【INTERVIEW】WILD BLUEが1stアルバム『CURVE』をリリース。初のアルバムに込めた想い、そして9月19日からスタートする全国ツアーの意気込みを聞いた。

【INTERVIEW】WILD BLUEが1stアルバム『CURVE』をリリース。初のアルバムに込めた想い、そして9月19日からスタートする全国ツアーの意気込みを聞いた。


現在放送中のドラマ『告白-25年目の秘密-』などに出演し、俳優としても活躍する山下幸輝をリーダーに、宮武颯、鈴川直弥、池田優斗、鈴陽向からなる5人組ボーイズグループ、WILD BLUE。昨年9月には幕張イベントホールでのデビュー1周年公演を成功させ、今年に入ってからも『Glitch』『You』『EGO』とデジタルシングル3曲を立て続けにリリースし、その存在感をますます大きなものにしている。そんな彼らが、満を持しての1stアルバム『CURVE』をリリース! ビクターエンタテインメントとのタッグで踏み出す新たな一歩となる、アルバムに込めた想いをメンバーに聞いた。

撮影/森崎純子 文/本嶋るりこ 

左から鈴陽向、池田優斗、山下幸輝、宮武颯、鈴川直弥

――まずは、それぞれが思うアルバム『CURVE』の聴きどころを教えて下さい。

山下幸輝(以下、山下)「『EGO』です! 聴きどころというか、パフォーマンスも含めてなんですけど。この曲は僕が振り付けに関わったこともあって思い入れのある曲です」

池田優斗(以下、池田)「1stアルバムなのでこれまでの楽曲も入っていますけど、それとはひと味違う曲もあって、僕らのいろんな顔を見れる作品になっています。楽曲の幅が広がったぶん、ライブの演出やパフォーマンスでもできることが広がったんじゃないかな。大人っぽい楽曲もあるし、スタンドマイクを使った楽曲もあるし。見ても聴いても面白い作品になったと思います」

宮武颯(以下、宮武)「新曲が8曲入ってるしね。新しいWILD BLUEに出会えるようなアルバムになっているはず」

鈴川直弥(以下、鈴川)「歌詞にも注目してもらいたいですね。それぞれ違ったメッセージがあるので」

鈴陽向(以下、鈴)「今までの僕の曲調とはちょっと変化しましたが、その中にも以前までの僕達の色が残ったまま、新しい挑戦ができたアルバムです」

――リリースには、「進化の第一歩となるアルバム」とありますが、グループとしてはデビュー当時からどういうところが進化したと思いますか?

山下「歌、ダンス。あとは届けたい音楽も変化してきたねっていうのは、メンバー同士でも話しています。今まではわりと爽やかな印象の曲が多かったんですけど、もっと重低音のダンスナンバーに挑戦したくなったり」

鈴川「もちろん、そういう曲をやりたい気持ちは当初からありましたが、1stアルバムというアーティストとして大きな作品を出すにあたって、より自分達の色を出したかったし、これまでのWILD BLUEのパブリックイメージを変化させたかったので。だから、歌詞にもこだわったんです。何より、自分達が表現したいラフさや、その中にある重たさも感じ取ってほしい。“これ、WILD BLUEが歌ってるんだって驚かれるくらいになると最高ですね」

鈴「全体を通して、歌については成長を感じました。できあがりを聴いて、ちゃんと練習した成果が出ていたというか。自分でちゃんと手応えを感じられたので、そこが一番嬉しかったですね」

――先ほど山下さんはコレオ(振り付け)を担当した『EGO』を聴きどころとして挙げていましたが、ほかにもユニット曲があったり、バラエティ豊かな曲が揃ったアルバムですね。それぞれ好きな曲やこだわった曲はありますか?

鈴「全曲好きですけど、僕が特にいいなと思った曲は、ロックっぽい曲調に挑戦した『はやびきぶる〜す』です」

宮武「僕は『Freaky Friday』。歌詞の内容もオシャレで。まだこの曲だけ振り付けがついてないんですけど、ライブでは盛り上がるパートで使ってみたいですね」

池田「僕は個人的にもグループとしても、そしてSTARRY(WILD BLUEのファンネーム)としてもすごく大切な曲『君がいたから』。今回フルサイズになってSTARRY盤(FC盤)に収録されたのは大きいなと思います。もともとはイベント用につくった、ずっと前からあった楽曲なんですけどライブでもよく歌っていて。この曲はメンバーが作詞に携わっているんです。2番以降の歌詞で自分が歌うパートは自分で書いていて、自分の言葉が詰まってる楽曲でもあって。だから、ようやく届けられたなっていう思いが強いです」

鈴川「僕は『Afterglow』って曲が好きです。自分の好きな音楽に近いんですよね。今のボーイズグループはあまり歌ってない曲調だとも思うし。アルバムをつくっていく中で、自分達が“こういうことをしたい”ってことを伝えてできた曲だし、個人的には納得のいくサウンド感と曲調だったので聴いていてもエモいなって思います。アルバムの中で目立つ曲ではないですけど、必要な曲だなって思うので僕は好きです」

山下「僕は『EGO』以外で挙げるなら、『Better than yesterday』。これもパフォーマンスも含めてなんですけど、スタンドマイクを使った振り付けになる予定で。すごく雰囲気があって好きですね」

――今回のアルバムのレコーディングで印象に残っていることは?

山下「僕は『Afterglow』が難しかったですね。ローな印象で。けど、乗り切りました!」

池田「僕は『Better than yesterday』かな。個人的な話になるけど、R&Bっぽい大人な楽曲だから僕の声質だと難しくて。僕の場合は『はやびきぶる〜す』みたいな爽やかでノリノリな楽曲のほうが合う声質なので。いかに自分のよさを残しながら、この楽曲に溶け込むかをすごく考えて臨んだ思い出があります」

宮武「僕は全部です(笑)。全体のクオリティを意識してレコーディングしてたなって。今までは自分が得意とするものを出す! って感じだったけど、今回は全体のことを考えていました。1曲1曲のクオリティを意識して、その音に合うように。だから曲ごとにバンバン声も変えて録っているんですよ」

――曲ごとの歌い方の変化も意識しているんですね。

宮武「そうですね。今回は、曲ごとに役割がはっきりわけられてるなって感じていて。普通に歌う曲もあれば、ラップしかない曲もあったり。だからその曲に合わせて変えることは意識していました」

鈴川「僕は『カスミソウ』っていう優斗との初めてのユニット曲です。元々5人で歌ってた楽曲だったんですが、それを今回ふたりで歌うことになったんです。レコーディングに一番時間がかかりました。シンプルに歌う量が増えたってこともあるんですけど、歌で聴かせる曲なのでどうしようかな? って。めっちゃ集中力を使いましたね。ひとりで突っ走る歌じゃないので。でも、優斗とちゃんと差別化もして、曲の雰囲気を崩さずに歌わないと。支え合って支え合って、最後に盛り上がる曲なので、そこは優斗とも話したし、こだわりましたね」

――ユニットというのも、今までにない表現だったわけですもんね。

鈴川「そうですね。5人とは全然違う。ラップパートも元々は颯が担当してたし」

鈴「僕は『EGO』。サビはソロじゃなくみんなで歌っていて、被せたりもしているので、そのタイミングだったり、曲のテンション感まで自分を持っていくのが大変だったなって。練習は5人でできるけど、レコーディングではひとりで録りますから」

――リリースによると『CURVE』というタイトルに込められた意味は、「曲がるたびに進化してきた証」だとのことですが。グループにとって“CURVE”と言える、これまでのターニングポイントは?

鈴川「いっぱいあるよね。日々のささいな成長もそうですが、全国ツアーや幕張での1周年公演みたいに、自分達だけの単独ライブをどんどん増やして、そこで自分達がしたいことをどんどんやってきたことかな。その中で『こういう曲が欲しいよね』みたいなこともみんなで話し合ったことで、今回の『CURVE』という1枚ができあがったので。STARRYの前に立つたびにカーブしてきたんだろうなって思いますね」

――ライブはやっぱり、皆さんにとって大きいんですね。

池田「そうですね」

鈴「それこそ幕張イベントホールでのライブは印象に残ってます。今までの単独公演で一番大きい会場でしたし。1周年記念ということもあったので、よりSTARRY、そしてメンバーとの距離も近くなったライブになったからすごく思い入れがあります」

池田「僕は最初の全国ツアーですね。初めての地方公演だったし、いろんな地方のSTARRYに自分達のホームで会える機会だったので。そこでは、MCの難しさを感じましたね。それまでは外部のイベントに出ることが多かったので、そもそも尺が短かったし、宣伝と自己紹介くらいを決まった進行の流れに沿った形で話せばよかったんですけど、ツアーだとフリートークですから。地方ごとにリアクションも違いますし。だから誰がトークを回すのか、誰が合いの手を入れるのかというような点で“もっとこうしたほうがいいんだな”ってことや、逆に “ここでは、こうしないほうがいいんだな”ってことを各々が感じることができたいい機会になりました」

鈴川「僕は、この『CURVE』を制作している過程そのものがターニングポイントだったと思います。タイトルのとおり曲も変化球が多いですけど、結局何が一番大事かっていうと、自分が変化していかなきゃいけないなってこのアルバムをつくることで感じたんですよね。『EGO』や『はやびきぶる〜す』は、レコーディングの前にみんなで歌の練習をしたんですよ。そのことで気づいたこともたくさんあったし、グループとしても僕個人としてもすごく変化していった過程だったと思います」

宮武「今年1月に配信したデジタルシングル『Glitch』のMVが、初めて100万回再生を達成した時は自信がつきました。このMVでは初めてメンバー主体で構成を考えたこともあるし。それが結果として見えたので」

 ――今回はUTAさんがプロデュースを務めていますが、そのことについては?

山下「もう半端ないっすね。『EGO』は、僕達がUTAさんとミーティングして『こんな曲をやってみたい』って言ってできた曲で。できあがってデモを聴いたらグサグサ刺さって。『これだよ! これがやりたかったんだよ!』って。UTAさん、天才! …なんだけど、そのひと言でまとめてはいけないくらい人間性も素敵で。ずっと一緒にいたい方ですね」

鈴川「ヤバいっす」

山下「直弥は特にね?」

鈴川「うん。僕も作曲してるので。UTAさんってなんにでも染まれる人だなって思います。ご自身も言ってたんですけど『なじめるんだよね〜』って。だから僕らにもすごく寄り添ってくれるし、楽曲からも優しさが伝わりますよね。その中にUTAさんらしさもちゃんとあって…イズムがあるというか。メロディラインとかは特にそれを感じます。玄人のかっこよさがちゃんとあるんですよね」

――今回のアルバムリリースによって、改めて発見した5人の成長したところはどんなところですか?

鈴川「さっきも話しに出たけど、今回はグループみんなで歌の練習をしたんですよ。輪になって。アナログ的なんですけど、それが一番効果バツグンでした。そこは5人ともが成長したと思います」

――練習することになったきっかけは?

鈴川「颯が『そのほうが楽曲のクオリティが上がるんじゃないか』って提案してくれて。そもそも『CURVE』っていうタイトルも、颯が発案したんですよ。全国ツアーのリハの時だったよね?」

宮武「1stアルバムをリリースするにあたって、先にタイトルを決めて、それを軸に組み立てていきたいっていうレーベルの意向をもらって。それでみんなで考えたんです。で、どこから浮かんだかというと、野球からです(笑)」

山下「野球からなんや(笑)!」

宮武「変化球ってイメージが浮かんで」

――そこからグループの道程というイメージにも膨らんでいったんですね。

宮武「そうですね。だから、最初はニュアンスが若干違ってたというか。“いろんな道を通って、遠回りしたいよな”っていう気持ちからだったんだけど、そこから『進化の第一歩』っていう今のニュアンスに変わっていって」

池田「じゃあ、『ツーシーム』でもよかったのかな」

鈴川「何がやねん!」

宮武「あんまり…」

池田「そういうことじゃないの(笑)?」

――最終的には、自分達の進化への思いも含めての『CURVE』に落ち着いたということでいいですかね(笑)。

全員「はい!」

――9月19日からは、また全国ツアーも始まりますが意気込みを。

山下「アルバムを引っ提げてのツアーになります。新曲をパフォーマンスできるので、新しいWILD BLUEをぜひ見てほしいです。6公演、その1日1日を僕らと一緒に楽しみましょう!」

池田「ライブの帰りに僕達の楽曲を聴いて帰ってほしいですね。そのくらい記憶に残るライブをお見せできるように頑張ります。『WILD BLUEがこういうことをやり始めたよ!』って話題になるようなステージ、ツアーにできたらなって思います」

宮武「今までと明らかに曲数が違うので、長い時間、音楽だけでSTARRYと楽しめるようになるはず。だから、それをただただワクワクして味わってもらいたいです」

鈴川「全国6都市、1会場ごとに更新していくような楽しいライブにしたいです。“ノれる音楽、最高!”と思ってほしいし、僕達自身も“最高!”って思えるようなツアーにしたいです」

鈴「今、ツアーに向けてたくさん準備しています。ライブができるのは、STARRYが来てくれるおかげ。みんなのストレスが昇華できるようなパフォーマンスを届けたいですね。頑張ります!」



●プロフィール
ワイルド ブルー
山下幸輝、宮武颯、鈴川直弥、池田優斗、鈴陽向の5人からなるボーイズグループ。2024年9月にデジタルシングル『WILD BLUE』でデビュー。2025年4月には全国5都市を回る全国ツアーを開催。同年9月には千葉・幕張イベントホールでデビュー1周年公演を成功させる。7月22日に配信されたデジタルシングル『EGO』はMV再生回数が350万回再生を突破した。9/19の宮城公演を皮切りに全国6都市を回る今年のツアーは、すでに全公演ソールドアウト。


●作品データ
9/9(水)リリース 1st アルバム『CURVE』山下幸輝がコレオグラフィーに参加した最新デジタルシングル『EGO』や、山下主演のショートドラマ『バッドチョイス・グッドラブ』の主題歌『You』など全13曲を収録。サウンドプロデュースを東方神起やAI、三浦大知などを手掛ける音楽プロデューサー、UTAが手掛けている。通常盤のほか、特典映像Blu-ray付きの初回限定盤2種と、PHOTOBOOK+『君がいたから』を追加した全14曲収録のSTARRY盤(FC盤)もリリースされる。