳細は公式HPをご確認ください

フォトスポットも充実。

過ごしやすい秋晴れの日は、散歩にも最適です。メッツァビレッジ、ムーミンバレーパークともに屋外はペット同伴可なので、犬の散歩をしている方もいました。

時間があえば、ムーミンたちのショーが見られるようです。私たちが伺ったタイミングは、ちょうど終わったところでした。

さて、到着したのは13:00過ぎ。お昼を食べようということで、ムーミンバレーパーク内にあるレストラン「ムーミン谷の食堂」にやってきました。

『マイフィンランドルーティン100』でも度々出てくるフィンランドの家庭料理、サーモンスープ。このお店のメニューにもサーモンスープ「ロヒケイット」があったので、迷わずこれに!
(※期間限定メニューのため現在は販売終了)


▲ パンが器になっていて、最後までおいしい。

こちらは「おさびし山のハヤシライス」。ご飯をおさびし山(「ムーミン」に登場する岩山)に見立て、頂上にはライスコロッケがのっています。

ショップも充実しています。
ムーミングッズが揃った大きなショップのほか、郵便局をイメージした可愛い建物内では、たくさんのポストカードが売られていました。


施設内には、細かいところにムーミンネタが散りばめられています。道沿いに置かれたライトに、スティンキーのシルエットを発見!

ムーミンのストーリーに出てくるモチーフも、至る所にあります。


少し階段を上ったところにある「ヘムレンさんの遊園地」には、大きなツリーハウスなど、小さなお子さんも思いっきり遊べるアスレチックがあります。

 

~メッツァビレッジでフィンランドを感じる~

『マイフィンランドルーティン100』にも出てくる、chikaさん行きつけのフィンランドの国民的コーヒーショップ、ロバーツコーヒー。国内には、ここメッツァビレッジと千歳烏山、麻布十番に店舗があります。シナモンロールとホットコーヒーを頼んで、フィンランド気分をさらに高めます。


モサモサ、サクサク、これがフィンランドの味か……!シナモンの香りと、ほんのり甘いパールシュガーが口いっぱいに広がります。ストレートで飲みやすいブラックコーヒーとともにいただいて、ほっと一息。

パーソナルスペースの広い北欧のように、広めの間隔を空けて置かれているベンチ。訪れている人それぞれが、自分の好きなように過ごし、穏やかな時間が流れていました。

都会の喧騒から離れ、ゆっくりとした時間を過ごせるメッツァビレッジは何度も訪れたくなる場所です。

chikaさんによると、国内でフィンランドのお菓子や食べ物を取り扱っているお店は少なく、なかなか手に入れられないそう。メッツァビレッジではフィンランドの食べ物や雑貨も販売されているので、買って帰れば自宅でもフィンランド気分を味わえます。

国内でフィンランド気分を味わえるメッツァビレッジで、幸せな一時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

撮影/BOOKOUT編集部
イラスト/週末北欧部chika

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マイフィンランドルーティン100
著:週末北欧部chika

週末北欧部 chika

北欧好きをこじらせてしまった会社員。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。いつかフィンランドに移住したいと寿司職人を志し、現在は日本で会社員を続けながら修業の真っ最中。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。
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