【後編】大人気の植物療法士・森田敦子先生に聞く、秋の始めに知っておきたい自然ぐすりとは…
4万部突破!
こころとからだの不調に効く!
『自然ぐすり』重版記念!
大人気の植物療法士・森田敦子先生に聞く、秋の始めに知っておきたい自然ぐすりとは…
著書の『自然ぐすり』が4万部突破の植物療法士・森田敦子先生への特別インタビュー第2弾!
今回は、よくある症状や家族のために取り揃えておきたい自然ぐすりを教えていただきました。
寝ているときに足がつって困っています。
足のつりを予防するにはどうしたらいいですか。
足がつったり、こむらがえりを起こしたりというのは、冷えや疲れ、脱水症状、血行不良などが原因で起こります。ビタミンA、B群、Dなどが不足するのもよくありません。食べ物では青魚やレバー、βカロテンが多く含まれる緑黄色野菜などを摂りましょう。
1日中ヒールで歩いていれば足に緊張感を与えることになりますので、夜マッサージするのもおすすめです。むくみをとる効果のあるサイプレスやジュニパーベリー、血行をよくするローズマリーなどの精油をベースオイルに垂らし、ふくらはぎをマッサージしてください。
めまい、ふらつきなどが起こったときにいい自然ぐすりを教えてください。
めまいは原因にもよるので、とりあえずの対処法になりますが、すっきりする精油を使ったヘッドマッサージがおすすめです。ペパーミントやユーカリ、レモングラスなどの精油をベースオイルに垂らし、頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」というツボのまわりをヘッドマッサージしてみてください。睡眠が足りていなかったり、自律神経の乱れでふらつきがあるときなどはすっきりするはずです。
主人の元気がなく、聞くと仕事の忙しさで疲れがたまり、何もやる気が起きないと言います。
男性にもいい自然ぐすりはありませんか?
やる気が出ないなど、元気がなくなっているというのは、精力が衰えている状態です。そんなとき、男性にも女性にもいいのが高麗人参。ドラッグストアにいけば高麗人参のサプリメントやエキスも売っていますし、ご夫婦で参鶏湯など食べにいくのもいいと思いますよ。
また、メンタルのやる気を引き出すなら、香りを使ってみるのもいいでしょう。男性ならサンダルウッド、シダーウッド、ローズウッド、ひのきなどの精油を、女性ならネロリ、ジャスミン、ベチバー、パチュリ、フランキンセンスなどの精油を使って香りを楽しんでみて。気持ちが高揚してエネルギーが出てくるのを感じられると思います。
森田先生ご自身が、旅行のときなども常に持ち歩いている自然ぐすりはどんなものがありますか?
わが家には小学生の子供がいるので、切り傷やヤケドにいいラベンダーやティートリーの精油は欠かせません。ラベンダーとティートリーの精油をエタノールに混ぜ、精製水を加えた消毒液は必ず持ち歩いています。
このほか、自分のマッサージ用にはジャスミン、ネロリなどの精油をベースオイルに垂らしたマッサージオイルを持っていきます。また、この秋から一部医療機関で販売を開始する、肩こりや腰痛に効くリリーフオイル(インティメール)も旅行には最適。来年には店頭やWEB・通販などでも発売する予定です。
『植物や食べものの手当てでからだとこころの不調をととのえる
自然ぐすり』(森田敦子:著)
風邪や胃痛などのちょっとしたからだの不調から、女性特有の悩み、美容やこころの不調まで、症状別に効く自然の食べ物や精油、ハーブティーなどを紹介。発売即重版となり、現在4万部突破。
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