「自分がわからない」数秘別にやりたいことや考えがわからない理由と解決法を紹介

「自分がわからない」数秘別にやりたいことや考えがわからない理由と解決法を紹介



日本一のマンガ数秘占いカウンセラー・
桝元つづりさんが贈る、
あなたの悩みや生きづらさを解消するヒント。
「数秘術」という数字を用いた占いで、
数秘キャラたちと一緒に
自分を知り、好きになる方法をお伝えします!


年の瀬も近づいてきて、今年はこんな1年だったな〜と振り返ったり、来年はどんな年にしたいかな?と思いを馳せることも増えてくる時期ですね。

しかし、「どんな年にしたい?」「来年は何をやりたい?」と考えても、やりたいことや自分がどうしたいのかがわからず、不安や焦りを感じることはないでしょうか。
この時期に限らず、ふとした瞬間に「自分の考えややりたいことがわからない」という感覚を抱いている方もいらっしゃるかもしれませんね。

この「自分の考えや意見がわからない感覚」は、心理的な要因を挙げられることがあります。
しかし数秘で見ると、もともと自分の考えや意見がわかりにくいタイプなので、無理にわかろうとしなくても大丈夫な場合や、頑張りすぎていて自分が見えづらくなっているために、「自分の心地良いポイントを思い出して!」という数秘たちからのサインという場合もあります。
ただ、どんな数秘でも「自分の大切にしていること」は存在します。

今回は、数秘ごとに、自分がわからなくなる理由と大切と感じていること、自分の意見がわからなくなった時の考え方ややってみると良いことをお伝えします。

あなたの数秘の出し方

あなたの数秘(=あなたがどんな才能を持っているか)は、簡単な足し算で出すことができます。

例)19921203日 生まれの人は
1+9+9+2+1+2+0+3=27
2+7=9

で「数秘9」の性質を持っていると捉えます。
※で11・22・33になった方はそこで計算をSTOPしてください。

こちらのページで数秘を自動計算することもできます。
あなたの数秘を見てみよう

※自分の中に複数の数秘が存在するために「どの自分が本当の自分なのかわからない……」というパターンもあります。今回は詳しく解説しませんが、いずれの数秘もあなたの一部です。併せてD・S・P・Bの数秘たちもご覧いただき、ご自身の中にいろんな「自分がわからない感覚」「自分の気持ち」があることを感じとってもらえたらと思います。

 

「自分がわからない」状態が普通な数秘9・11・33

このグループは自分の考えていることに掴みどころがなかったり、コロコロ変わったりしてしまうため、常に「自分がわからない」状態が普通の数秘たちなので、自分を無理に理解しようとする必要はありません。
数秘ごとに大切にしたいことを各々持っているので、そこを判断の基準にしていくと「自分をわかろうとしなければ!」という焦りが弱まっていくでしょう。

数秘9

数秘9は「ささやかな幸せ」を大切にします。花のつぼみが1輪咲いた、冬の朝のピンと張った空気感…などほとんどの人が見逃してしまいそうなものを味わうことを大切に思います。

しかしその反面、「何かを成し遂げる!」といった情熱を持ちづらくなります。
またひとつのことを様々な視点から理解できるため、色んな意見が浮かんで脳内がいっぱいになり、頭がぼや〜っとして言いたいことが掴めないことも多々あるでしょう。そのために「自分の考えていることがわからない」感覚になりやすいかもしれません。
数秘9にとって一番大切なのは「温かいご飯を食べて、しっかり眠る」こと。自分がわからなくなった時は、ご飯をゆっくり味わって食べたり、肌触りの良い服を着たりなど、1日を丁寧に過ごしてみましょう。

数秘11

数秘11は自分がすべきことや相手に必要なことを直感で察知して、突き動かされるように行動します。
しかし、自分の言動は覚えていたくても次の瞬間にはすっかり頭の中から消え去ってしまうのです。周りの言動はよく覚えているのに、自分の言動だけ空を掴むような感覚になってしまいます。

本来、数秘11はフィーリングに任せることが一番生きやすい状態ですので、自分を把握できなくても大丈夫です。
ただ、直感は闇雲に働くわけではありません。自分も周りも自然体で正直でいるために必要なことや、お互いがスキルなどを高めあえる人、心地良く感じる人と繋がる方向に惹かれます。
「どうすれば心地良いか」という理想を思い描いてみると、直感で動くことに不安が無くなっていきます。

数秘33

数秘33は「ありのままの自分でいる」ということを大切にします。自分の感覚を素直に表現できることは利点ですが、気分が極端に変わる部分もそのまま表現してしまいます。
「全てに対して愛おしい!」と思っていたのに、気づけば「全てが苦しくてずっと辛かった……」と真逆の状態になってしまうことがあるのです。一貫性が無い自分のことをどう理解すれば良いのかわからない…と途方に暮れることもあるかもしれません。

数秘33が自分を理解するには、この状態がありのままだと認めてあげることが必要です。
一貫性が持てないので、「”今”心地良いことは? やりたいことは?」と現在の感覚を確認してみましょう。
その中で自分が楽しくて、人からリアクションを得やすいことを優先的にやっていくと、気分のギャップを気にする度合いが低くなっていきます。

 

周りからの影響で自分がわからなくなる数秘2・4・6・22

このグループは自然と相手や周りの環境に影響を受けやすい数秘たちです。
率先して人のサポートに回り、自分の意見ややりたいことを抑えてしまうことが常態化すると自分のことがわからなくなってしまいます。
それぞれに自分の譲りたくないポイントがあるので、その点を守るように立ち回ると、周りに振り回されている感覚は少なくなっていくでしょう。

数秘2

数秘2は自然と相手の感情に強く共感する性質を持っています。相手が笑えば笑顔になり、怒っていれば心がムカムカしてきたりと、無意識のうちに相手と同じ気持ちになろうとしてしまいます。
つまり、数秘2が自分の気持ちや考えがわかりにくくなるのは、「自分が相手と同じ感覚を共有したい」という意図があるからなのです。そして、好意を持つ人だと、共有したい気持ちがさらに強くなります。

しかし相手と自分は別の人間なので、共感できない場合も起こります。
「でも……」「う〜ん……」「それで良いの?」という気持ちが出てきたら、「共感できない自分がいても仕方ない」と認めるとザワザワした気持ちが落ち着いてくるでしょう。

数秘4

数秘4は客観的に物事を捉えることができます。安全に物事を運んだり、周りの人がみんな同じように快適に過ごせるように手順やルールを考えたり、状況を整理しようとします。
しかし、そのために「自分の気持ち」よりも「正しいかどうか」ということに目が向きすぎてしまい、それが物事の判断基準になりがちです。

数秘4が何が正しいかわからなくなった時は、「自分の気持ちを確認しよう」というサイン。「このままで大丈夫?」と不安になったり、「一息つきたい…」といった気持ちを見過ごしていそうです。
5分手を止めて、「こんなことは考えてもしょうがない」と思っていることを紙やスマホのメモアプリに3つリストアップしてみましょう。現状を把握できるので、安心して行動しやすくなります。
これを時間や回数などの範囲を決めて行うことで不安が和らぐでしょう。

数秘6

数秘6は自分の意見や考えよりも周りの人が喜ぶことを優先して選択します。「みんなが仲良くいられるため」を大切にし、自分の意見を抑えることができる優しさがあります。

しかし、その分自分は何が嬉しいか、何をやりたいかに目を向けることに慣れておらず、自分の意見がわからない…ということが起こりがちです。
数秘6にとって「みんなが仲良く」も大切ですが、自分が「素敵」「こうだったらいいのにな」と感じている関係を実現したいとも思っています。
そのために、「素敵」「こうだったらいいのにな」と感じることを口にしてみましょう。
すると、あなたに共感する人が近くに集まり、共感できない人はあなたと適度に距離を置くようになるので、お互いが心地良く過ごしやすくなります。

数秘22

数秘22は相手に共感する性質と客観的に捉える性質の両方を持ち合わせます。そのため、自分個人の、特に感情的な考えや意見を「悪」と考えてしまいやすくなります。
例えば「正しくない」と思うことに怒りを感じても、その背景にそうならざるを得なかった事情があると知ってしまうと、怒りの向けどころが無くなってどういう情緒でいるのが正しいのかわからなくなり、混乱する…ということが起こりやすいです。

数秘22が混乱して自分がわからなくなったときは、脳内の情報を整理しましょう。
「正しいかどうか」「良いか悪いか」は一旦横に置き、「起きていること、自分の感情、周りの人の気持ち、身近な人たちの中で正しいとされていること、世界で正しいとされていること」をバラバラにして書き出して把握しましょう。
これらは数秘22にとって全て大切で、どうしていくかを考えるためのベースになるものです。結果的にどう動けばしっくりくるかは、直感で答えがまとまります。

 

合わない環境にいると自分がわからなくなる数秘3・7・8

このグループは、自分のことがわからなくなっている時、自分に合わない環境にいるサインです。

数秘3

数秘3は「今、この瞬間」を自分も周りも楽しくいられることを大切にします。
そのため、難しい顔した人ばかりがいる、閉塞的な雰囲気など、「楽しくやること」が許されない環境は大きなストレスに。この環境にいる数秘3は、明るくいることに力を注いでいますが、心では泣きたい気持ちや、怒りが溜まっていっぱいいっぱいになっています。頑張って笑顔で過ごしているのに、全ての考えが否定されるような状態になるので、「自分の考えていることや楽しいことがわからない」と感じてしまっても仕方ないでしょう。

数秘3は感情が豊かな性質なので、ネガティブな気持ちも「子供っぽい」と否定せず、しっかり泣いて、怒って、気持ちを放出しましょう。感情は放出するとスッキリして、また自然と笑顔でいられるようになります。
怒られてもっと状況が悪化するかも…と気になる場合は、外に情報が漏れない安心できる相手や場所を選んで。

数秘7

数秘7が自分の考えや意見がわからなくなっている時は、「違和感があることを無理にやってないか確認しよう」というサインです。
数秘7は常に本音のみで生きようとする性質を持ちますが、様々な角度から「本当にこれでいいのか?」を探ろうとするため、あえて違和感があることを試すこともあるのです。
しかし、本音を誤魔化して違和感のある状態を続けるほど、周りと分離しているような感覚が大きくなりがちです。

こんな時の数秘7は頭の中の情報を制限する必要があります。1人の時間をとって、自分の中で違和感があるところや、納得がいかないと感じるところ、言っても無駄だからと諦めているところを分析してみましょう。
自分が何を考えているかを分析することそのものが数秘7にとって大切なのです。

数秘8

数秘8は限界を突破して無限に才能や収入を伸ばす・増やそうとする向上心があります。
そのため、現状以上は伸ばせない・増やせないと限界を感じ、足りていないものを把握しているのに行動を我慢しなければならない状況になると、自分の考えやどうしたいのかがわからなくなってしまうことがあります。

この状況は、数秘8が「確実にうまくいく」というイメージがあれば実現に向かって行動できる性質の副作用のようなものです。
数秘8の原動力は「”無い状態”を”在る状態”にする」ことにあるので、欲しいものを欲しいという気持ちはとても大切なものです。「限界だから我慢しよう」ではなく、「(自分では限界だと思っていることでも)実現している人がいるかもしれない」と考え、目標となる人を探してみましょう。

 

わからない感覚によっては「立ち止まるサイン」の数秘1・5

このグループは常にやることを見つけようとする数秘たちです。もし、「動けない状態」と「自分の考えていることがわからない状態」が同時に起こっている時は「何かしなければ…!」とジタバタせず、立ち止まることを求められています。

数秘1

数秘1は直感で何となく「こっち!」と感じるものを選び、どんどん動いていこうとします。とにかく動く方向があるうちは、どこに辿り着くかわからない不安があっても大丈夫です。
しかし、どんな選択肢もピンと来なくて動けない時や、「これだ!」という感覚が無い時は、無理に動こうとする必要はありません。

「常に動いていないと…!」と思う数秘1にとって、どう動いていいのかわからない時は焦る気持ちばかりが募りますが、そんな時は「今ある選択肢のどれでもない」ことが一番しっくり来ているサインです。時間が経つと表れる“別の選択肢”に直感が照準を合わせている可能性も高いです。
自分がどうしたいのかわからない感覚が強い時は、「○○が食べたいなあ」と頭に浮かんだらそれを食べるようにするなど、一瞬浮かぶものを即座に捉えて「こっち!」と判断する直感を鍛えておくのがおすすめです。

数秘5

数秘5は「様々なものを体験する」ことを大切にしています。
「色々やってはいるものの、これで何をしたいかわからない」という状態はまだ問題ないのですが、やりたいことはたくさんあるような気がするけれど、頭の中で段取りを組んでみるとスムーズにこなすイメージが持てず、ダラダラと時間を浪費してしまう状態に陥ることがあります。
「何がやりたいのかわからない…」と虚しい気持ちになる場合は、「頭を使うのはひと休み」のサインです。

ただ、数秘5の休息は、家でゴロゴロするより軽く散歩やドライブをして外の空気を吸う方が元気になります。視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感のうち、普段使っていないところを使うのも心のバランスが取りやすくなります。

 

自分がわからない感覚に不安になったとき、気持ちが軽くなるヒントになれば嬉しいです。

 

*1年間にわたって連載させていただいた「自分を好きになる数秘術キャラ占い」ですが、今回で最終回となります。これまでご覧いただき、ありがとうございました!
「自分ってこれで良いんだ!」と気持ちが軽くなったり、身近な方への理解の手助けができれば嬉しいです。

お知らせ

連載コラム「自分を好きになる 数秘術キャラ占い」をご愛読いただきましてありがとうございました。
ご好評につき、この連載が書籍になることが決定しました!
発売は来春を予定しておりますので楽しみにお待ちくださいませ。


Written by 桝元つづり
桝元つづり

マンガ数秘占いカウンセラー。「生きづらい」「自分がわからない」理由や「あの人何を考えてるの?」を生年月日と名前から読み解く現代数秘術を擬人化し、マンガで「そのままの自分との付き合い方」「そのままの自分での周りとの付き合い方」を広めている。著書に『マンガで読み解く数秘占い』(グラフィック社刊)。
WEBサイト マンガ数秘らぼ 
X(旧Twitter) @usogoto 
Instagram @ninmari_tsuduri 

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