【INTERVIEW】TBS系金曜ドラマ『DREAM STAGE』に出演中の志賀李玖。5人組ボーイズグループTORINNERのメンバーを演じるにあたり、どのような役づくりを行なっているのかを聞いた。

【INTERVIEW】TBS系金曜ドラマ『DREAM STAGE』に出演中の志賀李玖。5人組ボーイズグループTORINNERのメンバーを演じるにあたり、どのような役づくりを行なっているのかを聞いた。


K-POPの世界で、落ちこぼれボーイズグループ・NAZE(ネイズ)が元・天才音楽プロデューサー・吾妻(中村倫也)とともに音楽業界の頂点を目指していく絆を描いた“K-POP版”スポ根ドラマ『DREAM STAGE』(TBS系・毎週金曜夜10時)。本作で、落ちこぼれボーイズグループのライバルグループTORINNERのメンバーを好演中の志賀李玖。ただ役を演じるだけでなく、楽曲のレコーディングにMV撮影、韓国語の習得など、多くを求められる作品で彼が手にしたものとは…。

撮影/浦田大作 スタイリスト/ダヨシ ヘアメイク/森村まほ(CONTINUE) 文/関川直子

——出演はオーディションで決まったそうですが、その時の心境から教えて下さい。

「すごく嬉しかったですし、ホッとしました。絶対に受かりたいと思っていたので、報告が来るまでの間、ずっとモヤモヤしていて。だから、結果を聞いた時は本当に安心しました」

——K-POPの世界を描いた作品ですが、そもそもK-POPへの興味はありましたか?

「ありました。それこそこの業界に入る前から韓国アーティストさんの曲はたくさん聴いていましたし、BTSさんが大好きで、家で動画を観ながら踊っていて。当時、『FIRE』や『MIC Drop』、『I NEED U』なんかをよく踊っていました」

——演じるTORINNERは新人グループでありながら、スター性やカリスマ性を兼ね備えたエリート集団ですが、表現する上でどんなことを意識されていますか?

「通常、新人グループであれば初々しさもあると思うんですけど、TORINNERは最初から圧倒的な実力があり、ビジュアルも洗練されていて。全てが完璧なので、そう見えるように、立ち振る舞いなど、ちょっとしたところも意識して演じています」

——1話の初登場シーンでは空港で大勢のファンに出迎えられていて…スター感がありました。

「そうですね(笑)。そういう場面でもかっこよく歩いて、ファンへの対応もスマートで余裕ある感じを意識しました」

——志賀さんが演じるアイクはどんなキャラクターですか?

「TORINNERはクールでかっこいい印象が強いのですが、空港のシーンではアイクだけ衣裳が半ズボンだったり、かっこよさの中に可愛らしさもある人物なんです。表情もずっと無表情でクールなのではなく、笑顔だったり、柔らかさも意識して演じています」

——K-POPグループのメンバーを演じるために韓国語も勉強されたと思いますが、大変だったのでは?

「発音に苦戦しました。撮影に入る前から、語学学習アプリで勉強して単語を覚えたり、イントネーションも練習したりしましたが、本当に合っているのか不安で…。やっぱり韓国の方に聞くのが一番正しいと思い、(TORINNERの)韓国人のふたりHOJIN君(ヨヌ役)とISAAC君(ニック役)に『合ってる?』と聞きながら撮影していました」

——TORINNERの5人とはすぐに打ち解けられましたか?

「みんな人見知りで、最初はあまり話せなかったのですが、(リョウ役の)岩瀬洋志君がムードメーカー的存在で、率先して盛り上げてくれたおかげで徐々に話せるようになっていき、打ち解けることができました」

——アイクはグループのダンスリーダーという設定ですが、実際も志賀さんがダンスリーダー担当だとお聞きしました。

「そうですね。普段、ICExというダンスボーカルユニットで活動していますし、ダンスは得意なので、(踊る際の)カウントを取ったり、振りの細かいニュアンスを教えたりすることもありました。そういう中で、自然とコミュニケーションも生まれ、メンバー間の距離も縮まり、グループとしてまとまっていったと思います」

——TORINNERのパフォーマンスで一番意識されているのはどんなことですか?

「どこかに余裕があるとかっこよく見えると思うので、いい“抜き感”を意識しています。全てが全力だと、あせあせして見えるので、抜くところは抜いて、メリハリをつけるようにしています」

——TORINNERが歌う『Top Tier』のレコーディングはいかがでしたか?

「韓国語での歌唱は正直、大変でした。歌詞にはカタカナで読み方が振ってあり、それを見て練習したのですが、口や舌の動きで発音も変わってきちゃいますし、(歌詞の)意味もしっかり理解した上で歌わないと、曲の世界観や込められた思いなどが伝わらないので難しかったです。そのぶん、うまくいった時はめっちゃ嬉しかったですね(笑)」

——YouTubeで配信されているMVもクールでかっこいいです。

「完成度の高いものに仕上がっているんじゃないかと! ダンスシーンはいろんな角度から撮るので何度も踊ったりして大変でしたが、すごくかっこいいですし、リップシーンはみんなでワイワイしながら楽しく撮影できました」

——志賀さんを含め、岩瀬さん以外の4人はボーイズグループで活動されていますが、俳優が本業の岩瀬さんのパフォーマンスなど、どんな印象をお持ちですか?

「岩瀬君は自分の見せ方がうまくて、本当にすごいなと思います。僕はもともと岩瀬君のインスタをチェックしていて、撮影時のポーズを参考にしたり、ライブの時は岩瀬君の写真をヘアメイクさんに見せて、髪型を真似させてもらうこともありました(笑)。だから今回、岩瀬君と一緒にTORINNERを演じると聞いたときは驚きましたし、頑張ろうと思いました」

——“真似していた”エピソードは岩瀬さんにも伝えましたか?

「インスタを見ていたというのは話しましたが、ヘアメイクまでは言っていないです(笑)。実は以前、同じ作品に出させていただいた時に連絡先をお聞きしていて。岩瀬君と同じ髪型にしたくて、直接LINEして美容室を教えてもらい、同じ美容室に行くほど大好きです(笑)」

——劇中でTORINNERのライブシーンも出てきましたが、撮影された感想は?

「お客さん(エキストラ)がたくさんいたので緊張しましたし、不思議な気持ちにもなりました。普段のライブではパフォーマンスする部分しか見せないけど、撮影ではカットがかかるごとに、自分たちのオフの姿をお客さんに見せることになるので、見られ方なども気にしたりして…。でも、なかなかない経験なので、楽しかったです」

——2月6日放送の4話ではアイドル達の運動会が描かれますが、ICExも登場されるそうですね。

「ゲスト出演という形で、ICExや太ちゃん(イロ役の松瀬太虹)のグループ(The Right Light)も来てくれて。ちょっと不思議な感覚になりました。撮影の合間にICExのメンバーと話していると、“今は、どっちの自分?”って感じで(笑)。でも、すごく楽しい時間でした」

——今回の役では演技に加えて、歌って踊って、韓国語も習得されて…と、プラスアルファの要素が多いですよね。そういう役柄に挑戦されていることをどのように感じていますか?

「すっごく楽しいです。今はグループをふたつ掛け持ちしているような感覚なのですが(笑)、TORINNERとICExでは楽曲のテイストも全然違いますし、ICExではできないことも多いので、本当に貴重な経験をさせてもらっているなと。だからこそ一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいです」

——本作での経験が、今後のアーティスト活動にも繋がっていきそうですね。

「僕は、ICExではけっこうフワフワしているんです(笑)。でも、TORINNERを演じたことでかっこいい振る舞いや表情の作り方なども身についたかなと思うし、ダンスや表現に対する意識も上がったと思います。これまで人に教えることはあまりなかったので、教えたり、伝えることで成長できた部分もあるし、自分もさらにレベルアップしなきゃなと改めて思いました」

——昨年はドラマで主演を務め、今年は大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演されるなど、役者としても活躍されていますが、俳優業に対する思いは?

「ありがたいことに演技のお仕事も増えているのですが、自分はまだまだ未熟で、力が足りないと思っているので、もっともっと演技力を磨いてきたいです。今回、(主演の)中村倫也さんを始め、他の俳優さん達の芝居からたくさんの刺激を受けていますし、勉強になることも多いので、それを盗んで、吸収して、頑張っていきたいなと思っています」

——中村さんのお芝居のどんなところに魅力を感じますか?

「まさに“吾妻さん”そのものなんですよね。吾妻潤という人物が実在するんじゃないかと錯覚するぐらい、役にハマっていて。そこに持っていくまでの過程など、役づくりも気になりますし…。自分もそんなふうに表現できる人間になりたいです」

——では最後に、今後のドラマの見どころを含め、メッセージをお願いします。

「TORINNERとNAZEのライバル関係もさらにバチバチしていくので、展開を楽しみにしていただきたいですし、TORINNERのパフォーマンスにも注目してもらえたら嬉しいです。それで“推し”を見つけてもらえたら…」

——アイク推しになってほしい?

「そうなってもらえたら最高に嬉しいです!(笑)」


●プロフィール
しが・りく
2004年5月20日生まれ、福島県出身。主な出演作に『スノードロップの初恋』(カンテレ・フジテレビ系)、主演ドラマ『六月のタイムマシン』(BS12)『ひとりでしにたい』(NHK)など。今年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも織田信長の小姓役で出演し大きな注目を集める期待の若手俳優。ファースト写真集を4月に発売予定。ダンスボーカルユニット「ICEx」のメンバーとしても活動する。


●作品紹介
金曜ドラマ『DREAM STAGE』
脚本/紗嶋涼 山浦雅大
演出/松木彩 吉野主(SDP) 金澤友也(テレパック)
出演/中村倫也 池田エライザ NAZE 岩瀬洋志 森香澄 キム・ジェギョン ハ・ヨンス イ・イギョン 
主題歌/NAZE『BABYBOO』

舞台はK-POP業界。元・天才音楽プロデューサーの吾妻は韓国の弱小芸能事務所に所属する落ちこぼれボーイズグループ・NAZEをプロデュースすることに。ライバルである大型新人グループ・TORINNERとの対決など、様々な苦難を乗り越えながら音楽業界の頂点を掴むために突き進んでいくK-POP版“スポ根”ドラマ。TBS系・毎週金曜夜10時~放送中。