【後編】大人気の植物療法士・森田敦子先生に聞く、秋の始めに知っておきたい自然ぐすりとは…


4万部突破!
こころとからだの不調に効く!
 
『自然ぐすり』重版記念!
大人気の植物療法士・森田敦子先生に聞く、秋の始めに知っておきたい自然ぐすりとは… 

著書の『自然ぐすり』が4万部突破の植物療法士・森田敦子先生への特別インタビュー第2弾!
今回は、よくある症状や家族のために取り揃えておきたい自然ぐすりを教えていただきました。

 

002
寝ているときに足がつって困っています。
足のつりを予防するにはどうしたらいいですか。

 

atsukomorita
足がつったり、こむらがえりを起こしたりというのは、冷えや疲れ、脱水症状、血行不良などが原因で起こります。ビタミンA、B群、Dなどが不足するのもよくありません。食べ物では青魚レバー、βカロテンが多く含まれる緑黄色野菜などを摂りましょう。

1日中ヒールで歩いていれば足に緊張感を与えることになりますので、夜マッサージするのもおすすめです。むくみをとる効果のあるサイプレスジュニパーベリー、血行をよくするローズマリーなどの精油をベースオイルに垂らし、ふくらはぎをマッサージしてください。

 

008
めまい、ふらつきなどが起こったときにいい自然ぐすりを教えてください。

 

atsukomorita
めまいは原因にもよるので、とりあえずの対処法になりますが、すっきりする精油を使ったヘッドマッサージがおすすめです。ペパーミントユーカリレモングラスなどの精油をベースオイルに垂らし、頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」というツボのまわりをヘッドマッサージしてみてください。睡眠が足りていなかったり、自律神経の乱れでふらつきがあるときなどはすっきりするはずです。

 

007
主人の元気がなく、聞くと仕事の忙しさで疲れがたまり、何もやる気が起きないと言います。
男性にもいい自然ぐすりはありませんか?

 

atsukomorita
やる気が出ないなど、元気がなくなっているというのは、精力が衰えている状態です。そんなとき、男性にも女性にもいいのが高麗人参。ドラッグストアにいけば高麗人参のサプリメントやエキスも売っていますし、ご夫婦で参鶏湯など食べにいくのもいいと思いますよ。

また、メンタルのやる気を引き出すなら、香りを使ってみるのもいいでしょう。男性ならサンダルウッドシダーウッドローズウッドひのきなどの精油を、女性ならネロリジャスミンベチバーパチュリフランキンセンスなどの精油を使って香りを楽しんでみて。気持ちが高揚してエネルギーが出てくるのを感じられると思います。

 

006
森田先生ご自身が、旅行のときなども常に持ち歩いている自然ぐすりはどんなものがありますか?

 

atsukomorita
わが家には小学生の子供がいるので、切り傷やヤケドにいいラベンダーティートリーの精油は欠かせません。ラベンダーティートリーの精油をエタノールに混ぜ、精製水を加えた消毒液は必ず持ち歩いています。

このほか、自分のマッサージ用にはジャスミンネロリなどの精油をベースオイルに垂らしたマッサージオイルを持っていきます。また、この秋から一部医療機関で販売を開始する、肩こりや腰痛に効くリリーフオイル(インティメール)も旅行には最適。来年には店頭やWEB・通販などでも発売する予定です。

 

 

『植物や食べものの手当てでからだとこころの不調をととのえる
自然ぐすり』(森田敦子:著)
風邪や胃痛などのちょっとしたからだの不調から、女性特有の悩み、美容やこころの不調まで、症状別に効く自然の食べ物や精油、ハーブティーなどを紹介。発売即重版となり、現在4万部突破。

 

注意点&免責事項
フィトテラピーは、日本では医療行為ではありません。ここに掲載されている内容は、植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任においてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 

森田敦子(もりた・あつこ)
日本での植物療法の第一人者。サンルイ・インターナッショナル代表。大学卒業後、念願だった航空会社の客室乗務員の仕事に就くも、ダストアレルギー気管支喘息を発病。その治療として植物療法に出会い、驚くほどの効果を実感。本場のフランスで学びたいと、航空会社を退職し渡仏。フランスでは4年間滞在し、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学ぶ。 帰国後、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するため、会社を設立。2003年には日本バイオベンチャー大賞近畿バイオインダストリー振興会議賞受賞。AMPP認定・植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」を主宰するほか、植物療法と医療とのコラボレートや商品開発など、多岐にわたって活躍。2014年、自身の念願の夢であったエルボリステリア(植物薬局)をコスメキッチンにて監修。
http://intime-cosme.com/
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Written by nishikawa

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