【日本〇〇ブス図鑑】ビジネス科/キャリアウーマンブス

【日本〇〇ブス図鑑】ビジネス科/キャリアウーマンブス


  累計25万部を突破した「オトナ女子シリーズ」のイラストレーター・つぼゆりさんの連載がスタート!

「ブスが美人に勝るもの、それは推しへの愛」をテーマに、自身のオタク道から導き出した、「好きをこじらせてしまう、ブスの熱量」をアツく語ります!

 

「あたしの血液、たぶん仕事で出来てるんだよね〜」


女である前に、いま目の前の仕事を片付けることに熱中する人。
かっこいいですね。
口癖は「仕事は私を裏切らないから」。
これ、実は鎧なんです。だいたいこの発言に至る前に相手から「なんでそんなに仕事するの?」やら「もっと女磨けば良いのに」やら言われた後だから出る言葉。つまり傷ついたブスから発される言葉の鎧。
 
何に傷ついたのか? 
そんなもん、全てに傷ついてますよ。
まず美人だったら仕事ができなくても価値はたくさんあります。もちろん
その美貌を駆使して仕事で輝く人もいますけど。ブスはやろうと思ってもそのフィールドには立てないじゃないの、クソ。
では、好みに偏らず実績を積み重ねていけるものは何か?

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そう、「仕事」です。
 
単純に評価される。仕事ではいくら美人でも二十点は二十点、ブスでも百点は百点。裏切らないんです。
まれに学生時代は全く勉強ができなかったのに社会に出てからメキメキとキャリアウーマンブスになるタイプがいますが、学生時代って「ブスのくせに」とかみんな口に出したり行動にするから前に出れなかっただけですから。実際はデキるブスだったんです(きっと)。社会に出て生きやすくなったのです。

悲しいことに、「美人」以外の仕事ができる一般人は「仕事のできるブス」にまとめられがちかと思うのですが、キャリアウーマンブスはそんなの気にしません。

「ブ…何? それより仕事。これ終わらないと帰れないから」

生命の維持 〉 仕事 〉 遊び 〉 外見。

っか〜、惚れてまうやろ!

そもそも自分の見た目なんか自分が一番理解してますから。それを入社するまでの二十年そこらもウジウジメソメソしてるブスはどれだけ卑屈なの? 
そんな思考のキャリアウーマンブスだってたまには泣きます。でも立ち直りが早いんです。
「よしブスだ、じゃあ次の一手はどうしよう?」
って考えて行動する。かっこいいですね。「初音ミクはいいよな」とかバーチャルを妬んだりしないんですね。

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前向きなブスが仕事を出来るようになるのは時間の問題。
しかし「仕事ができるブス」って「仕事ができない美人」よりスタートが下なんです。全くの死角からのスタート。誰の目からみても背景になっている場所から始まります。そこから「仕事ができるブス」もとい「キャリアウーマンブス」になるまでに彼女はどれほどの努力と生活を捧げたことでしょう。ブスなことで傷ついたり、我慢することもあったでしょう。 
そんな彼女を支えたのもやはり仕事なのです。

仕事ありきの彼女。彼女ありきの仕事。一心同体。切り離せないものになっているんですね。では先ほど彼女が、他人からとやかく言われた後の鎧の言葉を振り返ってみましょう。

「仕事は私を裏切らないから」

この言葉をもし、仕事が聞いていたなら号泣もんですよ。
走り出して、雨の中彼女を抱きしめるでしょう…(韓流ドラマ参照)
いい話だなぁ。まずは仕事が走り出す未来をつくらないとな。

 

 

Written by tsuboyuri
tsuboyuri

つぼゆり(大坪ゆり)九州・大分県出身。多摩美術大学 情報デザイン卒業。フリーランスのイラストレーターとしてイラストレポや毎日の1コマ漫画など日々ゆるく生存中。自身も2.5次元、K-POPヲタク。

»http://cargocollective.com/tsuboyuri/12977878

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