ご褒美ランチに別格の美味しさの鯛茶漬けを 木挽町【銀座あさみ】

ご褒美ランチに別格の美味しさの鯛茶漬けを 木挽町【銀座あさみ】


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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。

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鯛の食べ方としていちばん好きなのが刺身にした鯛を醤油がわりの胡麻だれとからめて白飯と食す鯛茶漬けだ。自宅でも自家製のゴマだれを作って楽しむほどの好物だが、別格の美味しさを楽しみたい時にお邪魔しているのが、築地からも近く、料亭が立ち並ぶ銀座の木挽町にある「銀座あさみ」さんだ。


夜は四季折々の食材を贅沢に使ったおまかせの懐石料理をコースで供する高級店だが、ランチタイムには鯛茶漬けが気軽にいただけるのが嬉しい。

銀座あさみの鯛茶漬けはとにかく気前がいい。大ぶりに切られたプリップリの鯛の切り身がひとり、7切れほどたっぷり。それをくるみとカシューナッツにたまり醤油を加えた特製の胡麻ダレにからめて炊き立てごはんと一緒にいただくのだが、鯛の新鮮さはもちろん、この濃厚で香ばしい胡麻ダレが絶品なのだ。

まずは炊き立てのご飯と一緒に味わい、数切れ残しておいて、鯛茶漬けのために特注したという深蒸し茶をかけてサラサラとかっこむ。コクがありつつ、さっぱりとしていて後味も爽やか。鯛もタレもたっぷりなのでご飯のおかわり必至だ。

先付けと小鉢に甘味まで付いた鯛茶漬けが2,200円とはありがたすぎる。前日までの予約が必要だが、宝箱のように花籠に詰まった縁高弁当に鯛茶漬けの付いたセット4,950円もさらに贅沢なひとときが楽しめる。
人気店なので、鯛茶漬けのみでも予約がおすすめ。たまのご褒美ランチで訪れたい大人の隠れ家だ。


DATA

銀座あさみ

住所 104-0061 東京都中央区銀座8-16-6 ときわぎ館1F
営業時間
平日 11:30~15:00(L.O 14:00)/17:30~22:30(L.O 21:30)
土曜 11:30~15:00(L.O 14:00)/17:30~22:00(L.O 21:00)
電話番号 03-5565-1606
定休日 日曜・祝日
HP http://www.ginza-asami.co.jp/

*次回は4月25日更新予定です。

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Written by ariko

CLASSY.、VERY、HERSなどの表紙やファッションページを担当する編集ライター。日々の食卓をポストしているInstagramが、センスあふれる美味しそうな写真と食いしん坊の心を掴む料理で話題に。著書に『arikoの食卓』シリーズ、『arikoの黒革の便利帖』(共にワニブックス)、『ありこんだて』(光文社)、 『2品で満足 arikoの家和食』(講談社)など多数。
Instagram:@ariko418

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