ボディソープで洗ってはダメ! 女性がデリケートゾーンのケアをしなければいけないこれだけの理由

ボディソープで洗ってはダメ! 女性がデリケートゾーンのケアをしなければいけないこれだけの理由



植物療法士の南上夕佳さんに、女性が取り組むべき「からだづくり」について語っていただく連載。
20代で若年性更年期障害と診断された南上さんが、
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたこと。

第7回は、女性にとって最も繊細にケアしなければいけない、デリケートゾーンの話。


私がいつでも妊娠できるようなからだづくりを意識したのは、30歳すぎてからでした。
産むこと、産まないことの選択肢の中で、いつか産みたいと思ったときのために妊娠力を高めておこうと思い、まずやり始めたのがデリケートゾーンのケアです。
デリケートゾーンとはショーツに隠れるV.I.Oゾーンのこと。当時私はデリケートゾーンも普通に毎日ボディソープで洗っていました。

(イメージ:写真AC)

その頃、自然ぐすりの勉強をして初めて知ったのですが、デリケートゾーンをボディソープでゴシゴシ洗うのはNG! 
なぜかというと、女性の膣内のpHはおよそ3.8〜4.5の弱酸性を保っています。このpHを保つことで膣内に存在する常在菌がうまく働き、細菌などの外敵から身を守ってくれるのです。
ところがほとんどのボディソープや石鹸はアルカリ性。ボディソープで洗うことによって、膣内のpHが崩れてしまううえ、洗いすぎで常在菌が洗い流されてしまうため、膣が外敵にさらされることになります。

さらに外陰部と呼ばれる大陰唇や小陰唇のあたりは顔の皮膚より薄く、水分も少なく乾燥しやすい特性があります。
若年性更年期障害を経験していた時は、全身の乾燥に悩んでいました。もちろん膣の乾燥もありましたから、デリケートゾーン専用のソープを使って乾燥させないように洗うことが大切だとすぐに理解できました。

しかも、デリケートゾーンはからだの中のどの部分より経皮吸収力(皮膚を通じて成分を吸収する力のこと)が高いとのこと。腕を1とした場合、デリケートゾーンは42倍の吸収率があると言われています。専用ソープを使わなければいけない理由がわかりますよね。

女性ホルモンは卵巣から分泌されているので、卵巣から近いデリケートゾーンを洗ったり保湿したりするケアは、卵巣や子宮回りの循環を良くすることにつながります。手を使ってやさしく洗って、やさしく保湿クリームを塗る皮膚の少しの刺激や、クリームなどに入っている植物エキスで血液循環が変わります。

子宮まわりの血液循環がよくなることは、卵巣機能が高まることにくわえ、血液にのって流れるホルモンにとっても、大切なことです。
特に妊娠を希望している女性は意識して専用のケアをしていきましょう。

(イメージ:写真AC)

専用ソープは泡立てて優しく洗うことがポイントなので、泡立ちの良いものを選びましょう。
デリケートゾーンケア商品は今たくさん売られていますが、香りも選ぶ上では重要ですね。
できれば人工香料ではなく天然精油の香りのものがおすすめです。その植物のもつ力も借りながら、深呼吸したくなる自然の香りで毎日洗うことで自律神経や女性ホルモンなどが整いやすくなるからです。

香り付きのもが苦手な方には、フレグランスフリーなどの商品を使うのもいいでしょう。
デリケートゾーン専用のソープを使うようになって、においやムレが気にならなくなり、潤いも保てるようになりました。
そして、なんといっても普段秘めているデリケートゾーンをケアすることが、女性としての自分を肯定できるような特別な時間になっていくことに気がつきました。デリケートゾーンのケアから、もっとからだのことやからだの中のことへ目を向けられるきっかけになると思います。

デリケートゾーン専用のソープで洗ったら、必ずデリケートゾーン専用のローションやクリームで保湿することも忘れずに! 洗ったまま過ごすと、乾燥がひどくなって黒ずみの原因にもなってしまいます。

Written by nanjou yuka
南上夕佳

南上夕佳(なんじょう・ゆか)/植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表。

ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。
日本における植物療法の第一人者 森田敦子に師事し、森田と共に啓蒙活動を行いながら、自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。確かな知識と、実際の経験に基づいた説得力のある講義は、明解でわかりやすいと定評がある。著者に「自然ぐすり生活 」(小社刊 )。

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