インフルエンザ予防に“紅茶”が効く!?
世界で愛される自然の万能薬「紅茶セラピー」


みなさんは、ふだん何気なく飲んでいる紅茶が、実は驚くべき健康効果を秘めていることをご存じですか?
本書『紅茶セラピー』は、現代の科学と技術の進歩により明らかにされた、さまざまな紅茶の可能性について解き明かす、待望の一冊です。

昨今、紅茶が、ウイルス撃退、血管の健康維持、ストレス解消、ダイエット、免疫力向上、口臭や歯周病……その他、あらゆる私たちの健康に関する困りごとに役立つことがわかってきました。

本書では、紅茶のもたらす健康効果のメカニズムをわかりやすく解説し、暮らしのなかに気軽に取り入れる方法について、ご紹介します! 

紅茶ポリフェノールの抗菌力で、あの“インフルエンザ”も撃退!?

今年も、あっという間にインフルエンザシーズンの到来。すれ違う人のせきばらいに、すでに戦々恐々としている方も多いかもしれません。
それもそのはず、今年はかなり早い時期から流行の兆しをみせており、なんと10月半ば時点で、すでに学級閉鎖の措置をとった小学校のニュースも! そこで、注目したいのが紅茶です。

実は、紅茶には、科学的に実証された“インフルエンザ予防効果”があるんです! それは、お茶の中でも紅茶だけが持つ成分「紅茶ポリフェノール」によるもの。
グツグツとよく沸いている熱湯で抽出すれば、紅茶ポリフェノールがしっかりと溶け出します。
コンビニなどで手軽に紅茶を買うのもいいですが、インフルエンザ予防の観点からおすすめしたいのは、朝の「1リットル紅茶」。1リットルの湯量に対し、3袋のティーバックで作り、15分ほどかけてゆっくりと抽出します。

多めに作って外出先に持参したり、また、冷めた紅茶をうがいに使ってもいいですね。ただし、ミルクティーにすると効果が落ちるため、注意が必要です。

インフルエンザシーズンにおすすめ「梅しそ紅茶」

インフルエンザの予防にも、その他の健康効果のためにも、まずは「紅茶を毎日の習慣にする」ことが第一のポイント。そこで、自然と毎日紅茶が飲みたくなる、おいしいレシピをご紹介していきましょう!

まずは、今の時期におすすめの、冷蔵庫にある食品で簡単に作れる、さっぱり軽い和風紅茶ドリンク「梅しそ紅茶」です。

【材料】(3〜4杯分)
ティーバッグ…2袋
熱湯…500cc
梅干…2個
しその葉…1枚

【作り方】
1、 あらかじめ温めておいたティーポットに、梅干と、しその葉を入れます。
2、 ポットに熱湯を注いでティーバッグを入れ、フタをして約3分蒸らします。このとき、ティーバッグは揺らさずに、静かに置いておきます。
3、 時間になったら、全体が均一になるようにティーバッグを上下左右に軽く振って取り出します。カップに注いで、できあがり。
※飲むときは、しその葉は取り除きます。梅干は、果肉をつぶして一緒に飲んでもよいでしょう。

 

ストレス解消にバッチリ「ベルガモットオレンジティー」

紅茶のもつリラックス効果も、科学的に立証された健康効果のひとつです。そのカギとなるのが、紅茶のもつ「香り」。紅茶の香りを嗅いだあとの脳波の状態を調べたところ、リラックス状態にあることを示す「α波」が増幅していたという報告があります。
また、紅茶には「香り」に加えて、飲むことによって得られるリラックス効果も。
それは、紅茶に含まれる「テアニン」によるもので、「香り」と同じく脳にα波を発生させることが明らかになっています。

ここでは、ダブルの香りで安らぎを感じられるレシピを紹介しましょう! ホットティーで紹介しますが、香りがしっかりしているので、アイスティーにもぴったりですよ。

【材料】(2〜3杯分)
ティーバッグ(アールグレイ)…2袋
熱湯…400cc
オレンジ(半月型スライス)…4〜6枚
※アイスティーの場合は熱湯を半量の200ccにし、グラスたっぷりの氷を用意します。

【作り方】
1、あらかじめ温めておいたティーポットに、熱湯を注いでティーバッグを入れ、フタをして約2分蒸らします。
2、時間になったら、全体が均一になるようにティーバッグを上下左右に軽く振って取り出します。
3、 カップにオレンジスライスを入れ、ホットティーを上から注いで、できあがり。

 

老けない体を作る「紅茶風味のオニオンスープ」

健康で長生きするために注意したいのが「生活習慣病」。
肥満、糖尿病、高血圧症、大腸がん、歯周病、進行すると心筋梗塞や脳卒中などの生命にかかわる病気のリスクにもつながります。その原因となるのが、「活性酸素」。過剰になった活性酸素は老化を早め、さまざまな病気を引き起こします。そこで注目したいのが、活性酸素を取り除く「抗酸化物質」。

抗酸化物質としてよく知られているものとして、野菜や果物などに多く含まれるビタミンC、E、βカロテンが挙げられますが、ここでも活躍するのが「紅茶ポリフェノール」! 紅茶ポリフェノールもまた、強い抗酸化作用を持っており、ある研究ではビタミンC、Eよりも強い抗酸化作用があることが明らかになっています。

この抗酸化物質は単体でも効果がありますが、ほかの抗酸化物質と一緒に摂取すると、相乗効果でさらにパワーアップするのだとか。そこでおすすめしたいのが、食事のメニューに紅茶を加えること。これは、食事と一緒に紅茶を飲むだけでなく、紅茶を料理に活用することも、含まれます。

そこで、紅茶液をたっぷり使った「紅茶風味のオニオンスープ」のレシピを紹介しましょう!

【材料】(2〜3杯分)
玉ねぎ…1/2個
ティーバッグ…1袋
水…500cc
コンソメの素…1個
醤油…小さじ1
塩、コショウ…少々
オリーブオイル…少々

【作り方】
1、薄くスライスした玉ねぎを、軽く熱してオリーブオイルを引いた鍋で、しんなりするまでよく炒めます。
2、鍋に水とコンソメの素をいれ、沸騰するまで煮ます。
3、沸騰したらティーバッグを入れて、弱火で約3分煮たあと、ティーバッグを取り出します。
4、醤油を加え、塩、コショウで味を整えて、できあがり。

紅茶の本場、イギリスで最初に登場したとき、「万病に効く神秘の薬」として紹介された、茶。
その言葉があながち嘘ではなかったことが、おわかりいただけたかと思います。
しかし、ここでご紹介したのは、紅茶のもつ健康効果&レシピの、ごくごく一部にすぎません。

本書では、紅茶の驚くべき効能のほか、おいしいいれ方やアレンジレシピ、紅茶の基礎知識まで、紅茶のスペシャリストが長年の経験から得た、紅茶の健康効果を高めるための飲み方のコツや、暮らしへの取り入れ方まで、惜しみなくたっぷりお伝えします。

本書を片手に、いますぐ紅茶で、あなたの生活を豊かに、健康に満たしませんか?

 

\9月27日(金)発売!/
紅茶セラピー ~世界で愛される自然の万能薬~

斉藤由美:著、冨田勲:監修

斉藤由美(さいとう・ゆみ)
英国紅茶研究家、ライター。日本紅茶協会認定ティーインストラクター、ティーアドバイザーの資格を持つ。東洋大学文学部卒業後、ブルックボンド紅茶を扱うメーカーに入社、総務部で人事を担当したあと、「ブルックボンドハウス」副支配人として紅茶教室の企画を担当、人気紅茶教室の基礎確立に貢献。その後、ユニリーバに転籍し飲料マーケティングに所属、リプトンのPRを担当した。
現在は、紅茶専門店&紅茶スクール「イギリス時間紅茶時間」(秋田県大館市)のオーナーとして、ティールーム、ショップ、紅茶スクールを運営。秋田市、青森県弘前市のカルチャースクールでも紅茶講座を担当するほか、紅茶セミナーや講演などの活動も行う。自身がプロデュースし、同行する「イギリス紅茶ツアー」なども実施。近著『しあわせ紅茶時間』(日本文芸社)は、台湾・韓国でも翻訳出版された。著書はほかに、『すてきな紅茶時間』(PHP 研究所)、『英国紅茶の贈り物』(KK ベストセラーズ)など。秋田県大館市在住。