【驚くほど体が軽くなる】人気アーユルヴェーダ実践家MOTOKOさんによる超簡単「ゆるデトックス」とは?


総フォロワー数17万人と、いまSNSで大人気のアーユルヴェーダ実践家・MOTOKOさん。20年以上のセラピスト歴を持ち、これまで数千人以上のセッションを行ってこられました。現在は、「生き方・暮らしに活かすアーユルヴェーダ」を軸に、講座やオンラインスクールに力を入れています。

ここでは、そんなMOTOKOさんによる待望の新刊『世界一わかりやすい! まいにちアーユルヴェーダ』より一部抜粋・編集し、「手放すだけ」で驚くほど体が軽くなる、今すぐはじめられる“ゆるデトックス”について徹底解説します。

 

「毒素」が溜まっているサインをチェック!

 カラダを変えたいと思ったとき、あなたは何かをはじめますか? それとも何かをやめますか――?

答えはシンプルです。いらないものを手放すだけ。「カラダにいいもの」を取り入れるのは、そのあとで。手放してほしいもの。それは日常の何気ない習慣です。

「一人だし」「時間がもったいない」からとスマホを見ながら、仕事をしながらごはんを食べること。「お腹がいっぱいになればいいや」と適当にインスタント食品を選びお腹を満たすこと。「面倒ごとは避けたい……」と本音を言わずに我慢をすること。「こうすべき」という世の中の常識に従って行動・選択をすること。

これらはすべて、「本当のあなた」を置き去りにした行動。心に噓をつくとき、カラダは必ず毒素を溜めています。


(イメージ:写真AC)

□ カラダが重だるい
□ 昼食後はいつも眠い
□ 胃もたれしやすい
□ 便がゆるい、ねっとり、または便秘
□ 肌にかゆみ・炎症がある
□ 鼻が詰まりやすい
□ 朝、起きるのが苦手
□ やる気を出すのが難しい
□ 後回しグセがある

あてはまるものが1つでもあれば、それは毒素が溜まっているサインです!

 

自分史上「最高に軽い心と体」を手にいれる方法

不調だらけのカラダをどうにかしたいと思ったとき、みなさんは何をすればよいと考えますか? サプリメントやスーパーフードのような、カラダによいとされるものを摂ってみたり、マッサージを受けたりする方もいるかもしれません。これらは日々の生活に何かをプラスで行うという足し算の手法です。

一方、私の考えは真逆です。健康になるために、まずしてほしいことは「毒素を溜める習慣を手放す」という引き算です。

アーユルヴェーダでは、不調は「アーマ」と呼ばれる毒素が溜まることで生じると考えられています。アーマ(毒素)とは、直訳すると未消化物、消化されなかったものという意味です。


(イラスト:イオクサツキ)

私たちが食べたものは胃で消化され、カラダを動かすためのエネルギーとして、また、血肉や骨といったカラダをつくるための材料として使われます。残ったものは便などの老廃物として排出されますが、老廃物にもなれずにカラダに溜まったものが毒素です。

毒素が溜まっていくと、なんとなくカラダが重いといった「鈍重感」を引き起こします。鈍重感を放置すれば、むくみや体重の増加、冷えや便秘、マイナス思考といったカラダや心の不調として現れます。

つまり、不調の原因は毒素ということになりますよね。私が足し算よりも、引き算のケアを大切にしているのはこのためです。不調の原因を引き算することが、心地いいカラダづくりの第一歩なのです。

 

手放したい、アーユルヴェーダ的「毒素を溜める習慣」

では、どんな日常の習慣が毒素を溜めているのでしょうか? 毒素を溜める(手放したい)おもな習慣は次のとおりです。

・冷たいものを食べる
・ながら食べ、暴飲暴食
・お腹が空いていないのに食べる
・カラダと心の本音に噓をつく

「え? そんなこと?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。詳しくはあらためてお伝えしますが、特別なことをしなくても、食・生活・思考における日常のクセを手放すだけでカラダは軽くなります。同時に、カラダを重くさせている足し算の習慣も見えてくるでしょう。

 

毒素を溜める習慣を手放して、「すでにカラダに溜まってしまった毒素を出し」ながら、「毒素を消化する力を下げない」習慣を取り入れましょう。次回記事「【イライラ、疲労、老化に効く】人気アーユルヴェーダ実践家MOTOKOさんが教える『ゆるデトックス』習慣」(22日公開予定)では、この2つの具体的な方法についてもくわしく説明していきますので、ぜひ、チェックしてみてくださいね!

 

日常の何気ない習慣を手放すだけで……ぐっすり眠れて軽やかに動ける、イライラせずおだやかに過ごせる、誰も嫌いにならず、他人も自分も許せるようになる。

ダイエットやファスティングなど、カラダを変えるときに「特別なこと」をするよりも、まずは〝今、ここにいる自分〞を見つめ直す。それだけでカラダは変わるのだと、MOTOKOさんは話します。

次回(22日公開予定)は、毒素を溜める「食習慣」「思考習慣」とその対策について、さらに掘り下げてご紹介していきます!

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著:MOTOKO

MOTOKO

アーユルヴェーダ実践家。仙台生まれ。幼少期から複雑で繊細な人間の感情や肉体に興味を持ち、19歳でアーユルヴェーダを生活に取り入れ、実践を続けている。クリニックでのセラピストやサロン経営、セラピスト育成、サロンへのアーユルヴェーダ導入コンサルなどを経験。現在は、『生き方・暮らしに活かすアーユルヴェーダ』を発信し、健康・美容・幸せに関わるすべての悩みを解決できると好評を博している。SNS総フォロワー17万人(2025年7月現在)。著書(監修)に『まんがで即実践! 犬とアーユルヴェーダと私』(双葉社)がある。
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X(旧Twitter) @motokoveda