些細なことでイライラ? 色々と不安? やる気が起きない……? そんな人への処方箋『タクヤ先生、漢方でこころを元気にする方法、教えてください!』
だれもが「こころ」を消耗している今、些細なことで必要以上にイライラしてしまったり、変化する世の中を不安に思っている人は、少なくないはずです。人間関係、仕事、家庭、本当はいろいろなトラブルを抱えながらも、「でも、病院にいくほどの不調でもないし」……。メンタルクリニック、精神科の敷居はいまだ高く、どこか不調を感じつつも、そのように自分の「こころ」を、ほったらかしにしていませんか?
本書『タクヤ先生、漢方でこころを元気にする方法、教えてください!』は、病院に行くほどではない“プチ不調”を抱えるあなたに、ぜひとも手にとってほしい一冊。予防医学を主軸とした中医学の観点から、「気がついたら深呼吸」「声を出して笑おう」といった日々の過ごしかた、「みんなに好かれなくてもいい」「まだやれるは限界のサイン」などのこころの持ちかたまで、楽しいマンガにクスッと笑いながら学ぶことができちゃうんです。
その不調が“本当の病気”になる前に……。ほったらかしの、あなたの「こころ」と向き合い、薬に頼ることなく、不調とオサラバしてみませんか?
他人への興味を捨ててみる!?
いつも他人の評価を気にしたり、他者からどう思われているかを気にしすぎて「こころ」が辛くなっている人は多いはず。でも、実は他人からの感情を過度に気にするということは、「他人が気になって仕方がない」ということの裏返しなんです。そもそも、どれだけ他人を気にしてみたところで、自分以外の人の感情や気持ちを完全に理解することなんて、できませんよね?
そこで、「人の気持ちなんてわからない! なら、考えるのをやめよう!」=「他人への興味を捨てましょう」ということです。そもそも「あなたがどんな行動を取っても、2割は好き、6割は行動次第でうつろう(どちらでもない)、2割は嫌いになる」という「2:6:2の法則」というものが存在することをご存知でしょうか? つまり、あなたがどんなに他人に好かれようと努力をしても、全員から好かれることなんて、ありえないんです……。
この法則を、頭の片隅に置いておくだけでも、少しは気持ちがラクになるはずですよ!
ため息をついても幸せは逃げない!?
「ため息をつくと幸せが逃げる」? NO! NO! 実は、ため息にはとっても素敵な効果がたくさんあるんです。
ため息が出るということは、心配事や悩みを抱えて、ストレスが大きいときですよね? おそらく、あなたの身体は筋肉が緊張して硬くなり、呼吸は浅くなっているはず……。そんなときの“バランス調整”にうってつけのアクションこそが、ため息なんです。ため息をつくには大きく息を吸う必要がありますよね。それに続いて、大きく息を吐く。
そう、ため息をつくことで、あたかも「深呼吸」のごとく、深い呼吸が自然とできちゃうんです! 深い呼吸をすることで、ストレスによって減ってしまった全身の血液の流れを増やし、身体がリラックスすることで自律神経のバランスを取り戻すこともできるでしょう。
どうか「幸せが逃げる」などと言わずに、しっかりため息をついてみてください!
ここでご紹介したのは、あなたの“こころを元気にする方法”の、ごくごく一部にすぎません。また、中医学にしっかりと基づいた“目から鱗”のライフハックは、ご覧の通り、誰にでもできるシンプルなものばかり! きっと、知ったそばから、あなたを元気づけてくれることでしょう。
さらに、本書『タクヤ先生、漢方でこころを元気にする方法、教えてください!』では、「不安感」「ヒステリー」「不眠」「パニック発作」「嫉妬」「対人恐怖症」「完璧主義」といった“症状別”の対処法についても、くわしい対処法を掲載しています。それぞれの症状にあわせた漢方薬もご紹介していますので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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『タクヤ先生、漢方でこころを元気にする方法、教えてください!』
杉山卓也 (著)