宝塚歌劇 月組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』制作発表会
2018年5月8日、宝塚歌劇団月組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』の制作発表会が都内で開かれました。
ウィーンで誕生したミュージカル「エリザベート」。
宝塚版として1996年に初めて上演されてから、これまでの上演回数は1000回を超え、観客動員数240万人を突破した宝塚歌劇を代表する人気作です。
記念すべき10回目の上演となる今回の公演では、トート役を珠城りょうさん、エリザベート役を本公演で退団が決まっている愛希れいかさんが演じます。
パフォーマンスとして作品の代表曲を歌唱した後、演出家の小池修一郎氏、出演者がそれぞれ挨拶を行いました。
トートを演じるトップスター珠城りょうさん:
健康的なイメージの役が多い珠城さん。
「トート役をさせていただくというお話しを伺ったとき、正直、驚きました。ですが、実は私、死という役を演じるのは2回目でございまして、前回は『ロミオとジュリエット』の死の役を本公演でさせていただいております。
自分にないものに挑戦させていただけるということは、本当に役者冥利につきるといいますか、とても意欲が湧いてくるといいますか、すごく嬉しいことだと思います」
今回で退団となる相手役の愛希さんについては、
「学年が一つ違いということもありましたので、いい意味でお互い遠慮せずにぶつかりあいながら本当全身全霊でともに心をぶつけあって舞台を作ってきました」
「下級生の頃からともに切磋琢磨しながら、彼女が先にトップに就任したので、それを近くでずっと見守ってきた。彼女の舞台に対する真剣な姿であったりとか、妥協しない精神というのは常々感じていましたし、すごく努力の人だと思います」
とその魅力を語りました。
エリザベートを演じるトップ娘役の愛希れいかさん:
「この作品に出演できますこと、そしてエリザベートという役をさせていただけますこと、本当に幸せに思いますと同時に、とても身の引き締まる思いです。今まで見守っていてくださいましたすべての皆様に感謝の気持ちを込めて、私にしかできないエリザベートを精一杯務めてまいりたいと思います」
「(珠城さんは)懐の大きさと舞台にまっすぐ誠実に向き合っている姿は変わらないですし、やわらかいお人柄もずっと変わらない。お人柄がとても魅力だと思います」
今回の楽曲について、
「『私だけに』この曲はすごく憧れの曲でしたし、歌わせていただけてとっても幸せなのですけど、やはりとても難しいので本番に向けて精一杯練習したいと思います。『パパみたいに』はすごく歌えることがうれしいですし、あの場面が好きですし、彼女の一番根本をとても表している楽曲だと思いますので、とっても楽しみです」
と語りました。
演出家の小池修一郎氏:
「死のエネルギーは時に世界を滅ぼすのではないかというくらいの力があると思います。(トート役の珠城さんは)見事にエネルギッシュな死というものを演じ切るのではないかと楽しみにしております」
儚げなあり方と、力強い女性というあり方と、これまで二通りに演じられてきたエリザベートについては、
「今回、愛希れいかで、また新たにその両方の接点を表現していくことができるのではないかと。それを大変楽しみにしております」
と期待を述べました。
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三井住友VISAカード ミュージカル
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ
音楽/シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション/ウィーン劇場協会
潤色・演出/小池 修一郎
宝塚大劇場
2018年8月24日(金)~ 10月1日(月)
一般前売:2018年7月21日(土)
東京宝塚劇場
2018年10月19日(金)~11月18日(日)
一般前売:2018年9月16日(日)
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