【星読み】大人気の“星読み”ヒーラー・yujiさんによる、“自分軸”で生きるためのヒント
9月9日は「世界占いの日」。
広く一般に占術を知ってもらい、正しく活用してもらうために、日本で制定されました。
ここでは、WANI BOOKOUTの毎月の星占い「monthly session」も大人気の“星読み”ヒーラー・yujiさんの著書『yujiの星読み語り』より、占星術で読み解く、“自分軸”で生きるためのヒントをご紹介します。
本書が“目に見えないけれど大切なもの”を
知る手掛かりになったなら、
星として輝くためのお手伝いができたなら、
星読みに生きるものとしてこれ以上の喜びはありません。――yuji
(『yujiの星読み語り』より)
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※本記事は、yuji:著『yujiの星読み語り』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。
純度100%の自分になる
時代の潮流や周囲の思惑に流されることのない自分軸を作るための方法をお伝えしていきたいと思います。
まず、これから先、常に意識し続けて頂きたいファーストステップは、「純度100%の自分」を目指すこと。私たちは日頃、社会に生きていると、いつの間にか世俗の垢にまみれてしまいます。世間の常識や人間関係のしがらみ、所属団体のルールなど、世の中には様々な「〜すべき」がありますが、それらが本来の自分にどんどん重ねられていくと、人は、まるで厚い衣に包まれた「エビ天」のようになってしまうのです(笑)。
厚ぼったい衣をまとった「エビ天」も、もとはプリプリの新鮮なエビだったはず。そして、おそらく2018年には、多くの人が、その衣を強制的に削ぎ落とされるようなプロセスを迫られたのではないでしょうか?
もとのフレッシュなエビに戻るために衣をどのくらい削がれたのかは、それぞれの衣の付き具合によって異なります。たくさん付いていた人はたくさん削られたでしょうし、なかには削られたことに気づかないくらい衣が少なかった人もいたかもしれません。
(イメージ:写真AC)
ともかく、そうして衣をすべて取り去ったフレッシュなエビとは、いわば「あなたの本来の姿」であり「本質」とも呼びたい部分。だからこそ、衣を削ぎ落とすための方法は、自分にしか見つけられません。「自分はどうなりたいのか?」「何が欲しいのか?」と、ひたすら自分に問い掛けること。それが唯一の、そして最良の方法なのです。
個人鑑定やトークショーの場でこのようにお伝えすると、「自分でも、どうしたいのかわからない」という方がいらっしゃいます。それはなぜかというと、これまで別人の仮面を被り続けてきたから。自分と向き合うことを避けているうちに、自分の本心が埋もれて見えなくなってしまったのです。
そこで、自分の本心を掴むためのリハビリとしておすすめしたいのが、日常の中にある些細な選択肢にひとつひとつ明確な答えを出していくトレーニングです。
「コーヒーにする? 紅茶にする?」という場面で、本当は迷っていたとしても、「どちらかというと、こっち」という方を自発的に選択してみましょう。毎日のように1問1答を続けていくと、「選ぶとテンションが上がるもの」や「自分が心から好きなこと」が徐々にわかってくるはずです。
それを毎回きっぱりと選べるようになったとき、あなたは、もとのプリプリだったフレッシュなエビ=「純度100%の自分」に一歩近づけることでしょう。
ごく稀にですが、もとから「自分らしさ全開」で生きてきたため、ほとんど衣が付いていない人もいます。ただ、そういう人はこの激動期に何も変わらないのかというと、そんなことはありません。
衣がゼロに近い場合は、本人の意志にかかわらず、周囲の環境が移り変わることで何かしらの変化が訪れることでしょう。
「私なんか」の“なんか”を取る
鑑定の現場で「あなたにはこういうことが向いていますよ」とアドバイスすると、「私なんかがそんなことをしてもいいのでしょうか?」とおっしゃる方がよくいらっしゃいます。
「私〝なんか〞が……」
一見、身の程をわきまえた、とても謙虚な発言のようですが、実はこれって、ものすごくエゴイスティック。仏教用語では、エゴ(自我)は「小我(しょうが)」と「大我(たいが)」に分類されることがありますが、「私なんか」の〝なんか〞というフレーズは、まさに自己中心的で視野の狭い「小我」でできているのではないかと思うのです。
少々逆説的な例えになりますが、美しさを競うミスコンテストでは、いくら出場する本人が「私がいちばん美しい」と思っても、審査員に評価されないことには優勝できません。
自分と他人の評価というものは往々にして異なるため、自分で自分を評価するのはとても難しいこと。もちろん、自己肯定感やプライドは大事にするべきだと思いますが、評価することにおいては案外、他者に委ねた方がいいのです。
古くから「まな板の鯉」ということわざがありますが、残念ながら、日本人はまな板に乗ってもいないのに(笑)、「私なんか」と遠慮してしまう人が多いような気がします。
(イメージ:写真AC)
周りの人から「これ、やってみなよ」とすすめられたときは、思いきって流れに乗ってみましょう。そもそも才能や天分は、あなたの所有物ではなく、宇宙全体のエネルギーを上げるために星から与えられたもの。
少々厳しい言い方をすると、せっかくすすめられていることがあるにもかかわらず「私なんか」と辞退してしまうことは、あなたが与えてもらった才能や天分への冒涜(ぼうとく)と言えるかもしれません。
そのうえ、〝上〞からの声に素直に耳を傾けてみると、実は〝なんか〞ポイントこそ、人生で向き合うべき課題だったり、自分の深部に隠れていた武器だったりするケースがほとんどなのです。
誰しも何かしらの、〝なんか〞ポイントを持っています。
「私〝なんか〞が小説を書いていいのかな」
「私〝なんか〞が起業していいのかな」
「私〝なんか〞が食を語ってもいいのかな」
「私〝なんか〞が教育者になっていいのかな」
……なんか、なんかは、実は「そうなんか!」ポイントでもあるはずなのです(笑)。
人生の課題であり武器にもなり得る、あなたの中の〝なんか〞ポイントを探してみてはいかがでしょう。
この他にも、『yujiの星読み語り』では、人気ヒーラーのyujiさんが「ありのままの自分で生きるため」ヒントを詰め込んだ、読み応えたっぷりのエッセイや、ホロスコープで読み解くこれからの生き方まで、詳しく紹介しています。
△『yujiの星読み語り』より。自分軸を探すための羅針盤となる星読み、太陽星座についても詳しく説明。
これからの時代をどのように捉えるか、どう過ごすか、何をやるべきか――。
自分が進むべき道は、星が教えてくれる。
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yuji
ヒーラー、星読み係、聖地巡礼家。香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は個人鑑定、連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』『生き方のセンスの磨き方/黒・白』(いずれもワニブックス刊)、『「風の時代」を自分に最適化する方法』『風の時代の未来予測』(ともに講談社刊)、『星2.0』『日本』(ともに光文社刊)など。
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