多彩な魅惑のメニューと、料理談義を楽しむイタリアン居酒屋 松陰神社【料理とお酒 おきなや】
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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。
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知る人ぞ知る美味しい小体な店が集まることで話題を集めている松陰神社。この「料理とお酒 おきなや」もそんな一軒。

イタリアン居酒屋と名乗ってはいるが、本格的なイタリアンをくつろいだ雰囲気で楽しめるのがうれしい。ご主人のタケオさんは日本のイタリアンの草分けである飯倉片町にあるキャンティで修行後、人気の居酒屋などを経てこの店をオープン。

旬の素材を多彩に仕上げた魅惑の品々が手書きのメニューにずらりと並ぶ。それをソロオペで手際よく仕上げていく様子が眺められるオープンキッチンのカウンター前はさながらアリーナのよう。軽やかに鍋を煽る姿がカッコいいことといったら……。

まずはお刺身の盛り合わせ的存在という有機野菜のサラダからスタート。こだわりの野菜に絡むのはホワイトバルサミコと胡桃オイル。

シンプルの極みだけれど、自宅では絶対に真似できないプロの技を思い知らされる。その日のおすすめの鮮魚をアレンジしたカルパッチョやグリルなども組み合わせの妙に唸らされることしかり。

水だこには八朔の果汁を加えたカリフラワーのピューレを、ほどよく寝かせたかんぱちには皮と果汁を煮詰めてから果肉と合わせたフルーツトマトを合わせるなど、どちらにしようか迷えば、「では盛り合わせにしましょうか」と臨機応変に応えていただけるのもありがたい。
今や定番のブッラータとフルーツの組み合わせも、そのままではなくフルーツを煮詰めたコンフィチュールを生の果肉と組み合わせてひと工夫。
「そのままは嫌なんですよね。なんかしたくなっちゃう」とどこまでも探求熱心なタケオさん。料理法も余すことなく気軽に教えてくれるので料理談義も楽しいのなんの。


色々いただいた締めはやっぱりパスタを。秋にいただいた、秋刀魚を香ばしく焼いて青唐辛子、肝ソース、からすみとあわせたパスタは絶品だった。

生のマッシュルームを削りかけたものや山利の釜揚げしらすとたっぷりの香味野菜などどれもこれも食べてみたいものばかり。


ぜひ食べたいのがキャンティ仕込みのバジリコの伝説のパスタ。注文が入るたびに限界まで細かく刻んだ大葉がたっぷり。ここに粉チーズとタバスコをかけていただくのがたまらない。これだけは事前に予約が必要なので、席の予約をする際に注文しておくのをお忘れなく。

デザートもラムレーズンを添えたキャンティ仕込みのプリンを。店内に流れる懐かしのJポップをBGM(楽しい♪)に自家製レモンサワーやこだわりのワインを片手に今夜も腹パン必至。

DATA
料理とお酒 おきなや
住所 〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-3-18 巴マンション 102
営業時間 17:30~23:30(L.O. 22:30)
電話番号 03-6432-6336
定休日 不定休
Instagram @okinaya_shoinjinja
*次回は2月27日更新予定です。
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